去る4月27日(月)、庭に出て庭木をいじっていると、15羽位の野鳥の小群が飛んで来て、我が家の前の遠い電線に止まりました。
ん? 見かけない鳥だな と思ったので、家の中に戻って 双眼鏡と 念の為カメラを取って来ました。
双眼鏡で確認すると、何と ヒレンジャク (緋連雀)でした!!
まさか! と驚きながらも、カメラを構えて撮影しようとした時、小群が飛び立とうとしていたので、慌ててシャッターを押しました。
ヒレンジャクは独特の色合いを持っています。 一度見たら忘れられません。
ブドウ色(赤紫がかった淡褐色)の柔らかそうな丸みをもった全身、やや赤褐色みを帯びた顔と額、黒い喉、真っ黒で太い過眼線、体下面の中央は淡い黄色です。
ヒレンジャクの特徴的な翼の色模様が見えなくて残念ですが、初列風切は黒褐色で、次列風切の先端の赤色が見えます。
ヒレンジャクの頭部には 先端の尖った逆立つような特徴的な冠羽があり、冠羽の縁まで至る黒く太い過眼線、下尾筒全体と尾羽の先端が赤いのがヒレンジャクの特徴です。
このヒレンジャクの黒い喉には 縦の白い線がありますが、この白い線のことに触れた図鑑はありません。 はて 何でしょうかね?
黒い眼玉と黒い過眼線、まるで歌舞伎役者の隈取りのような顔模様がヒレンジャクの特徴です。 やはり黒い喉に縦の白い線があります。
ヒレンジャクは全長17センチ位の冬鳥 ですが、毎年必ず現れるということではないようです。 広島では秋には現れず、1~5月に現れるそうです。
今年(2020年)は全国的にヒレンジャクが多くみられたようですが、まさか我が家の近くに現われるとは驚きましたです。