学院で使用する暖房用の灯油購入のためスタンドに行きました。セルフで現金購入が最も安いため、10日に一度のペースでポリタンク6缶(=108リットル)を購入しています。灯油をポリタンクに注入していると定員さんが来られて「nanacoカードはお持ちですか」と勧められました。
「これは事業用なので・・・。帳簿上、仕訳が面倒臭そうだから・・・」と言うや否や、もうすでに隣のお客さんに同じように声をかけられていました。
銀行員時代の研修で、セールスは何気ない会話から相手のニーズを引き出し、それに応えるものをセールスするという、当たり前のことを身につけました。今回は私の方からニーズを提供したのですが、ここでもしズバッと明快な回答が得られたら、すぐにお願いしていたかもしれません。
事業をやっていると、特に会計処理上、様々な疑問が出てきます。そのようなこちらの疑問点を理解されたうえでセールスされると、成約率もかなり違ってくるでしょう。例えば、看板設置もそう。2社から見積りが出た場合、金額だけでは大差はないかもしれません。そんな時「看板も減価償却資産の対象になりますよ。耐用年数は3年です」と助言されたら、その時点でそちらに判を押してしまいそうです(笑)。
学院の看板設置工事
でもこのような疑問点は実際に事業をやってみないと分からないことがほとんどなので、やはり「相手の懐に飛び込む」=「相手のことを勉強する」ことが大切なのでしょうね。英語指導も一緒です。学習者がどこでつまづくか、何が理解しづらいか等々、自分自身が苦労した経験を最大限生かした指導が大切です。