東京都知事選挙の立候補者騒ぎなどみていると相変わらず自分のことしか考えていないような人しか立候補しないように思うのは私だけでしょうか。それだけに自治体の首長に本当に自治体のことを考えている人なんか殆どいないのだろうと勝手に思っていました。
ところが、本音はどうか分かりませんが、第804話でも少し触れた上杉鷹山を理想のリーダーと考えている首長が多いというアンケートが出たそうです。意外に思ったのは私だけでしょうか。
9日、読売新聞より
理想のリーダー上杉鷹山 全国の首長、本紙調査 財政再建ひかれ急浮上
自治体の首長が理想とするのは上杉鷹山―。読売新聞社が全国の首長に対して行ったアンケートで理想のリーダーを尋ねたところ、藩財政の立て直しに取り組んだ江戸時代の米沢藩主(山形県南部)藩主・上杉鷹山(治憲)がトップに挙がった。厳しい財政事情に直面する地方の苦悩と再建への願いの表れと言えそうだ。
全自治体()1882、2月1日現在)の首長を対象にしたアンケート(回収率91.3%)で、理想のリーダーとして人物名を挙げた899人中、鷹山と答えたのは146人。2位の徳川家康(68人)を大きく上回り、鷹山と回答した首長は43都道府県にわたる。
8年前のアンケートでは、吉田茂、田中角栄両元首相、後藤田正晴元官房長官に次ぐ4位で、今回一気にトップに浮上した。・・・以下略
本当なのでしょうか。何だか本音と建て前のような気がしてしまいます。本気でそう思っているのならそれなりの仕事をしてもらいたいと思うのは厳しすぎるのでしょうか。
その気があっても、議会などの反対で難しいのかもしれませんがそれにしても、現実との違いの大きさに驚かされてしまいます。
本当にその気があるのなら、鷹山さんのように自分を捨てて改革に挑戦してもらいたいものです。
それにしても、余りのギャップに驚かされましたが、良く考えれば、まだまだ日本人も捨てたものじゃないと言えるのかもしれません。
期待していいのでしょうか!