家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

近所の食堂

2008-09-20 09:23:00 | Weblog
近所の食堂で昼を済ますことがある。

入っていくとチャイムが鳴る。

すると「はいねー」と言って奥さんが席にお茶とお絞りを持ってくる。

「今日のランチは何?」と聞くと

「ソバとエビカレー」と言う。

「じゃランチ。ちょうどカレーを食べたかった」と言ったら

「おおー。気が合うねー」と上機嫌で言うが

「別に気は合わねーよ」とは言わなかった。

ランチは毎回ドンブリに入ったソバが付く。

それ以外は何かということだ。

「できたよー」と言いながら持ってきてテーブルに置く。

食べ終わってお金を渡すと「もらうね」と言って受け取る。

「ご馳走様」と言うと

「こちらこそ」と言う。

何で「こちらこそなの。オレは何もご馳走していないよ」と言いたくなる。

毎回この調子。

癖になった、その馴れ馴れしいものの言い方。ズレた挨拶。もう一度見直して欲しいと思う。

ただ味は良い。

そのうえ「私が長芋は要らない」と言うと、「じゃあ」と言って「大根おろしの上にニボシの乗った物」を持ってきてくれたりするような小回りの利くところもある。

ここは肉体労働する人たちが常連客に多い。

何年も洗ってないそのジーンズのミニスカートだけは、止めて欲しい。

ディカフェ

2008-09-19 09:09:34 | Weblog
午後コーヒーを飲もうとするとスターバックスのディカフェにするしかない。

それ以外のコーヒーはカフェインが夜中の覚醒を促すからだ。

もうすっかりお馴染みになっているが、一応何にするのか聞いてくれる。

「ディカフェ ホット ショートサイズ」

と言って290円を出す。

ディカフェは点てて置かないので必ず「お席に持ってまいります」ということになる。

私は小さめのテーブルに腰を下ろしカバンからいつものセットを出す。

老眼鏡

本 (今は西尾幹二著 GHQ焚書図書開封)

手帳(やたら何でもメモしておく)

そして電子手帳(本の中に出てくる読めない漢字を引く。また本に飽きたら数独をやる)

持ってきてくれたディカフェにミルクを入れて座席に座り、まず一口飲む。

さて何から手を着けるかと考える。

本を読み出すのか手帳に書き込むのか、いやいやそれともいきなり数独をやってしまおうか。

この時の私はニヤニヤしているに違いない。

ふと父が

2008-09-18 09:23:12 | Weblog
屋根に乗り作業をしている時は何も考えず、ただモクモクとやっている。

だが急に父のことが思い出された。

「父とは話が出来なかったな」とか「数字に弱かったな」などあまり良い印象のものではない。

屋根作業を終了して筧の水で手や顔を洗い今日の作業の出来栄えを見ていると再び父が脳裏に現れた。

何を言うわけでもない。

すると私は「この家を手に入れたのは父のおかげもあるのだな」と思えてきた。

「おかげさまで楽しくやっているぞ」と屋根の向こうの空に伝えた。

ティッシュ

2008-09-17 08:41:32 | Weblog
先日葛城に「飲み放題食べ放題」を楽しみに行った、そのメンバーで、今度はバーベキューをやった。

ほとんどが森の仲間。

といってもクマさんや鹿君ではない。

遠州森町に住んでいる人たちだ。

私たち夫婦は、その中の首謀者(主催者)の家に泊めてもらうことになっていた。

さて会場に到着すると首謀者の息子(高校生)の仲間が手伝いをしていた。

首謀者に

「今日はよろしくお願いします」

と伝えると

「ええ。あの高校生が部屋の掃除をして布団を敷いてくれましたから。枕元にティッシュも置いておいたそうです」

と言われた。

このティッシュが気に入った。

「あそう。枕元にティッシュ。それは心強いなあ」と答えて笑った。

部屋の準備をしてくれた高校生は、恥ずかしそうな顔をして「ティッシュのこと言ったのか?」と言って首謀者に食って掛かった。

バーベキューが終わり宿に着いてみると確かに枕元にティッシュが置かれてあった。

あの高校生のヤンチャな顔が浮かんだ。

電気を消すと、すぐに妻の寝息が聞こえた。

ポンポン船2

2008-09-16 10:42:04 | Weblog
量産して売りたい友人のポンポン船第1号が完成した。

ブリキの物とは違って高級感が漂う。

ヒノキや銅板など質の良い物を使って工作してあるので当然だ。

また船体と各部品のバランスも良い。

友人のセンスの良さと手先の器用さが分かる。

ただ量産が難しそうだし1個当たりの単価が高そうだ。

まだ値段は聞いていない。

画期的だ

2008-09-15 09:55:34 | Weblog
画期的出来事があった。

私が作った水場。

筧から水が出ているところ。

その水は農業用の水路からホースを介して引いている。

それは田んぼ用なので田植えから稲刈り前までの限定だ。

つまり5月から始まり9月初旬には終了するはずであった。

ところが水路管理者で田んぼ所有者のY爺さんが稲刈りの後にも流してくれることになった。

こんなことは今までこの集落にはなかった。

Y爺さんは「ここの水が出ているかなと通るたびに見るようになった」と言ってくれた。

たぶんここが気に入ってくれたのだ。

それで稲刈り後にも水を通してくれるのだ。

水を通すということは大雨の時には水を止めてくれる。

雨が止めば再び流す。

つまり私の家の水場用に管理してくれるということを意味している。

何という幸せ者なんだろうと自分に驚いている。

ずぶ濡れ

2008-09-14 07:14:40 | Weblog
春野で屋根に乗り塗装前のシーラーを塗っていた。

もう少しで半分終わるという段階になって雲行きがおかしくなりポツリポツリと来た。

「これは来るな」とすぐに中止して帰宅することにした。

天気予報は曇り。

山の天気は予報通りにはならない。

今日はオートバイで来ていた。

道具を片付け玄関を施錠した。

玄関からオートバイに乗るまでで既にビッショリになるほど急に降ってきた。

走り出したら前も後も見えない状態になった。

前だけでなく後にも注意して走行した。

20分走ると空は曇っているが道路は乾いている。

洗濯物が干したままだから、この辺りは雨が降らなかったのだろう。

そのまた20分後。

まるっきり雨とは無縁の状態だ。

乾いた道路を乾いた車が行き来する。

晴れ間すら覗くのに私だけずぶ濡れ。

少し寒さも感じて帰宅すると妻は庭に水を撒いていた。


写真は屋根を高圧洗浄しているところ。

バラの苗

2008-09-13 08:27:08 | Weblog
バラの苗をいただいた。

くれた人は自宅できれいに何本か咲かせている。

月に一度そのお宅を訪ねる私は、その香に惹かれた。

色や形いろいろ楽しみ方はあるが香りも大きな楽しみだ。

「いい香りですね」

つい口にしてしまったことが、いただけるきっかけとなった。

植物は買って植えるのは簡単だ。

しかし私は、それを好まない。

何かしら縁を持ちたいと思っているのだ。

友人知人からいただくのがベストだと思う。

私のところからはモミジやツタまた苔などを持っていく友人がいる。

植物の親戚関係かな。

吹き矢受験風景

2008-09-12 08:14:05 | Weblog
吹き矢の昇級試験風景を撮影した。

自分の受験風景は撮れないので最近受験した女性のもの。

彼女は、まだ入って間もなく、この日は2級を受けた。

試験官は支部長だ。

試験官と1対1でも上がってしまうというのに練習を終わった人たちがズラリと後ろで観察している。

これでもう完璧に雰囲気に飲まれてしまう。

実力の何割かしか出せない。

だがそれが修行というもの。

当たって砕けるしかない。

彼女は楽々合格した。

だが手先がいうことを聞かなくなり筒に矢が入らなくなってしまったと吐露した。

このような場合ある程度いい加減な人物の方が得意かもしれないと思ったりもする。

しかし精神修養は、そんなものではないと考えキチンと向き合おうと考える。

郡上八幡

2008-09-11 09:35:42 | Weblog
郡上八幡に行ってきた。

澄んだ冷たい水が豊富で、至るところに水場があり水と触れ合うことがたやすい。

これは私好みの場所だ。

一見普通の商店街に見えても、その道路の下には清流が流れていて商店ごとに水が入り込むように作られていて、そこには丸々とした鯉や金魚が泳いでいる。

吉田川の飛び込みで有名な場所に立ってみた。

「どう?飛び込めそう?」

妻の質問に

「飛び込めると思うよ」

と答えた。

「じゃあやってみて」と言われないことが分かっていたから。

学校が始まっているので、さすがに飛び込む子はいなかった。

細い道は昔の風情を残していて気分が良い。

しかし車社会の今日においては、その細さと共存できないようだ。

たびたび道の脇に避けることとなる。

観光地として、ただし観光地らしからぬ風情を残して整備して欲しい。

景色を堪能しながら半日でもボーっとできる場所も欲しいと感じた。