第4654回の「ソーラー・インパルス」などで初期の頃から注目していましたが、アメリカでの横断に成功した後、しばらく静かでした。
何と、いよいよ世界一周への挑戦に向かって、2号機の制作にかかっていたようです。
タイナビニュースより 2014年04月14日(月)
太陽電池だけで飛行【ソーラー・インパルス2】がスイスで初公開
カーボンファイバーで軽量化 優れたエネルギー効率が実現
4月9日、スイスのパイエルヌ空軍基地で、太陽エネルギーだけで飛ぶ1人乗りプロペラ機「Solar Impulse2(ソーラー・インパルス2)」が初公開された。
政府関係者やスポンサーなど、500名以上が集まる中、ソーラー・インパルスの2号機が発表された。
同機の動力源は、翼と胴体に設置された1万248個の太陽電池。機体にはカーボンファイバーが使われ、軽量化が実現した。機体サイズは1号機より大きく、 翼幅は72メートル。エアバスA380に匹敵する長さだが、重量は2.3トンで、A380の1%以下となっている。これまでで最もエネルギー効率に優れて いるということだ。
1年後世界一周を目指して 課題はパイロット
ソーラー・インパルスは、スイス連邦工科大学で2003年にスタートしたプロジェクト。2009年に初飛行を果たし、これまでにヨーロッパからアフリカ間および、北米大陸横断において、燃料無しの飛行を成功させている。
ソーラー・インパルス2は、世界一周を目指して準備をしている。計画では2015年3月、ペルシャ湾から東に向けて出発する予定だ。世界一周にはノン ストップで最低120時間の飛行が必要。1人乗りの機体を操縦するパイロットには、その間連続飛行する能力が必須となる。
開発者のandre Borschberg氏によれば、条件が良ければ機体は1か月の飛行が可能とのこと。
問題はパイロットをどうするかということだ。私たちは持続可能な飛行機の開発にエネルギーを注いできた。今度は持続可能なパイロットを開発しなければ。(The Huff Post より)と語っている。
もっと、コンパクトになるのかと思っていたら、逆に大きくなるようですね。太陽電池との兼ね合いでしょうか。やはり、今の電池では限界があるのでしょうね。
太陽電池もいろんな開発が進められているというニュースは出てきますが、画期的な製品は出てきませんね。それさえできれば、エネルギー問題で苦しむ世界も一変するのですが、やはり難しいのでしょうね。
とは言いながらも、こうやって、少しずつ進歩して行って、その内、ソーラー旅客機なんてのが世界中の空を飛び回る時代だった来ないとは限りません。