昨日は仕事をしなくなって新幹線に乗ることも なくなったと書きましたが、それどころか、ネット三昧と草抜きだけの毎日なので外出も殆どしません。
ということで、一時は何かと取り上げていた自転車の話題も暫く遠ざかっていました。しかしながら、これからの社会は クルマ社会から公共交通と自転車や歩行者主体の交通体系に変えるべきだと思っているので、やはり、自転車の記事は目に止 まります。
と言うことで、久しぶりに自転車の話題です。思いもよらぬ方法で折りたたんで、電車にも乗れるような自転車と、これ も思いもつかなかったアイデアのものです。
アイデアと言うものは尽きないものですね。気が付いたら、自転車とは分からない自転車が走っている時代になってたり して。
革新的 発明と製品情報 分類特許より 月曜日, 5月 5, 2014
タイヤからスポークとハブを取り除いた折り畳み自転車。大幅な軽量化を実現 しながら、普通の自転車と同等の走行性能を目指している。ワンタッチだけで簡単に前後のタイヤを取り外して、フレー ムを傘の大きさまで折りたためて、持ち運びがラクラク。
Sada Gianluca - Hubless Foldable Sada Bike - Eurobike
Sada Bike: Hub-less bike that folds to the size of an umbrella
スポークとハブの無いタイヤなんて思いもしませんでしたが、それに輪をかけたようなタイヤも考えら れているようです。
WIRED.jpよ り 2014.5.8 THU
「オフロードでも利用できる車椅子」のために開発された、サスペンション内蔵型ホイール。自転車や自動車、列 車などに広く応用可能だ。
イスラエルの農業家ジラッド・ウォルフは、2008年に骨盤を骨折したが、 農作物を枯れさせないため、車椅子で働くことにした。このとき、畑のデコボコを横切るときの痛みに苦んだウォルフ氏 は、その後、オフロードに適した新設計の車椅子の開発を始めた。
農機具を基にしたソリューションをいくつか試した後、コンセプトを、テル・アヴィヴにあるRad-BioMed社に持ち込 んだウォルフ氏は、同社の協力を得て「SoftWheel」を開発 し、特許出願した。
従来の車椅子にはサスペンションがない。このため乗り心地が悪く、乗っている人が疲れるほか、エネルギーの最大 30%が失われ、推進力としては70~80%しか使われないという。
「サスペンションのない固定車椅子を常に使っていると背中を痛める」と、SoftWheel社のダニエル・バレ ルCEOは話す。SoftWheelは、「バランスのとれた選択式の技術」で、この問題に対処している。
SoftWheelでは3本の圧縮シリンダーが内蔵されており、ホイール自体がショックを吸収することで、乗っ ている人に衝撃を伝えない。目標は、車椅子 の重量を支えつつ、ホイールのハブを「空中に浮かせる」ことだ。これによって、車輪が衝撃に対応して、階段や縁石 を、まるで普通の傾斜を下るようになめら かに移動できるようになる。
SoftWheelは取り外しが容易であり、車椅子だけでなく、自転車等への装着も簡単だ。市販の自転車に付けたときは、10分程度で装着可能だったと いう。
手持ちの自転車を電動アシスト車に変身させる「コペンハーゲン・ホイール」(日本語版記事)との組み合わせでは、走 行距離が20~30%増大するという。
バレルCEOは、この製品は自動車、列車、クレーン、さらには航空機の着陸装置など、ホイールがあるものには何にで も応用できると考えている。実際、自動車メーカーのダイムラー社は技術革新会議にバレルCEOを招待したし、政府機関も 関心を持っているという。
将来的には、スポーツカーのように、乗り心地の調整もできるようにする計画だ。また、スマートフォンによる車輪のロックやスピードの測定も計画されてい る。
SoftWheel社の生産ラインは現在、すべてイスラエルにあるが、ヨーロッパにある別の国にも拡大しようとして いる。2014年の第4四半期に、 2本2,000ドルほどで販売を開始する予定だ。標準的な高級ホイールは2本1,600ドルほどであり、それを超える額 になるが、痛み止めの利用が減るぶ んで埋め合わせることができるのではないだろうか?
※従来型の自転車ホイールの中に、スポークの代わりに3つのスプリングが組み込まれ、道路からの衝撃を吸収する「Loopwheel」 も開発されている(日 本語版記事)。
第 4544回や第 4802回の「パンクしないタイヤ」などとは又違ったユニークな考えです。人間ってまだまだアイデアが尽き ないようです。
こうしたアイデアにあふれた自転車などが考えられて、エネルギーと公害問題を抱えた自動車なんて乗るのは時代遅れと いう意識が広まれば、自然にクルマ社会は消滅していくなんてことになるかもしれませんよ。
のんびりと行きたいもので す!