第2720回で書いたように太陽光発電が本当に炭酸ガスの削減に効果が無いのであればやはり蓄電池で独立システムにすることこそが太陽光発電の目指すべき方向なのかもしれません。
私の期待していたキャパシターもなかなか実現しそうもありません。と思っていたら第2703回で取り上げたリチウムイオン電池と組み合わせたものが考えられているようです。
・・・略
こと蓄電に関しては、Li-イオン電池と電気二重層キャパシタのバトルがどこでも繰り広げらているようだ。
但し、この2つを二項対立と捉えるのは、科学者の先生方に多いように思われる。
技術屋は、この2つを使い分ける..つまり共存させても構わないと発想する人が多い。・・・中略
富士重工業が開発した「Li-イオンキャパシタ」である。 その特性は以下のようなものである。
http://www.fhi.co.jp/news/05_07_09/05_08_18.pdf
・・・略
また、リチウムイオンキャパシタは、従来のキャパシタの特徴である大容量の電気を瞬間的に充放電できることや耐久性の高いことを生かしながら、課題であるエネルギー密度を飛躍的に増大させたものである。このリチウムイオンキャパシタは、負極にリチウムイオンを吸蔵する新開発の炭素材料を、電解質にリチウムイオンを、それぞれ使用し、あらかじめ負極に沢山のリチウムイオンを吸蔵させる”プレドーピング”とよぶ手法により、負極の容量を増大させるとともに電位差を高め、正極の性能劣化を起さずに高電圧をとりだすことを可能としている。
さらに、リチウムイオンキャパシタの原理は、最近のキャパシタの研究による大容量化のための新材料を正極に使用し、リチウムイオンキャパシタと組み合わせることで、理論上想定の容量のさらに倍の性能を引き出すことができる汎用性の高さも有している。・・・以下略
これも電気に弱い私には良く理解できませんが、兎に角、少しずつは進んでいるようです。
太陽光発電を生かすためにも何としてもバッテリーの開発が望まれます。そうなれば当然、電気自動車もエンジン自動車に取って代わることになります。
やはり、エネルギー革命はバッテリー次第と言うことなのかもしれません。
期待したいものです!