四方源太郎日記(京都府議会議員・綾部市選挙区)

これからの綾部のために、さらなる「挑戦」を!

合格の鐘

2006年09月17日 | 論評・研究

 台風が接近している。午前中はよく晴れていたが、自治会対抗ソフトボールは今日も中止になったそうだ。

 昼にNHK「のど自慢」を観ていたら、鐘1つという人が3人もいた。(途中から観たので、もっといたかも)「最近、鐘1つがないなあ。もしかしたら、歌う人に悪いので廃止したのかなあ」と思っていたのに、3連発でビックリした。鐘1つにするしかないくらいの外れ調子だったのだが、こういう方が「のど自慢」らしくていいなあと思った。

 午前中のサンデープロジェクトに中曽根元首相が出て、小泉政権を総括しておられた。

 小泉政権の良かったことは、「日本政治の漂流を止めた(長期安定政権を作った)」「インド洋、イラクへの自衛隊派遣を行った(日本の国際貢献の幅を広げる前例を作った)」「不良債権処理を思い切ってやった(景気回復につながった)」ことの3点だと述べていた。

 逆に悪かったことは、「2者択一政治をおこなった」「議会機能を無視した(参議院で郵政法案が否決されて、衆議院を解散したこと)」「アジア外交を逼塞させた」ことの3点だそうだ。

 僕は、良かったことは、「アジアとの対等外交、北朝鮮による拉致問題の進展」「郵政法案の成立(政治>官僚にして、本格的な行政改革を行う端緒となる)」「徹底して国民に分かりやすい総選挙を行った」ということだと思う。

 これまで「聖域」と言われていて、犯罪や汚職の温床となっていた部分にメスが入ることになったのは良かったと思う。小泉政権は外交がダメだったとよく言われるが、僕は中国や韓国に毅然とした態度を取り続けてくれたことが、将来の日本の外交を有利にすると思って、高く評価している。

 悪かった点は、「掛け声倒れに終わった改革が多かった(道路公団と高速道路、教育と学校、地方分権と三位一体改革など)」「ブッシュと仲良くし過ぎた」ということだろうか。

 絶対評価だと鐘2つかもしれないが、僕が知っている総理大臣(中曽根氏以降)との相対評価だと合格の鐘が鳴るのではないかと思う。

コメント (6)
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