英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

奥深い if 節

2011年05月19日 | TOEIC・英検など
英検3級の過去問を見ていたら、こんな英文整序問題がありました。
もし遅れるようなら知らせて下さい。

〔 ①you ②me ③be ④if ⑤tell ⑥will 〕

Please ----- ----- ----- ----- ----- ----- late.
答えは
Please tell me if you will be late.

3級の問題なので、出題者の狙いは、接続詞 if を使って複文を作られるかを試していると思われます。

しかし、もっと奥深いのは if 以下の副詞節で will が使われている点です。

多くの高校生は、次のように習います。
・時や条件を表す副詞節の中では、未来形の代わりに現在形を使う。

・if 節内で will が使われる場合は名詞節であり、if = whether (~かどうか)。
しかし、この問題文のように、副詞節内でも will を使える点について言及している高校の授業は少ないようです。言及したところで複雑になるだけですが・・・。

副詞節内でも will が使えるのは、時や条件を表す場合だけですので、当然のように、本問のように意図(~するつもりなら)の意味を表す副詞節内であれば、will は使えるわけです。

「副詞節」という言葉から紋切型で判断してはいけないです。しっかりと「時や条件を表す」という、それこそ“条件”とセットで覚えておきたいです。

偉そうに書いてきましたが、この用法を知ったのは留学中の10年ほど前のこと。英文法は奥深いです。


コメント
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