英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

inclement な天気の後で

2024年03月30日 | TOEIC・英検など

昨日の午前中は台風並みの暴風雨となり荒れた天気となった信州伊那谷。

天気が「荒れた」を表す英語はいろいろありますが、TOEICkerたちは必ず inclement を使います。イギリス出身のネイティブの友人は「I can't say I've ever used that. Nice word, though.(そんな単語、今までに使ったことないなあ。いい単語だけどね)」と言ってますが・・・(苦笑)。

さて、お昼から急回復したので、午後の出勤前に12kmを走りました。

長野マラソンまで約3週間となり、体も絞れてきました。大会当日、暑くなることも考慮して、これからは体を暑さに慣らす暑熱順化も大切なトレーニングになります。

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12年の時を超えて

2024年03月26日 | TOEIC・英検など

前職で独立開業を考え始めた2012年9月、そのためにはまずTOEICで990点満点を取ろうと決意しました。翌10月に職員旅行で天橋立を訪れた際、天橋立と目と鼻の先にある知恩寺で、TOEIC満点取得を祈願し、「取得したら必ず御礼参りに来ます」と手を合わせてきました。

天橋立(2012年10月22日 撮影)

そして、それから1年半後に満点を取得し、独立開業も果たしました。しかしその後、天橋立がある京都が長野から遠いこともあり、御礼参りに行けずにいました。

あれから12年。今週、立命館大生で京都在住の長男のところに春休み中の次男(中2)が遊びに行っているのですが、二人で天橋立までレンタカーでドライブに行くとのことで、知恩寺での御礼参りを息子たちに託しました。もちろん、お賽銭は990円で(^^)

知恩寺(2024年3月25日 撮影)

また天橋立には「いぼとり地蔵」が祀られているのですが、当時長男の足の裏にあった魚の目があったので消えるようにお参りしてきました。約2ヶ月後、なんとその魚の目が消えたのです。こちらも御礼参りを長男にしてもらいました(^^)/

いぼとり地蔵(2024年3月25日 撮影)

心に長年引っかかっていたものが解けた気がします(#^.^#)

気持ちも新たに、来月、トラスト英語学院は開塾10周年を迎えさせていただきます。

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英検リニューアル&新設級

2024年02月03日 | TOEIC・英検など

2025 年度の英検から、準 2 級と 2 級の間に導入される新設級の名称が決まり、発表されました。

その名もずばり・・・

 

「準2級プラス」

 

そのまんまじゃん!(^_^;)

 

2025年度、つまり来年6月実施分からですので、まだ先のことですから気にする必要はありません。

 

それよりも、来年度、つまり今年の6月実施分から、1級~3級で問題形式が一部リニューアルされます。英検受験を考えていらっしゃる方は、こちらの方が喫緊の課題ですね。

詳しくはこちらをご覧ください。

 

来週5日(月)には先月実施された今年度第3回英検一次試験の合否結果が発表されますので、受験された方は必ずチェックしましょう(^^)/

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英検準1級の優位性

2024年01月24日 | TOEIC・英検など

大学入学共通テストから十日が過ぎ、国公立大学二次試験の出願も始まりました。

毎年のことですが、生徒たちの結果から、実力が如実に点数に表れたというのが実感です。そういう意味では、出題形式に賛否両論ある兆通テストですが、やはり、よくできた試験と言えるかもしれません。概して言えることは、英語の得点率が全教科の得点率と比例する生徒が多く(=英語ができれば他教科もできる)、英検準1級に合格している生徒の英語と全教科の得点率は80%を超えました。

ところが、英検2級の生徒は英語の点数が8割を超えても全体で7割程度だったり、そもそも英語の得点率が5~6割の生徒もいたりと、学力に“ブレ”が見られたのも例年と同じです。ここからも、大学受験で英検準1級合格は a must と言えるでしょう。

2023年度生 準1級合格者 86.7点  2級合格者 67.0点

2022年度生 準1級合格者 81.0点  2級合格者 62.0点

2021年度生 準1級合格者 95.0点  2級合格者 67.8点

上の点数は、当塾生の英検合格級と共通テスト(英語)の点数の平均をまとめたものです。英検に合格していても共通テストを受けていなかったり、英検に合格する力があっても英検を受けていない生徒もいたりで各年度とも母集団は限られますが、それでも準1級と2級の差は明らかです。

準1級合格は、二次試験の出願・受験においても優位になります。ある生徒は前期で京都大学に出願しますが、後期では英検準1級に合格していると英語の得点を満点とみなしてくれる大学に出願します。他教科の得点から考えてもほぼ合格が確実ですので、安心して前期の大学受験に臨めるわけです。点数はもちろんのこと、精神的優位性は相当なアドバンテージとなります。

当ブログでも何回も述べてきたことですが、大学受験を控える高校生は遅くとも高3の6月の英検までに準1級に合格しておくべきです。10月の英検でも一般入試の出願には間に合いますが、推薦で使う場合は間に合いませんからね(^^)

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昨今の英検2級レベル

2023年12月07日 | TOEIC・英検など

2023年度第2回実用英語技能検定の合格発表があり、受験したトラスト英語学院の塾生全員が二次面接試験に合格しました。

・2 級 4名

・準2級 4名

・3 級 2名

大学受験で満足のいく結果を得るには、準1級以上の合格が a must です。2級では物足りませんので、貪欲に上の級を目指していきましょう。

 

さて、英検2級のレベルは英検協会のHPによると「高校卒業程度」とありますが、教育現場にいるとこのレベルがいったいどの程度なのか、疑問に感じています。「高校」と言ってもレベルも様々ですからね。

私が塾業界に身を置いた20年前から感じていたことではありますが、「え?2級に合格しているのに、この程度のことも知らないんだ?」と思わせられる場面に数多く遭遇します。私が高校生・大学受験生だった昭和後期や平成初期の頃は、2級合格者の英語力はもっと高かったように思います。ですので、私は現在の英検2級の英語力は信用していません。

こんな風に書くと独りよがりの意見のように思われますが、同様に感じているのは私だけではないようで、先日のFacebookで、とある高校の英語の先生が次のように書かれていました。

「今の2級は、3年次進研偏差値40台、共通テスト4割程度でも受かってしまいますよね。でも、30年くらい前は、センターで8割近く取れ、偏差値は65くらいないと受からなかったと思います。そして合格者の大半は高3で、英語がすごく好きな生徒だったと思います。それでもなお2級を取れる高校生は貴重でした。でも今は高1で2級に受かるのも珍しくありません。相対的に英検2級程度は大したことないという認識に現場もなりつつあります」

このコメントを読んだ時、「やはり、そうか・・・」と妙に納得してしまいました。

ただ誤解していただきたくないのは、「英検2級を受けなくていい。受からなくていい」と言っているわけではありません。2級のレベルが昔よりも下がってしまったからこそ、本物の英語力を身につけるための通過点として、絶対に受からなければならないのです。そして、早くに準1級へとチャレンジしてもらいたいです。

東大や京大などの旧帝大、早慶上智、GMARCHといった難関大学では、準1級レベルの語彙と英文が当たり前に出題されます。むしろ、準1級以上の英語力がないと勝負できません。難関大学を目指す場合、遅くともは高3の夏、つまり高3時の春の英検で準1級合格しておきましょう。そうすれば、推薦入試を含めて、チャンスと選択肢がグッと広がります。

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英検二次面接試験に求められるもの

2023年11月06日 | TOEIC・英検など

昨日は英検二次面接試験(A日程)が行われました。

我がトラスト英語学院の塾生も多くが挑みました。次の日曜日のB日程で受験する予定の塾生もいますので、健闘を祈るばかりです。

 

さて、二次面接試験ではどの級でも必ず個人の意見が聞かれる質問があります(3・準2・2級は2問、準1級は4問)が、そこで苦労する受験生は多いです。3級は一文、もしくは一語でも言えれば各設問5点中4点はもらえるので難しくないですし、準1級は一次筆記を受かった時点でそもそも英語力があり、スピーキングで苦労している学習者を見ることも少ないですから心配ありません。

指導経験上、準2級と2級が問題です。英語力の礎となる読む力が発展途上な学習者が多いため、英語力そのものが心許ないのに加え、以下のような理由で英語をスムーズに発話できない学習者は少なくありません。

 

①そもそも日本語でも意見を言えない。

②何でもかんでも“It is useful.”と言えば通用すると思っている。

③「難しい英文で言わなければ」と思い込んでいる。

④構文の短文暗記ができていない。英文のストックがない。

 

詳しく見ていきましょう。

①について。母国語である日本語でさえ意見を言えなければ、英語でなんて言えるわけがありませんね(笑)。国際的な時事問題でも身の回りで起こっていることでも、日本語で自分の意見を言えますか?そして、その意見に至る理由も簡潔に言えますか?最近なら、イスラエルとパレスチナ問題について理解してますか?

イスラエルの宗教は?

なぜユダヤ人が迫害されたか?

なぜここにイスラエルがあるのか?

パレスチナってどこなのか?

そもそもなぜパレスチナと言うのか?

イスラエルと周辺国の関係は?

 

興味を持ち、知ろうとする姿勢が大切です。

 

②「困ったら、It is useful.と言えばOK」と二次対策で指導されている学校の先生もおられるようです。その useful と思う理由が問われているんですよ!

③について。二次面接は、関係代名詞や仮定法や難しい語彙を使った英文を話せるかを試す試験ではありません。中2レベルの短い英文が2つ言えれば、各問題5点満点中3~5点が取れます。つまり、伝えたいことを簡易な英語で言えるかが問われています。

④について。基本的な構文を使った例文暗記ができている学習者は、発話に戸惑うことがありません。だから、構文集の暗誦って英語学習の基本で大事なんだよな~(^^)


二次面接試験を通して感じたことを、今後の英語の勉強に生かせるか・・・。すべての英検受験者の健闘を祈ります。

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その先にあるものを見据えて

2023年11月05日 | TOEIC・英検など

今日は2023年度第2回実用英語技能検定の二次面接試験が行われます。学生であれば部活や学校の勉強の合間に、特に受験生は受験勉強や推薦入試の準備に加えて、二次対策を行ってきたと思います。だからこそ、今日は自信をもって臨みましょう。

「英語が思うように話せない!」と嘆く必要はありません。皆さんより英語に触れ、一年間の留学の経験があり、TOEIC990点満点・英検1級合格の私でさえ、思うように話せるなんてことはないんですから・・・。その時の状況で、自分の知っている英語を頭の中でリサイクルし、嫌な汗をかきながら英語を発しています。でも、英語を話すときは何よりもその姿勢が大事なのです。

二次面接試験は英語の流暢さを問う試験ではありません。英語を使ったコミュニケーション能力を問う試験です。たどたどしくても、自分の持っているすべてを出して、自分の思いを英語に載せて伝えようとする姿勢が一番大切です。母国語に加えて英語を勉強し、話そうとしているんです。それだけで立派なことなのですから、自信を持って笑顔で「Hello!」と言いながら、面接試験の教室に入っていきましょう!

今日の二次面接試験で、自分の意見を英語で伝えようとしたプロセスは、必ずみなさんの将来の夢につながっていますよ(^^)

私だって嫌な汗をかきながら一所懸命に面接官と英語で話した結果が、留学につながっていったんですから。

ワシントン大学留学 インターンの同僚たちと(2002年夏)

 

英語を勉強したその先には、大きな可能性を持った未来が待っています。

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本日は「TOEICの日」

2023年10月19日 | TOEIC・英検など

もう十年以上も前から、TOEICkerの間でトーイック(1019)の語呂合わせから、10月19日を「TOEICの日」としていましたが、2021年に日本記念日協会より正式に記念日として認定されました。

日本でTOEICを実施・運営する国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)は、TOEICの日に英語を楽しむ企画を続々と発表しています。詳細はコチラをご覧くださいね。

中でも、バンダイから今日発売される豆ガシャ本が気になります。店頭でガシャポンを見かけたら、チェックしてみようと思います。

 

さて、私の英語力は TOEICのスコアアップとともに培われてきましたので、初回受験から満点取得までの点数の変遷を以下に記しておきます。

1994年5月 575(1)英検2級合格

1995年11月 720(5)

1997年5月 740(11)

2001年1月 800(16)英検準1級合格、留学

2002年5月 920(21)

2003年3月 940(22)留学から帰国、英検1級合格

2008年5月 970(29)

2013年1月 985(37)

2014年3月 990(42)トラスト英語学院を開業

※( )内は自身の受験回数

満点を本気で目指し始めたのが2012年9月からですので、初回受験から満点まで丸20年もかかってしまいました。でも、1994年にTOEICを受けていて、今現在もTOEICにかかわっている人は、おそらくはそう多くないはずです。一応、最古参ということで(笑)。TOEICよ、これからもよろしくお願いします!

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英検1級合格時の勉強法

2023年10月08日 | TOEIC・英検など

今日は2023年度第2回実用英語技能検定が行われます。トラスト英語学院からも多くの塾生が受検予定です。培ってきた力を出し切ってきてもらいたいです(^^)v

私が英検1級に合格したのは2004年で、留学から帰国して1年5ヶ月が経った頃でした。当時は市販されている英検1級の問題集が少なかったので、通称“電話帳”と呼ばれる『全国大学入試問題正解 英語』を購入して、片っ端から解いていました。もちろん、『Pass単 1級』や『1100 WORDS YOU NEED TO KNOW』で語彙力を強化していたのは当然ですが・・・。

英検準1級以上を目指す学習者はこの“電話帳”をやってみる価値があります。様々なレベルやジャンルの英文に触れられるので、知的好奇心もくすぐられます。

 

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これと決めた一冊と心中する覚悟で

2023年10月02日 | TOEIC・英検など

昨日は TOEIC L&R が行われました。偶数月ですので、長野県内では行われませんでしたが、大雨の悪天候の中を受験された方も多かったと思います。試験後に感じたことを今日からの勉強に生かして、次回の受験へとつなげて下さい。

さて、TOEICと言えば公式問題集が定番ですが、現在発売中の最新刊『公式問題集 9』に取り組んで一年が経とうとしています。パート3とパート4の各1セットのスクリプトを10回ずつ・合計20回音読をルーティンにしていますが、パート3の26セットが各130回、パート4の20セットが各170回を超え、ようやく飽きてきました(笑)。

そこで、先月末からベレ出版の『990点獲得 全パート難問模試』、通称『ベア模試』に着手しました。 本書も公式問題集以上に徹底的にやり倒します。

 

 

これと決めた一冊と心中する覚悟で何度も繰り返す・・・。大学受験や資格試験で結果を出すための経験論です。

TOEICで望む結果が出ていない学習者を見ると、例えば、公式問題集を持ってはいるが、1~2回解き、答え合わせをして、解答・解説にざっと目を通しただけで終わりにしています。

その一冊をボロボロになるまでやっていますか?

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