家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

灰の掃除

2018-03-05 11:35:26 | Weblog
この時期春野に到着して雨戸を開け、次にやることは薪ストーブの掃除だ。

灰を取り出してお茶缶に移しストーブの窓ガラスにこびり着いた茶色のヤニを取る。

その後今日の薪を燃し始める。

お茶缶に一定程度溜まると灰と燃えかすを選別して灰だけをビニール袋に入れて保管する。

だいたい1ヶ月に1回の割でお茶缶を空にする。

室内の洗濯物干しの古いものを利用して、その下にビニール袋を設置し、その上に昔の米研ぎ網を置き、その中にお茶缶から灰を3回に分けて投入しフルイにかける。

灰は風が撒き散らすため辺りは灰だらけになる。

自分の靴やズボンはパンパンと払う。

地面に落ちても差し支えない場所で行うので、それらは植物の栄養となる。

米研ぎ網に残るのは燃えかすである炭や燃えなかった木片などだ。

それらは、その時に思いついた植物に与える。

選別はおよそ30分ほどの時間を要する。

この作業が少し無駄に思えてきた。

いちいち溜まった灰を処理するから時間を食うのであって、その都度処理していれば簡単なのに。

ネットで調べてみると、やはりあった。

寺や葬儀社では線香立てなどは毎回専用の器具を使ってきれいにしている。

私の考えていた通りの器具が既に使われていた。

私は今使っているお茶缶を使うことにした。

お茶缶の途中にフルイ用の網を置いて、そこに灰を入れてお茶缶のフタを閉めてからお茶缶を揺することで手間とホコリを出さないようにとの思いだ。

まずは1回で出てくる灰の量を確かめてお茶缶のどのあたりにフルイを設置するかを決めた。

フルイは、それ自体が茶筒よりかなり細いので、その周りに隙間テープを巻いて合わせた。

フルイが下に落ちてしまわないように茶筒の3箇所に穴を開けてビスを通しておく。

試してみた。

部屋の中でお茶缶の蓋を閉めて揺すってみる。

しばらくそのままにしてホコリが出ないころを見計らって蓋を空ける。

「やったー」ニンマリ。