団塊の世代のつぶやき

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反ウォール街

2010年07月27日 | マネーゲーム

   第3794回で取り上げたオバマ大統領の金融規制案、どこまで本気でやるのだろうかと思っていましたが、法案が成立したそうです。

  ロイター.co.jpより

  オバマ米大統領が金融規制改革法案に署名、同法が成立

  [ワシントン 21日 ロイター] オバマ米大統領は21日、金融規制改革法案に署名し、同法は成立した。有力業界団体はこの新たな法律を相次いで批判し、オバマ大統領と米実業界との緊張した関係を浮き彫りにした。

 ただ、ウォール街では同法により透明感が高まったことを歓迎する声も聞かれた。

 前週、上院の最終承認を得た同法は、2007―09年の世界的な金融危機につながった金融機関のリスク取引を規制し、消費者保護の強化を目指す。

 大統領は、ウォール街の一部の銀行家や財界首脳らが参列した署名式で「この法律により、米国民は金融機関の過ちのために負担を強いられることは二度とない。納税者負担による銀行救済は二度と起きない」と強調。

 同法は「銀行家から農業従事者、企業経営者まですべての人々」に確実性を提供するとし、「あなた方のビジネスモデルが手を抜くことや顧客を欺くことに依存しているのでなければ、この改革で恐れることは何もない」と語った。…以下略

  今後これがどう運用されるかにより結果は違ったものになってくるのでしょうが、兎に角、やりたい放題の金融機関に規制を設けることにより今までのようなマネーゲームが少しでも無くなる希望が出てきました。
  野放図なマネーゲームが無くならない限り一部の金持ちと大部分の貧乏人という構図は無くならないのですから、これを機会に、搾取されるだけの人達が少しでも減ることを期待したいものです。
  とは言いながらも、そんな甘い話ではないことも確かです。しかし、兎に角、世界が今までに無かった方向に向いて動き出したことは評価したい。
  わが民主党と同じように、何もしないと人気凋落のオバマ大統領ですが、これだけは良くやったと感謝したい。

民主党も、一つくらい良いことをしてもらいたい!