去る9月上旬から中旬に3回、雨続きの合間をぬって「渡り」の途中のシギ類を目当てに ある川の河口に行きました。
その河口にある 満潮時には海面下になる人造岩礁で見つけたチドリ類の一つが 冬羽の ムナグロ (胸黒) です。
人造岩礁の150~200メートル程遠くで 体長20センチ位のムナグロですから大きな姿は撮れず、元画像から切り出しても証拠写真レベルなんですが、まぁ見て下さい。
(→ 今日の画像には 大きな画像はありません)
ムナグロは春と秋の渡りの時期に日本に飛来する旅鳥 で、成鳥夏羽 は顔から腹までの下部分が黒いのが最大の特徴ですが、成鳥冬羽 は体下面が淡い黄褐色で、腹部が褐色味のある白色です。

ムナグロ成鳥冬羽は、黒く短い嘴(くちばし)と黒い目、白い眉斑に特徴がありますが、何といっても浅いヘルメット状(坊ちゃん刈り? )の頭部と、目の後方斜め下方の耳羽(じう) が周りよりも濃い褐色になって目立つのが最大の特徴で識別点です。(↑)(↓)

尚、ムナグロは一部の都府県で「絶滅危惧II類」とか「準絶滅危惧種」等のレッドリストの指定を受けています。