英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
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多聴

2008年02月07日 | 英語勉強法
昨年11月の手術から3ヶ月が過ぎようとしていますが、昨日は術後の定期検診に行ってきました。自宅から大学病院までは車で往復3時間。リスニングの多聴には絶好の機会です。

私はリスニング教材として、2001年に留学するまでは「時事英語研究」(研究社)を使っていました。しかし、帰国して半年後に休刊になってしまったため、その後は「The English Journal」を定期購読しています。このような月刊誌の利点は、なんと言っても旬の英語に触れられることです。

付属CDは、いつでも聴けるように、整理してあります。
今日は「時事英語研究」2003年1月号の“Correspondents' Corner”を、久しぶりに聴き返しました。これは外国人記者による対談のコーナーですが、この時のトピックは whistle-blower(内部告発者)です。

Longman では whistle-blower を次のように定義しています。
someone who tells people in authority or the public about dishonest or illegal practices in business, government etc.
当時のアメリカでは、 whistle-blower によって Enron や WorldCom といった企業に非難が集中していたのです。
日本でも最近の食品偽装が相次いで表面化したのは whistle-blower によるものとも言われています。

この対談の中では spill the beans
<<spoken>> to tell something that someone else wanted you to keep a secret
という表現も使われていますし、日本文化についても議論が交わされ、ostracize という big word も出てきています。

私は5年前にこのCDを繰り返し聴き、これらの語彙を覚えましたが、今でも忘れることなく自然と口から出てきます。興味を持った内容のものは、繰り返し聞く“精聴”に切り替えると、自然と単語も覚えられてしまうのです。

語彙を覚えるとき、目で見たり、手で書いたりして覚えることも大切です。しかし、英語は‘まずは音ありき’の表音文字です。繰り返し聴いて耳から覚えたものは、忘れにくいのは事実。語彙力アップにもバランスのよい勉強方法を意識したいものです。

さて、昨日の検診結果ですが、検査数値も安定しており、手術による創傷痕も含めて経過は順調とのことでした。ようやく元の自分の体に戻りつつあるという感覚をもてるようになりました。

もうしばらくは様子を見ながら生活をして、心身とも充実した暖かい春を迎えたいと思います。
コメント (4)
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