英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

第162回TOEICの感想

2011年05月29日 | TOEIC・英検など
第162回TOEICを受験してきました。フォームは4HIC10です。

ここ8年ほどは毎年1回ずつ受験していますが、私が毎回気にかけるのが、パート3・4の先読みについてです。

今回受験した直後に感じたのは、「パート3・4に関してすべての設問と選択肢を、パート1~4のイントロダクションの間に完璧に先読みするのはそもそも不可能である」ということ。

ある程度読んでおいて、気持ちの安定剤にするくらいに考えるのがベター。パート3・4に入ったら、次のダイアログやショートトークの3つの設問と選択肢を先読みし、内容を推測する。そして、実際に音声が流れて解答を終えたら、次の設問のダイアログやショートトークが流れるわずかの間に、その3つの設問と選択肢を先読みし、内容を推測する。この繰り返しを20回(=計60問)、テンポよく行うことが大切だと改めて気付きました。そのためには、やはり速読力をつけ、話しの内容を推測する力を養うことが大切です。

Tommyさんが直前対策の一つとして紹介されていた対策を引用させていただきます。
今の時期に有効な手段として、こういう方法もあるというのを紹介します。
模試を引っ張り出してきて、パート3と4の設問と選択肢に目を通します。
出来るだけたくさんです。
自分の目の置き方、頭の入れ方、何を聞かれそうか・・・などイメージするんです。

これはイメージするだけの練習。
なので、出来るだけ、パッ、パッ、パッと見て頭に入れるようにする。
そうすると、本番で先読みする方もしない方も少しだけ設問と選択肢が早く読めます。
私もこの対策を実行し、今回の本番では、テンポよく先読みと解答ができたと思います。

リーディングについては、やはり読ませる英文量が増えたと思います。毎回受けていらっしゃる受験者の方はあまり気付かないかもしれませんが、私のように1年に1回、同じ時期にコンスタントに受けていれば、その違いを実感できるのではないでしょうか。

パート5の40問中、悩んだ問題が3問ありました。112番の問題は連鎖関係代名詞を問う問題でしたが、試験終了直前まで連鎖関係代名詞だと気付かず、「あ、連鎖関係代名詞じゃん!なんで初見で気付かなかったんだろう」と正答をマークしたところで試験終了のアナウンスがありました。こういったわずかな時間のロスの積み重ねがTOEICでは全体に負の影響を与えてしまいます。

分かっている問題でも何回もトレーニングを繰り返して、無意識のうちに答えが見えるようにしないといけません。

今回は時間内に全問解答できましたが、時間に追われる自分がいました。こういった場合、精神的にブレてしまうので、何らかのミスを犯しているかもしれません。990点満点とはいかないかもしれませんが、前回よりはいい結果がでることを祈っております。


それにしても、「TOEICはスポーツだ」と改めて実感しました。試験会場を出た時は、心地よい疲労感とともに緊張の糸が解けるのを感じました。

この感覚が癖になるんですよね。TOEICって本当におもしろいです。

帰宅後は家族で居酒屋に出向き、ご苦労さん会を慣行。いつも以上においしいビールをいただきました。


コメント (8)
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自信と謙虚

2011年05月29日 | TOEIC・英検など
岩崎武雄『正しく考えるために』にこんな一節があります。
自信と謙虚さということは相矛盾するものではなく、むしろ批判的精神という同一の根源から生じてくるものであるといえましょう。権威に対する盲信を捨てて自信を持つということは、自己の能力に対する自信を持つということであるよりも、むしろいかなる人間も絶対の真理を把握しているとは限らないということについての反省であるといえましょう。そしてこの反省は謙虚さに通ずるものなのです。

自信を持ちながらも、謙虚さを忘れずに・・・。

そんな心構えで、自身32回目となる今日のTOEICに臨みたいと思います。

岩崎武雄 『正しく考えるために』


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