家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

二人の釣り師とボラ

2024-04-22 16:16:28 | Weblog

竜洋町にできた「イチゴ空中農園いわた」というイチゴ専門の農園に行った。

段ボールのフタのような物に入っていて1500円で食べきれないほどある。

そこではいちご狩りもできるのだが4月1日~5月6日までは一般(中学生以上)2000円ということだ。

「45分間食べ放題」ということなのだがさきほど食べきれないほどのイチゴを見た後では、さすがにあの量を500円分上回って食べられる気はしない。

別の野菜を買いに「しおさい竜洋」という日帰り風呂とレストランと売店のある建物に行った。

ここは竜洋海洋公園オートキャンプ場が隣にあるので、それぞれの施設が賑わっている。

私は妻が買い物をする間に散歩をする。

1時間あれば遠州灘の釣りを見て帰るくらいはできるから楽しく歩ける。

今日は駐車場から歩き始めてすぐに釣り師が目に入った。

まずは傘を被った昔風の釣り師のところに見に行った。

「何狙いですか?」と聞きに行くと何やら様子がおかしい。

「えっ、釣れているんですか?」と聞くと「そうみたい」と答えた。

短い竿が弓なりになっていて重いものが引っ張っているのは見て取れた。

しばらく遊ばせて疲れさせてから上げるのだという。

釣り師と釣り竿でつながった魚がガンバっている間にも釣り師の下で魚が跳ねた。

反対側でも跳ねた。

「ボラですか?」と聞くと「ボラだね」と言う。

ボラは臭い、とも聞くので「ここで釣れた魚は食べられるのですか」と聞いてみると「ああ。上手いね。ここで釣れたボラを食うとその辺のスーパーで買ってくることはできないよ。」と言う。

「私も釣りをしたいと思っています」と言うと「この位置がいいよ。エサはアオムシ。竿は短いほうがいい」と教えてくれた。

帰り支度をしているので「もう終わりですか」と言うと「これ一匹ありゃあ、もういい」と言って仕舞うのに忙しそうだった。

次にしおさい湖に行った。

先ほどの釣れたシーンを見ていたかもしれない場所だ。

リールで遠くに投げ込んで釣っていた。

「ボラ狙いですか」と聞くと「「そうだよ」と答えた。

「さっきあちらの釣り師さんは40㎝以上の奴を釣りましたよ」というと「僕も釣れたよ。そのヒモの下にある」と言うので承諾をもらってあげてみると「居る居る大きなビクの中に4匹ほど40㎝前後のボラが入っていた。

見ているうちにもう一匹掛かって釣り上げるところを目の当たりにした。

今度は少し小さいが25㎝ほどのボラだった。

妻のところに戻った時ほとんど歩数が伸びず時間だけが経過していた。


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