第3915回で一昨日にも取り上げた飛行船が破産で運航できなくなっていることを取り上げましたが、売却も上手く行かずに解体されたそうです。
やまと新聞 10-07-09
世界最大の飛行船で、首都圏などの上空を悠々と飛行する姿がつい最近まで見られた「ツェッペリンNT」が、解体されたことが分かった。運航する「日本飛行船」の破産手続きに伴うもので、支援企業も見つからず日本の空から飛行船は消えた。ファンらは「ついにこの日が来たか」と嘆くが、関係者は「ハッピーエンド」と、意外な行く末を明らかにした。
埼玉県川島町のホンダエアポートに係留されていた飛行船は、8日午後の段階で解体作業がかなり進み、ゴンドラ部分や幕が取り外され、骨組みだけの状態になっていた。全長75メートル、最大幅19・5メートルという在りし日の雄姿はどこにもない。…中略
同社関係者は「特に、充填するヘリウムガスの単価が高かった」と話す。…中略
「解体作業を行っているのはドイツのメーカーから来た技術者ですが、実は廃棄するのは外側の幕だけ。骨組みも含めてほとんどの部品はメーカーが買い取り、ドイツに運んで新たな飛行船として生まれ変わる予定です。飛行船を飛ばしてドイツに運ぶのは費用がかかるので見送りましたが、(飛行船の将来は)ハッピーエンドですよ」…以下略
これからの省エネの時代に最適の乗り物だと期待したのですが、残念な結果です。ヘリウムガスって高いんですね。量産で安くなる可能性は無いのでしょうか。
それにしてもあの本体は薄膜太陽電池で覆うのに最適だと思います。昨日の「ソーラー・インパルス」より余程実用可能だと思ったのですが残念です。
安いヘリウムガスと太陽電池の組み合わせで低価格な運賃で静かでゆったりと飛ぶ飛行船は結構人気が出ると思うのですがどうでしょう。
何時か表れそうな気がします!