家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

ナタとノコ

2010-01-26 09:12:47 | Weblog
ナタとノコのセットを兼帯(ケンタイ)という。

これを腰にぶら下げて山仕事に行く。

私のケンタイはフリーマーケットで購入した980円の物。

ノコは折れるしナタは砥いでも切れない。

そこでY爺さんに教わった店で新しく購入した。

大きさは様々ある中で私は中程度の物にした。

ナタと鞘(サヤ)が決まるとノコも、それに合わせて決まる。

早速春野に持っていった。

道端にいたY爺さんに見せた。

「これならどこに出しても恥ずかしくないですよ」と言われた。

「この大きさは私の妻の物と同じくらいだね」とも言った。

一旦帰宅して奥さんの物も持ってきた。

私のより一回り小さな物だった。

Y爺さんの物は、これよりかなり大きくて特別に打ってもらった特注品だ。

「よく切れるで、気をつけなさいよ」と言って帰っていった。

さて山に入って試してみた。

ナタは柔らかな草でもすんなり切れる。

また今までの物との違いは振り下ろす距離だ。

今までは切れないものだから思い切り力を入れる必要があり従って切る物との距離が多く要った。

だが今度は、さほど力を入れなくても切れるため至近距離から手首のスナップだけでスパッと切れる。

ノコも軽く挽ける。

これは能率が良くなったと感じた。

私は右利きだから左の腰にケンタイを付ける。

そしてケンタイはヒモで腰に巻く形をとる。

これは、ある程度緩い状態にしておかないと山の上り下りで中身がサヤから外れて落下しないようにとの配慮だと思われる。

また仕舞うときにはヒモをナタとノコの握り部分に絡ませておくということにも利用する。

道具が良くなると何だか「できる」男に感じてしまう。

まだまだ修行が足りないことは分かっているのだが。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (山水)
2010-01-26 17:35:34
春野にある山仕事用の道具や衣類を販売してる店が
評判いいと
以前聞いたことを思い出しました
切れ味が良いと体力も使わなくて済みます
私はナタを持つのが恐怖です
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山水様 (無職無収)
2010-01-27 16:04:25
古いナタを砥いでみました。
とてもきれいになりました。
でも、やはり銘は入っていませんでした。
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