23日㈭、明日は府議会の議会運営委員会があり、1週間ぶりに京都に行く。27日には府議会4月臨時会が招集されることになっており、「新型コロナウィルス感染症緊急対策」の補正予算を審議する。
国から1人10万円の給付金は人口33,000人弱の綾部市でも約33億円と巨額なものになる。
本来は、国がこの金額を自治体に配分して、自治体が飲食店等に休業補償をすれば良かったのではないかとも思う。配る手間も必要ないし、綾部市で33億円もあれば、それを払ってすんなり休業に応じてもらい、2ヶ月くらいでコロナを終息に追い込めば良かったのではないかと思う。京都市なら1460億円にもなる。
政府の「後手後手」感が否めないし、「安倍一強」で上の顔色をうかがうばかりの国会議員の現状は情けない。今は東京にいるよりも、地元に帰り、不安を抱える地元の声をネット会議等で中央に伝えることこそが重要なのではないか。
隣りの兵庫五区選出の谷公一代議士は交通事故を起こされたのは不注意だったが、城崎温泉などを抱える地元の声を聴く活動は必要なことではなかったかと思う。江戸屋敷と国元との不一致感がある。
石破代議士を立候補すらさせないようにプレッシャーをかけたり、党内選挙なのに一般党員まで締め付けて総裁選をやる政党であってはいけないとつくづく感じる。
京都府内のコロナ感染状況や退院等の状況を日々、チェックしている。新聞報道等は累計数なので、退院されても数字が減らない。
現実には京都府内では、昨日と今日で感染者は11人増えているが、10人が退院しており、残念ながらお亡くなりになった方があるため、入院中もしくは入院調整中の合計は微減している。京都市の入院数も微減している。油断はできないが、この状態で推移しながら、少しずつ減らしていければと思っている。
医療崩壊を避けるために、府内の感染症病床数の「余裕」については、ひとつの指標として日々、確認するようにしている。
東京や大阪のテレビ局からの放送を観ているだけでは、身の回りの「現実」はつかめない。
京都府では、一般病床を改修して、4月末までに250床を確保できる見通しが立った(京都新聞記事参照)。5月以降にはこれを400床に増やすべく取り組んでいく。
また、軽症者のためのホテルの客室も900室の目標に対し、4961室の応募があったことも明らかにされた。
感染者数が増えてくれば、軽症者が亡くなられたり、学校での感染、若い人や有名人の感染や死亡者も出てくるだろうが、それに一憂しているばかりではいけない。
行政は全体像を的確に捉えて「木を見て、森を見ず」とならないように、感染の全体量を減らすための対策に取り組むことが肝要だ。
政治家はさらにその先を読みながら、府民、市民の今の気持ち、少し先の状況を想定し、将来への前向きな展望を持って、行政へ提案・提言をしていくのが役割だと思っている。
今日は午前中に中筋地区にげんたろう新聞を配りに行き、午後は来客対応など。