明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



臨済義玄は、曽我蛇足作の激烈な喝!の表情が面白くて作った。蛇足の一休から義玄を知ったのか、何しろ行き当たりばったりなのですでに定かではなく、いずれブログを読み返すしかないが、寒山拾得展なのに、臨済義玄を作ってしまい、ハジの方にでも、と思っていたが、だんだん事情が判ってきて、失礼しました、とばかりに厨子を入手した。日本で臨済宗といえば栄西で、肖像画から木像、土産ものまでいくらであるが、その大元の開祖義玄は、蛇足作または息子の二代目蛇足の作がせいぜいである。蛇足作の立体化、またそれを写真にする。考えたのはそこまでである。しかし原画にない血管を加えたりしていて思い入れが生じて来る。その言葉を集めた『臨済録』には手を出さないことにしていたが、ラインナップを眺めていて、もしもう一カット撮りたいなら、もう一体といわず、今ある義玄を被写体にする、という条件で『臨済録』を注文してしまった。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


« ガマの油の如し 吐いた唾その... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。