英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

小豆、大好き(^^)v

2025年02月28日 | 実用英語

大人になると、食べ物の好みが変わりますね。

「好み」を意味する英単語はいろいろあります。

taste、preference、one's cup of tea、penchant などなど。one's cup of tea や penchant は、英検準1級や1級ではいつ出題されてもおかしくない語彙です。例文などと一緒に覚えておきましょう。

さて、私の場合、小豆(red bean)系の食べ物が昔は苦手でした。小・中学生の頃はおしるこなんて絶対に食べませんでした。「何でこんなものを食べるんだ?ハイチュウの方が美味いじゃん!」といった感じでしたが、今は好んで食べています。特にランニング後に食べるおしるこは最高ですね。饅頭やどら焼きも、無性に食べたくなります。マラソン大会2日前からカーボローディングとして食べるどら焼き、最高です。

小豆の栄養成分を調べてみると、カリウムやマグネシウムが豊富に含まれていて、ランナーにとっては神食だというのも分かります。やっぱり、身体が求めているんでしょう(笑)。

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春の日差しに慣れる

2025年02月27日 | ランニング・筋トレ

寒気が抜けて春の移動性高気圧に覆われ、ようやく春を感じられるような暖かさとなりました。

昨日は走り始めた時の気温が7℃。それまでの一週間はずっと氷点下の中を走っていたので、蒸し暑いくらいに感じました。

4月20日(日)開催の第27長野マラソンまで52日。当日の最高気温は20℃を超える可能性もありますので、これからは暑熱順化も考えていかないといけません。ランニングって意外と大変なんですよ(^_^;)

暑さに体を慣らすことを「暑熱順化(しょねつじゅんか)」と言いますが、英語では heat acclimation と言います。

英語では「~に慣れる」を一般的には get used to ~ で表します。大学受験では get accustomed to ~ も同義表現として覚えますが、used を使うネイティブの方が圧倒的に多いように思います。TOEIC800点や英検準1級以上を目指している人なら acclimated も覚えましょう。環境などに「馴染む、とけ込む」であれば、fit in with ~ も一緒に覚えておきたいですね。

 

get used / accustomed / acclimated to ~「~に慣れる」

fit in with ~「~に馴染む」

acclimation「(新環境への)順応」

 

愛犬Rye は窓際で初春の日差しをたっぷり浴びて、イビキ(snore)をかいて寝ております(^o^)ノ

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英検一次試験の結果に見る甘えの構造

2025年02月26日 | 指導現場にて

今週末の3月2日と翌週9日に、英検二次面接試験が行われます。トラスト英語学院でも一次試験を突破した多くの塾生が対策を行っていますが、その一方で、一次試験をクリアできなかった塾生もいます。

悔しがる者もいれば、落ちるのが当然だったように言う者もおり、中には自己採点すらしていなかったり、解き直しもしていない者もいて、呆れてしまいます。英語の前に、こういう態度を改めるところから指導していかなければならないのかと・・・。

当塾生たちには早期の英検準1級合格を目標に指導しております。大学受験における英検準1級の優位性は、以下の当ブログ記事でも記したとおりだからです。

英検準1級の優位性(2024年1月24日 投稿)

英検準1級が当たり前(2023年3月5日 投稿)

トラスト英語学院を開塾して10年余り、英検準1級に合格していない生徒がMARCH以上の大学に合格した例はありません。これは、厳しい、否、当然の現実です。

 

では、その準1級合格のためには、段階としてもちろん2級があるのですが、それらの合格のために本当に日々努力を積み上げてきたのか、塾生諸君に問いてます。

英語や受験勉強に限ったことではなく何事もそうですが、更に上のレベルに行くにはそれまでの努力よりも多大な努力をしなければ到達できません。英検4級から3級に合格するのは簡単です。でも2級から準1級に合格するには、4級から3級に合格するために要した数十倍の努力が必要です。準1級から1級に合格するなんて、私自身の経験を振り返ってもそうですが、血反吐をはく思いで勉強しなければなりません。

TOEIC300点の人が600点を取るのは比較的短時間で達成可能です。でも600点から900点になるには、その数十倍の勉強時間が必要です。900点の人が990点満点を取るには、想像もできない勉強量と精神力が求められます。

フルマラソンで例えるなら、5時間近くかかって完走していたランナーがサブ4するのは意外と短時間で可能でしょう。しかし、サブ4からサブ3.5となると、それまでの数十倍の練習が必要です。サブ3.5のランナーがサブ3を目指すとなると、想像を絶する練習とそれによって培われた体力と精神力がなければなりません。

 

目標達成のために、日々やると決めたことを一日もサボらずに積み上げることができるか。それだけです。一切言い訳をせずに、毎日の小さな努力を積み上げる。

「今日は疲れたから、明日まとめて2日分をやろう」

「今日は友達と遊びに行くから、日曜日のまとめてやれば大丈夫」

こういう甘えこそが、目標達成から遠のかせる元凶なのです。

 

今回の英検で悔しい思いをした人は、まずは今回の問題用紙を引っ張り出してきて、再度解き直して、完璧に復習することです。語彙問題なら、正解の選択肢のみならず、それ以外の選択肢の単語も完璧に覚える。長文読解は、精読をした後に声に出して数十回音読する。それぐらいのことをやって当然です。自己採点しただけで終わり。そんな姿勢だから、受からないんです。

準1級は10,500円、2級は9,100円(準会場受験でも6,900円)も払っているんですよ。そのお金を払っているのは誰でしょう。学生諸君がこのお金を稼ぐとなると、アルバイトで10時間くらい働かなければならない金額です。親への感謝の気持ちがあれば、復習をやるのは当然です。いつまでも甘えの姿勢から脱却できなければ、合格は難しいでしょうね。

雪の中でも走る。その意気込みがあれば、弱い自分に打ち克って目標達成することができるでしょう。

 

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今日は国公立大学二次試験

2025年02月25日 | 指導現場にて

今日は国公立大学二次試験の日。そして、長野県公立高校後期選抜試験までちょうど2週間となりました。今年度の入試も大詰めを迎えつつあります。

試験時間中は、誰しも焦る時もあるし、難しいと感じる時があるでしょう。そんな時は、もう一度、設問文や問題文を読み返してほしい。そうすると不思議なことに、出題者が何を試そうとしているのかが見えてきます。

入試問題を通して、出題者と対話をすればいいんです。出題者が何を求めているのかを常に考え、その意向に沿った解答を、解答用紙に丁寧に載せましょう。

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自己革新の京都マラソン2025 #7

2025年02月24日 | ランニング・筋トレ

(「自己革新の京都マラソン2025 #6」の続きです)

一週間にわたって綴ってきた京都マラソン2025の振り返りでしたが、最終回の今日は、X や Facebook でラン友さんや仲間からいただいたコメントを紹介させていただきます。

 

ナイスランです!PB更新おめでとうございます🎉

努力は裏切らないことを体現されているのに刺激をいただいてますm(__)m

(粒あんさん)

 

福澤さん!

ナイスラン&シュガーカット&PBおめでとうございます🎊

ついにやりましたね!つえー!

本当におめでとうございます✨

(すずランさん)

 

自己ベスト更新、おめでとうございます。しかも誕生日だなんて凄い。

最高の誕生日プレゼントですね📦

同じく京都を走りました身としてお祝い申し上げます(^^)

(にっしーさん)

 

福澤さん、PBおめでとうございます。応援ナビみて、応援しておりましたよ。

毎年記録を伸ばしており、もう尊敬しかない👏

次は私の番だと、気合いを入れます。

またお話し聞かせてください。おめでとうございました。

(青鬼の弁当箱さん)

 

ナイスランです👍👍そして、PB更新おめでとうございます!

気になってコッソリ応援ナビで追いかけてました。惚れ惚れするほどのラップを刻んでおられました。

日々の積み重ねを怠らず、有言実行してる姿に同じ指導者として、嫉妬すら覚えます。励みにします(`・ω・´)ゞ

(わくわくさん)

 

本当にごくごく一部のメッセージを紹介させていただきました。X で21人、Facebook で12人、メッセンジャーで3人の方々からメッセージをいただきました。これだけの方に応援されていたんだと思うと、本当にありがたい限りです。そして、これからも頑張ろうと、励みになります。

京都マラソン2025は自身10回目のフルマラソンでしたが、ボランティアさんや沿道の応援もこれまでで最も素晴らしい大会でした。特に鴨川の河川敷コースを離れて一般道に戻った32km過ぎ。マラソンで最もきつくなる残り10km。しかも、スライド区間が多くて単調になり、集中力も切れてしまいそうになりますが、悲鳴にも近い声でランナーを鼓舞してくれた給水所のボランティアの方々の応援を忘れることはできません。本当にありがとうございます。

次の出場予定大会は4月20日(日)の第27回長野マラソンです。京都よりはフラットなコースですので、そこでもう一回、シュガーカット(3時間10分未満)を再現するのが目標です。それができて初めて、サブ3が現実的なものとなるかも知れません。

京都マラソンから一週間となった昨日は、10マイル(16km)を1時間09分53秒(4分22秒/km)で走りました。フルマラソンの疲労も完全に抜けて気持ち良く走れました。

マラソンって楽しいです。だから、これからも走り続けます。

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自己革新の京都マラソン2025 #6

2025年02月23日 | ランニング・筋トレ

(「自己革新の京都マラソン2025 #5」の続きです)

この投稿では、昨夏の貧血後に心掛けたトレーニングメニューと食生活やサプリメント、そしてレース中の補給について書きていきます。

 

Ⅰ.毎日のペース走

日々のペース走が私の練習の中心です。貧血になった原因の一つに、真夏の炎天下、毎日平均14km=月間400km以上を走っていたことが挙げられます。秋から冬にかけては、日光の強さは気になりませんが、やはり距離は少し控え目にしました。10km+WS&ダウン走2km=12kmが目安です。また、10日間に1日は休息日を設けています。

 

Ⅱ.フォームの見直しとその定着

走の効率性(ランニング・エコノミー)をより高めるために、新田颯さんのYouTube動画「【ランニング塾】塾長 新田颯」を参考にして、基本ドリルの繰り返しと、フォームの定着を目指しました。

①少し胸を張り、腕を真後ろに引く

②足を地面に「優しく置く、離す」を意識

③身体の軸近くへの接地を意識

新田さんがアドバイスするこの3点を常に心がけ、骨盤の回転で足を回すフォームを体に染み込ませたら、貧血の改善と併せて、以前よりも楽に速く走れる様になりました。京都マラソン1週間前の10km走では41分25秒を記録し、PBを更新しました。

 

Ⅲ.補強筋トレ

新田颯さんのアドバイスに従い、「補強5選」なる自重筋トレを毎日行っています。詳しくはこの動画をご覧ください。

 

Ⅳ.食生活とサプリメント

貧血になって以降、主治医のアドバイスに従い、鉄分と鉄分の吸収を助けるビタミンB12、ビタミンC、葉酸の積極的な摂取を心がけました。また、サプリメントも毎日摂るようにしました。

主治医からもらった栄養指導Naviのリーフレット

 

 

Ⅴ.大会当日の補給

自身2回目のフルマラソンとなった3年前の2022年4月の長野マラソンの際、26km地点を過ぎた辺りで「うわ、足が重くなってきた。もう走りたくない・・・」と感じ始めました。一度はその嫌な感じは消えましたが、35km付近で再び足が重くなり、数回立ち止まってしまい、結局、サブ3.5まで55秒足りませんでした。いわゆる「30kmの壁」を初めて感じた時でした。ハーフまでなら何も感じないのに、なぜか。原因は次の3つです。

①練習不足

②オーバーペース

③栄養不足

①については、言わずもがなですね(苦笑)。サブ4を狙うのなら最低でも月間200kmは走っておきたいところです。

②について。フルマラソンではよく「前半の貯金は後半の借金」と言われます。前半のオーバーペースは後半に必ず足にきます。目標タイムと普段の練習量から、イーブンペースを心がけ、後半にタイムを上げていくネガティブスプリットが理想です。

③について。月間250~300kmを走るほど普段の練習から距離は踏めていて、オーバーペースでもないのに足が止まってしまう原因は、「これ以上連続で走り続けたら体が危ないから止めさせよう」と脳が指令を出してしまうんです。ランニング時のエネルギー源は、体内のグリコーゲンです。そのグリコーゲンが25kmを過ぎて使い果たされてくると、脳の栄養源でもあるグリコーゲンが不足してくるわけですから、生命維持のために脳がそれ以上のエネルギー消費を止めさせようと指示するのは当然のことですね。だからこそ、糖質補給をきちんと行うことで防げます。3年前の長野マラソンの時は、ゼリーや塩羊羹を携帯して走っていましたが、摂取の仕方が不規則で、結局残してしまっていたから、やはり糖質不足だったと言えます。

今回の京都マラソン2025では、以下のことを心がけました。

・前々日の金曜日から、白米を多めに食べ、デザートにどら焼きを食べるなどして、カーボローディングを意識。

・朝食後からスタートまでに MAURTEN DRINK MIX 320 の半分をゆっくりと摂取。

・スタート1時間前から、どら焼き、バナナ、amino VITAL を摂取。

・5kmごとに塩分チャージタブレット。

・10kmと20kmで WINZONE のジェル、30kmで WINZONE のカフェイン入りジェル、35kmで Mag-on +カフェイン を摂取。

レース前から積極的に炭水化物と糖分の摂取を心がけました。結果、41km過ぎで足が攣りそうになって一瞬歩いた以外は、止まらずに走り切れました。

前日受付の会場の出展ブースで、WINZONE の完走セットを購入しました(^^)v

 

(「自己変革の京都マラソン2025 #7」へ続く)

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自己革新の京都マラソン2025 #5

2025年02月22日 | ランニング・筋トレ

(「自己革新の京都マラソン2025 #4」の続きです)

京都マラソン2025は自身10回目のフルマラソンでしたが、自己ベストを3分19秒更新し、8回連続サブ3.5、5回目のサブ200、そしてついに、ネットとグロスの両方でシュガーカット(3時間10分未満)を達成し、市民ランナーとしてまたひとつ次のレベルへ昇華した自己革新の大会となりました。

昨夏以降は貧血で苦しめられましたが、貧血の診断が下されるまでは何が原因でパフォーマンスが落ちているか分からず、一時期はランニングをやめることまで考えていました。でも、原因が分かり、貧血と向き合い、乗り越えたその先に、こんな素晴らしい結果が待っていました。この日は53歳の誕生日。自分への最高のプレゼントとなりました。

レース後に食べた魁力屋さんのラーメン。文字通りの Hit the spot!でした(^^)

 

今回は私のレースプランニングについて書きます。

すべてのフルマラソン大会で見られる光景が、前半をオーバーペースで走ってしまったため、25km以降、歩き始めたり、足が攣ってしまってコースに座り込んでいるランナーです。今回の京都マラソンでも鴨川沿いのコースから丸太町通に戻った32km地点あたりから、歩いていたり、路肩で足を伸ばしていたりするランナーを多く目にしました。いわゆる「30kmの壁」です。この壁を感じないようにするために日々の練習があり、大会当日のレースプランニングがあるわけです。

多くのランナーが後半の失速に備えて、前半に貯金を作っておく「ポジティブスプリット」の走り方をします。もしくは、大会の高揚感に任せて前半を好調に飛ばしてしまい、「今日は調子いい。このまま行ける!」と思い込んでしまい後半にガクンと足にきてしまう、「結果的ポジティブスプリット」です。サブ2.5(2時間30分未満)やサブエガ(2時間50分未満)を目指す実業団的レベルのアスリートランナーならこれでも問題ないでしょうが、私のような一般的な市民ランナーでサブ4やサブ3.5を目指す場合、ポジティブスプリットで望む結果が出たランナーをあまりお見かけしたことはありません。

私は前半を抑えて後半にペースを上げる「ネガティブスプリット」を心がけています。前半、調子がよくて、また沿道の応援などの大会の雰囲気に押されてついついスピードを上げてしまいたくなるのですが、そこは我慢して設定ペースを守ります。今回は前半を4分35秒/km前後、32km~を4分30秒/km前後、ゴール目標を3時間10~15分と定めていました。

私は最前列のSブロックスタートでしたが、それよりも後方スタートのAブロックやBブロックのランナーに25kmくらいまでは抜かれていくのも普通でした。しかし、常に「マラソンはラスト10kmのスポーツ」と割り切っているので、抜かれても慌てることもなく自分のペースを守りました。そうすると、後半に足が残り、残り10kmからは追い抜く一方になります。これは5kmごとの通過順位を見ても明らかです。

25km地点では822位まで順位を落としていますが、ゴールでは596位。前半1時間35分01秒、後半1時間34分53秒のネガティブスプリットで走れ、自分の理想とする走りができました。

次回の投稿では、貧血後に心掛けたトレーニングメニューと食生活やサプリメント、そしてレース中の補給について書きたいと思います。

 

(「自己革新の京都マラソン2025 #6」に続く)

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自己革新の京都マラソン2025 #4

2025年02月21日 | ランニング・筋トレ

(「自己革新の京都マラソン2025 #3」の続きです)

鴨川の河川敷コースから一般道に戻ると、そこは丸太町通。京都御所もある京都のど真ん中。その先には、長男のアパートもあります。

残り約10km。普段では絶対に走ることができない公道を、他のランナーと一緒に走っている自分。そして、沿道には応援してくれている多くの京都市民と観光客、そしてボランティアの方々。自ずとテンションが上がり、スイッチが入るのを感じました。心肺はもちろんのこと、足にも疲労を感じていません。ランナーズハイに入ったと実感。「よし!ここからだ!」と、気合いを入れてラストスパートに入りました。

33.5km 京都御苑前の丸太町の折り返し地点

35km過ぎにはエナジージェル Mag-on のカフェイン入りを摂取し、心身に最後の活入れをしました。

<32kmからの1km毎のラップ>

~32km 4分27秒

~33km 4分23秒

~34km 4分22秒

~35km 4分24秒

~36km 4分20秒

~37km 4分23秒

~38km 4分27秒

~39km 4分29秒

~40km 4分28秒

~41km 4分30秒

~42km 4分39秒

京都大学の横を走る38~40kmの今出川通の最後の上り坂も4分29秒/kmでクリア。ただこの辺りから、両足の腓腹筋に張りを感じ始めました。このまま走り続ければ間違いなく足が攣って止まってしまうと思い、少しスピードを落としました。41km地点で攣り始めたので、一瞬止まって様子を見て、すぐに歩き始めました。完全に止まると攣り続けてしまうので、とにかく少しでも前に進もうとジョギング感覚で走り始めました。すると少しずつ元の感覚に戻ってきました。

泣いても笑っても、あと1km。GARMINを見たら、3時間10分ギリギリのタイム。とにかくゴールへ向かうしかない。

 

41.5km過ぎ 冷泉通と東大路通の交差点付近

ゴール直前では例年通り、長男が一眼レフを持って待っていてくれました。油断したら攣りそうな足。でもスピードを緩めると3時間10分が切れそうにない。ゴールの平安神宮の最後の直線。残り100mでグロスのタイムは3時間09分30秒を回っていました。「ここまで走ってきて、3時間10分を切れないのか?それで後悔はないのか?」とにかく足を動かすしかない。

ゴール!グロスタイムで3時間09分59秒、ネットタイムで3時間09分54秒。ついにシュガーカット(3時間10分未満)を達成!自己ベストを3分19秒、昨年のコース自己ベストを7分03秒更新する激走でした。ゴール直前の激走と、直後に右足が攣り始め、医師とトレーナーに介助される私の姿が京都マラソンの公式YouTubeで見られますので、是非ご覧ください(^_^;)

昨夏以降、重度の貧血に悩まされ、11月の松本マラソン2024後には妻に「走っていて苦しいだけで楽しくない。マラソンをやめようと思う」とまで言っていました。その時は、苦しさの原因がトレーニング過多による貧血だったということも分かっていませんでした。貧血の診断が下った11月下旬からは治療に専念し、トレーニング内容、フォーム、食生活などすべてを見直して取り組んできました。ゴール後、この3ヶ月間が間違っていなかったと証明でき、路傍で独り泣いてしまいました。

その時は辛く苦しくても、乗り越えたその先に、素晴らしい結果が待っている。努力は嘘をつかない。自身10回目の節目のフルマラソンとなったこの日は、偶然にも53歳の誕生日。自分への最高のプレゼントとなりました。

(「自己革新の京都マラソン2025 #5」へ続く)

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自己革新の京都マラソン2025 #3

2025年02月20日 | ランニング・筋トレ

(「自己革新の京都マラソン2025 #2」の続きです)

北山通りに入って中間点を過ぎると、スライド(すれ違い)区間が多くなります。折り返しが多い京都マラソンの特徴の一つです。これから走らなければならない道を走っているランナーとすれ違うと「まだあんなに走らないと折り返し地点にならないのか」と気持ちが萎えてしまうので、自分の走りに集中するようにしました。また、私はこれまでのフルマラソンの結果を見ると、25km~30kmのタイムが落ちてしまう傾向があります。この現象を私は「中落ち」と呼んでいますが、この「中落ち」をいかに最小限に食い止めるかも課題です。

22km 4分27秒(4分34秒)

23km 4分30秒(4分44秒)

24km 4分28秒(4分44秒)

25km 4分30秒(4分45秒)

26km 4分31秒(4分46秒)

27km 4分38秒(4分54秒)

28km 4分32秒(4分54秒)

29km 4分35秒(4分58秒)

30km 4分20秒(4分38秒)

中間点を過ぎてから30kmまでのラップです。( )内は昨年のラップ。昨年と比べると、中落ちをうまく乗り切れたのが分かります。

府立植物園に入る直前、気温が上昇してきたのに気づき、纏っていた簡易ポンチョを脱ぎました。少し肌寒く感じましたが、府立植物園内の観光客の応援や、京都マラソン名物でもある舞妓さんの応援を受け、淡々とラップを刻みました。再び北山通り、そして、鴨川沿いのコースに戻ってきました。フルマラソンの勝負所・30kmがいよいよ近づき、河川敷コースに入っていく直前、写真を撮るために自転車で追いかけてくれていた長男と、「大丈夫。足は残っている。まだまだいけるよ」と、声を交わしました。

加茂街道と今宮通の交差点付近の29km地点

因みに、この写真の後ろに写っているのは、ランチューバ―の「夢望ランナー」さん。スタートから隣で、30km過ぎまでずっと並走していました(笑)。動画に写っているかも知れません。

さて、ここから約3.5kmは鴨川の河川敷コースを走るため、スイッチを入れることができました。コース幅は狭くなる分、沿道の応援が更に近くなるので気合いが入ります。30km地点ではハイタッチゾーンがあり、ほぼすべての応援の方とハイタッチしながら走りました。

30km通過タイムは2時間15分21秒。昨年よりも5分58秒速い通過です。2週間前の30km走では2時間19分42秒、フルマラソンの自己ベストを出した昨年の長野マラソンでさえ2時間18分00秒での通過でしたので、過去最速。でも、足も心肺も全く違和感がありません。この頃から「今日はいける!」という気持ちになりました。

京都ランナーの聖地・鴨川デルタがある31km地点で、WINZONE のカフェイン入りジェルを摂取し、体に刺激を入れました。因みに、カフェインの効果を最大限に引き出すために、一週間前からコーヒーを控えていました。そして、目の前を走っていた特別ゲストランナーの福士加代子さんと少し並走しました。「福士さん、ナイスラン!」と声をかけると、「スゲーじゃん」と応えていただきました。元オリンピアンとの会話でテンションも爆上がり⤴。32.5km、河川敷から丸太町通に上がり、いよいよ京都市中心市街地を走るコースに入りました。

さあ、いよいよフルマラソンの最大の山、ラスト10kmの始まりです。

(「自己革新の京都マラソン2025 #4」へ続く)

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自己革新の京都マラソン2025 #2

2025年02月19日 | ランニング・筋トレ

(「自己革新の京都マラソン2025 #1」の続きです)

前夜は22時にはベッドに入りましたが、興奮していてなかなか寝付けないのは毎度のこと(笑)。「スマホを見ながらリラックスできていれば充分」くらいの気持ちでいたら、いつの間にか寝入っていたようです。4時に起床し、朝食を摂り始めました。

おにぎり2つ、ほうれん草のカップみそ汁、温泉卵1つ、納豆を食べました。そして、シェーカーにMAURTENの「DRINK MIX 320」の半分を250mlの水で解いてバッグに詰め込みました。5時30分過ぎにはホテルを出て、地下鉄烏丸線九条駅から電車に乗り、京都駅のシャトルバス乗り場に6時頃に到着。昨年は一番乗りでしたが、今年はすでに長蛇の列でした。それでもバスの運転開始とともにスムーズに乗車でき、スタート地点の西京極総合運動公園に6時40分頃に到着。6時45分の会場と共に、トイレに直行して用を済ませ、着替え、アップを始めました。天気は曇りで気温が5℃くらい。上はノースリーブにアームカバー、手袋、ネックウォーマー、下は短パンで走ることにし、簡易ポンチョの上に、更に100均のレインポンチョ、そして、ネックウォーマーにはホッカイロもつけて、スタートまでの寒さを凌ぎました。スタート90分前にバナナとどら焼きを食べ、DRINK MIX 320 をゆっくりと飲み始め、炭水化物を多めに摂取しました。

スタートブロックはS→A→B→・・・とKまで続く中での先頭Sブロックスタートでしたので、気持ちに余裕を持って整列開始の8時よりも少し遅れて競技場のトラックに降りて、アップをしながら号砲を待ちました。スタート45分前にはアミノバイタル、30分前にWINZONEのエナジーハイブリッドを飲み、準備万端です。

16,000人が出場する人気のマラソン大会。Sブロックの健脚揃いのランナーたちから刺激をもらい、スタート直後からいい感じで走れているのを実感できました。最初の1kmは4分12秒。一昨年は5分07秒、昨年は4分38秒で入りましたので、かなり速いです。でもこの後の数キロで落ち着いてくるのも分かっていますので、「いい感じだ!」と自分を鼓舞しながらも、4分35秒/km前後でペースを掴むことを意識していきました。

そして今年も、立命館大学生でマラソンコースのど真ん中に住んでいる長男が電動キックボードで追いかけて写真を撮ってくれることになっていたので、それも楽しみにしながら、レース序盤に入っていきました。

約7km地点の嵯峨釈迦堂付近

 

11km地点の仁和寺では、京都マラソンの代名詞にもなっているお坊さんの応援が勇気と感動を与えてくれます。合掌。

(写真は京都マラソンの公式Xよりお借りしました)

17km地点までは上り基調のコースで、特に、10km~12kmのきぬかけの路はコースの中では最も傾斜のきつい所ですので、歩幅は少し小さめにリズムよく刻むことを心がけました。

約13km地点の馬代通と上立売通の交差点

 

約20.5km地点、加茂街道から北山通に入る北山大橋の手前で

写真からも分かる通り、前半は簡易ポンチョを着たまま走りました。

中間点を昨年よりも3分40秒速い1時間35分01秒で通過しました。ここまでほぼほぼイーブンペースで来ましたが、これまで9回走ったフルマラソンよりも最も速い中間点通過です。でも、足も心肺機能も全く問題ありません。後半も同じペースで入ればシュガーカット(3時間10分未満)が見えてきますが、そう甘くないのがマラソン。この時点では、まだ自己ベスト(3時間13分13秒)の更新を目標にしていました。

マラソンは終盤10km勝負のスポーツと割り切っているので、「32kmまでは準備運動」と忍者のようにヒタヒタと静かに走り、終盤に備えました。実は中間点までにAブロック・Bブロックスタートの多くのランナーに抜かされていましたが、ここで焦って付いていくと必ず後半にバテテしまいます。32kmを過ぎたらスイッチを入れて走りを爆発させる作戦でしたので、「まだ我慢!」と言い聞かせ、普段の練習で体に染み込ませてきたフォームを再確認しながら走っていました。

(「自己革新の京都マラソン2025 #3」へ続く)

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