ある高校では、先週、学校の主催の大学見学ツアーが行われたそうです。見学できる大学も複数の中から選べるようで、ある高1生は「外語大のキャンパスを歩いた後、モチベーションが上がって、帰りのバスの中ではみんな英単語集を開いて黙々と覚えていました」と、興奮気味に話してくれました。
現在は大学主催のオープンキャンパスがあったり、高校主催で大学見学に行ったりと、高校生たちは恵まれた環境ですね。私が高校生の頃は、そもそも「オープンキャンパス」という言葉すら存在しませんでしたし、高校が大学選びの選択肢を広げてくれるような取り組みも全くありませんでした。当時は、行きたい大学があったら、休日に各々勝手に大学まで出向き、キャンパスを歩いて雰囲気をつかむくらいでした。でも、そっちの方が意外と普段の大学の雰囲気を感じることができるようにも思います。そして、運よく大学の生協が営業していたら、大学のロゴ入りのシャーペンやバインダーを買い、それらを使って日々の勉学のモチベーションを維持していました。あの頃、早稲田のシャーペン、いっぱい買ったな~(^^)
もちろんインターネットもない時代でしたので、大学に関する口コミ情報もなく、先輩や友人のつてをたどって、情報を仕入れたものです。
現在はそんな苦労をしなくても、大学や高校が機会を与えてくれているので羨ましいですね。でも、裏を返せば、自ら能動的に大学を選ぼうという姿勢が弱くなっているとも言えますが・・・。
いずれにしても、大学を肌で感じて高まった勉学に対するモチベーションを、その後も維持し続けることが大切です。
言うは易く行うは難し。
したい人、10,000人。
始める人、100人。
続ける人、1人。
厳しい言い方ですが、そんなもんです、人間なんて。でも、それが出来た人だけが結果を残しています。