英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

ある生徒の決断

2006年03月23日 | 指導現場にて
先週の土曜日、ある生徒が進路について相談しにきました。

彼には、私立でいえばMARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政)に受かる力は充分にありました。しかし、センター試験で躓いて三流の国立はもちろんのこと、私立上位校はどこもかすらず、S大学法学部に受かっただけなのです。

彼の選択は“浪人”でした。「もう1年、死に物狂いで勉強して早稲田に行きたい」と決意してくれました。

彼との付き合いは2年以上になるため、勉強に対する理解力があり、模試でもそれなりの成績を残してきたことも知っています。しかし、大学入試は結果が全て。本番で結果が出なければ、それが実力。そして、その責任も自分でとらなければなりません。つまり、大学入試は大人社会への最初の試練なのです。

彼がセンター試験に失敗した時に、私も涙ながらに以上のような話をし、彼も真摯に私の話を聞いてくれました。その後、曲がりなりにも今年の受験を戦い終え、すっきりした表情で“浪人”を選択したのです。

厳しい浪人生活。しかし、その一方で得るものもたくさんあります。浪人経験者として心から彼を応援したいと思います。そして、一年後晴れやかな表情で「先生の後輩になれたよ」と報告に来てくれるのを、待っていたいと思います。


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