家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

六連リング手帳用ケース

2009-06-11 07:55:09 | Weblog
先日六連リング手帳を作った。

今度は、その手帳を入れておくケースを作ってみた。

ダンボールで形は作ってみたものの何でカバーするかが決まらなかった。

布、皮、紙いろいろ考えてみたが「これだ」という物が見つからなかったので先に進まなかった。

先日妻が行く店に一緒に入った。

すると正にピッタリの物を見つけた。

厚手の和紙の表面を黒漆で塗り、その上に赤の漆でサクラの絵を描いたものだ。

1枚1050円もするが一目で気に入った。

新聞紙で型紙を作り、そのとおりに切り抜く。

糊をつけて貼り合わせた。

少々派手だが悪くない。

手帳の表面が布なので箱から少し出しにくい。

だが次第に落ち着いていくだろう。

ベニヤもダンボールも着せた物によって良く見えるものだ。

満足した。

森町トウモロコシ

2009-06-10 08:46:21 | Weblog
遠州森町のトウモロコシを食べた。

去年森町のみっちゃん(皆は知らない人)からもらった物のほうが美味しかった。

食べていると麿君が「ボクも欲しい」と言わんばかりに寄って来る。

食べている腕に手をかけて催促するも無視して食べ続ける。

するとテーブルに乗って直接実力行使に出てくる。

トウモロコシの粒を食べたいのではなく粒を食べ終わった箇所が好きなのだ。

だから粒側を人間が、食べ終わった側を猫が同時に食すという現象が起こる。


以前飼っていたシュナウザーもトウモロコシが好きだった。

妻の父親に預けて出かけるとき妻が「トウモロコシあげちゃだめよ」と言って出かけた。

帰宅して確かめる。

「あげなかった?」

「うん」

年取った父親は無表情で答えた。

「食べなかった?」

犬も白を切っている。

翌朝散歩に出て動かぬ証拠が排出された。

中国障害者芸術団

2009-06-09 09:38:48 | Weblog

中国障害者芸術団を見に行ってきた。

金色に輝く千手観音。

美しさを通り越した神々しさに圧倒された。

千の腕に抱かれ千の眼で見守ってもらったようだ。

観音様の慈愛を受け取る東洋的な美意識なのかもしれないが、あきらかに私の内面にある何かと共鳴した。

ある種の興奮状態は、その後も続いた。

人は孔雀になれる。

本物の孔雀の優雅さと同じほど優雅だった。

踊る女性の関節がクネクネと動く様は孔雀の化身かと思うほど美しい。

少しでも違和感があると覚めてくるものだが完璧な演技というものは目の前の孔雀に陶酔させてくれる。

美しい、美しい、美しい。

いったい何回この言葉を感じたことだろう。

いつの日か私が召されるとき、この経験を思い出す気がした。

心の奥に大切にしまって置きたいと思う。


駒ヶ根くらふてぃあ杜の市

2009-06-08 08:40:23 | Weblog
駒ヶ根くらふてぃあ杜の市に行ってきた。

朝6時半に東名高速道路に入り順調に走って9時前には会場に着いた。

日差しは強いが湿度の少ない気持ちの良い会場だ。

たくさんある店をのぞいて回る。

いろいろな物が工夫して創造され、センス良く陳列されている。

店主自体が面白そうな人物であることが多い。

私自身が、ここいらの店に居てもおかしくはないような気がした。

私も何か手に職をつけて、こういうところに店を出してみたい。

お客そっちのけで本を読みふける主人。

犬と戯れている主人。

そんなのもいいなと思った。

いつか客側から店側になりたい。

会場を離れてグースに行った。

グースは私の信州での行動の基点でありモーガン仲間の基点でもある。

店に入ると妻も私も「ただいま」という感じになる。

美味しいランチの後美味しいコーヒーを飲んで車の話しに花を咲かせる、といういつものコースを味わった。

ひとつの良いパターンができると、その心地良さは安堵を与えられ深い満足感に浸る。


コッパディ東海

2009-06-07 06:00:15 | Weblog
モーガン仲間と一緒にコッパディ東海を見に行った。

レース参加の車から、その関係者の車まで、よくぞこんなに名車が揃ったものだ。

古い車なのにピッカピカなので、どれも新車のようだ。

少し不満が出るほどきれいだ。

戦前の車もある。

私が生まれる、はるか以前だ。

部品さえ取り替えれば、こうして立派に走るから人間より長生きする。

「車ごときにうつつをぬかして男どもめ!」と思うと何と女性だけのエントリーもあった。

それもジャガーEタイプというから大したものである。

また助手席に女性が乗っていると、それだけで優雅な遊びになるから女性は欠かせない。

いずれも高価な車が次々に出走していく姿は夢を見ているようだ。

夢見ついでに「どれか一台くれるといったら何にするかな?」と少年に戻って考えた。

Siataという車が今回私のお気に入りとなった。

小さくて赤くて、へんてこりんな形だが存在感は大きい。

あまりに風変わりな車をたくさん見たので「モーガンって普通の車だね」という感想を二人ともが持つに至った。

朝にはショボショボ降っていた雨も昼前には上がり午後からは晴れ間が見え出した。

日本でも古い車でレースを楽しむということが車の楽しみ方の一つとして定着して欲しいと感じた。

社会人大学その2

2009-06-06 07:30:01 | Weblog
今回の講師は名田正敏氏。

年配の男性にありがちな発音不明瞭がなく、たいへん聞き易かった。

話が面白くて、おばちゃんたちのお喋りが少なかったことも助けになった。

彼は同僚より16年送れてホテルマンになった。

その遅れを取り戻すための努力が変わっている。

顧客の顔とフルネーム、乗っている車の車種とナンバーまたその運転手の顔も覚えた。

その数2000組。

自分の休暇を利用して手弁当で出かけては自分の脳に覚えこませた。

そうすることで顧客の便宜を図ることが容易になった。

車を見ただけで誰が乗っているのか、また顧客がエスカレーターで降りてきた段階で車を呼び寄せることが出来た。

そんなことを繰り返してゆくうちに、どんどん親しくなってゆく。

すると営業部長が連絡を取れない相手にでも連絡が出来るということで社内でも信頼されるようになっていった。

ホテルを移り、今度は苦情処理を担当した。

「すぐにすること」が顧客を失わないための第一の方法だといった。

彼は、ここでも顧客の信頼を勝ち取ることに成功してゆく。

彼のサクセスストーリーの根底には、お爺さんの言葉があったり彼を見守る人のアドヴァイスがあった。

だがそれは、多かれ少なかれ誰にでもあるものだと思う。

いかに忠実にその言葉を守るかということが大切だと感じた。

道路舗装

2009-06-05 08:28:09 | Weblog

4月10日に我が家の前の道路の部分補修をしてもらったばかりなのだが今度はちゃんとした舗装のやり直しに来た。

部分補修だけで充分だと思っていたのだが。

朝数台の車がやって来て道路にずらりと並んだ。

やがてユンボが舗装をガリガリと外し始める音が聞こえてきた。

玄関から出てみると数人がユンボの回りに居た。

ユンボの操縦者が私に気付き挨拶をした。

私は珍しい道路の光景をカメラに収めた。

すると中の一人が急にソソクサとホウキで掃き始めた。

我が家の中まで掃く。

「そんなつもりじゃないんですよ」と言いたかったが言わなかった。

汚れてもいないのに掃くのは私がプレッシャーを与えたのか。

たぶん「こいつは、うるさそうだな」と感じたのだろう。

せっかくうるさそうな奴だと思っているのなら、そう思っていてくれてもいい。

私が家の中に居るほうが気を抜かずにしっかりやってくれそうな気がしたので裏口から出かけた。

夕方帰宅すると工事は終了していた。

きれいに仕上がっていた。


護岸とカメ

2009-06-03 09:05:01 | Weblog
自宅の西隣は小学校で、その西側には川が流れている。

今その川の護岸工事をしている。

重機が堤防に下りて堤防を削り取ったりまた埋め戻したりしている。

この小学校が災害時の避難地に指定されているから、その回りから整備が進んでいく。

浜松市ホームページの防災マップによれば天竜川の河口から10km地点が決壊したとして6時間後には我が家は1.767メートルの水で埋まるということが分かった。

モーガンもベンツもオートバイも全て水面下に沈むということだ。

こうなってしまうと最悪だが、それでも避難地に近いための多少の恩恵は受けられるようだ。

実際に災害が起こる前に少しでも多くの作業を進めてもらいたい。

災害のことなど知らぬカメが登れなくなった土手を見て途方に暮れているように見えた。

このカメの姿が私の姿にならないことを祈った。

作業と対価

2009-06-02 08:23:03 | Weblog
友人の土地が春野にある。

我が家から車で15分足らずのところだ。

彼は、そこに家を建てようとしたが頓挫した。

その後草刈りにも行っていなかったという。

妻と私が、その草刈りを手ほどきすると共にどんな草刈り機を購入したらよいか指南した。

だがそれをする前に私から条件を出しておいた。

1 その土地を私にも利用させてくれること

2 作業の対価としてランチをおごること

以上だ。

彼がOKして作業となった。

敷地内に川原まで下りられる場所があり、その道を造るのが私の役割だ。

下草を刈り、竹を切り倒し足場をきれいにして進む。

川原は浅瀬と深みの両方があり子供を安心して遊ばせることが出来るし大人も癒しを与えてもらえる良いところだった。

清流にはハヤが群れていた。

巨木の日陰もある。

鮎の解禁で大賑わいの河川とは違って趣のあるところだ。

さてランチはというと私の描いていたものとは全く違っていた。

私の言うランチはコーヒー付きで1000円。

だが連れて行ってもらったのは予約受付の料亭だった。

あれほどの作業では私の不当利得となりそうだ。

だが作業はこれだけで終わったわけではないので近いうちに返そうと思う。

彼もそこを見抜いて連れて行ってくれたのかもしれない。