沖縄での一人暮らし

延べ8年間、沖縄で一人暮らしをしました。歴史・自然・文化を伝えます。

みそ汁 ちえ食堂

2020-06-29 | 沖縄そば
「沖縄のみそ汁」を、初めて食べた。

「先入観」は、行動を妨げる。
みそ汁は「主食にならない」
どんぶりでみそ汁を食べたら「塩分取りすぎ」
と思っていました。

沖縄でみそ汁の人気店を調べると「ちえ食堂」が上位に出て来る。45年続く店です。

このパイプ椅子は、入店待ちのお客さん用だね。
メニューをよく見たら、「そば」と「ゆしどうふ」と「みそ汁」の3種類だった。
「油みそ」は、持ち帰り用だね。

「みそ汁750円」を注文しました。

出てきました。みそ汁。


みそ汁の具
アツアツのどんぶりに、
レタスとか野菜たっぷり。
カマボコも乗せてあるだけでなく、中からも出てくる。
三枚肉の細切れ、ちぎった島豆腐もたくさん入っている。
卵も落としてある。

みそ汁のスープ
とても美味しい。
豚骨とカツオ出汁で、旨味が充分あるので、みその味は、ほとんど感じない。

この味は、何に似ているのだろう。
豚汁はみそ味だし、野菜スープはコンソメや中華スープの味だけど、全然違う。

美味しいスープを飲み干しました。

大盛りのご飯に、「油みそ」を乗せる。
これがまた、美味しい。

「油みそ」は、みそと細かく切った豚の脂身を炒め、砂糖や泡盛を加えたもので、おにぎりの具にもなる。

お会計の際に厨房を覗くと、注文のたびに、中華鍋で人数分のみそ汁を作っていた。
中華鍋にスープがあり、そこに島豆腐、野菜、三枚肉などを加えていく。
アツアツのわけだ。

「味噌が入っているのですか?」と聞いてみた。
「赤味噌が入ってますよ。みそ汁ですから」と赤味噌を見せてくれた。
ちょっと、失礼な質問だったかな。

前回に続いて今回もそばを注文した同僚が、「どのくらいみそ汁が出るんですか?」と聞いた。
「ほとんどのお客さんが「みそ汁」を注文する」という。
同僚は、この店では少数派の珍しい客だった。

美味しかった。沖縄そばより健康的だ。
今度は「油みそ」をお土産に持って帰ろう。

伊豆味街道から、少し山に入ったところにあります。次々と地元の人々がみそ汁を食べにやってくる店でございました。