14日㈮、午前中は京都北都信用金庫の理事を退任され、新たに綾部市観光協会の事務局長と㈱水夢の会長に就任された仲久保政司さんがお越しになり、今後の綾部の観光などのことについて意見交換した。
「企業観光」について、グンゼの「創業理念」を基礎にした「企業研修」の受け入れが事業にならないかという意見などを申し上げた。
午後は本田太郎事務所の小谷典仁秘書が新たに入所された西地康宏秘書を連れて挨拶に来られた。西地さんは京都3区の木村弥生事務所におられたが、事務所閉鎖に伴って本田事務所に移り、福知山事務所に常駐されるそうだ。
16時から、京都府の水口裕一郎農林水産部長ら、農林水産部の幹部を綾部に招き、JA京都にのくにの迫沼満壽組合長らとの意見交換会を開催した。綾部市の大島順彦農林商工部長にも同席していただいた。
府立農大や府畜産センター、北部産業創造センターがある綾部市を農業後継者の育成や農業新技術の開発拠点としてほしい、と常に京都府には要望しており、今後、京都府に力を入れてもらうためにも地元の綾部市やJA京都にのくにの協力が不可欠であり、そのために「農業サミット」とでも言うべき、こういった会を企画した。
肥料や資材の高騰状況やその対策補助金の支給要件、今年の米の作況、新種米「京式部」の販売戦略、府立農大の後継者育成などについて、それぞれから報告してもらって、意見を交わした。
こういった形で、中丹地域や綾部市の農業について、京都府、綾部市、JA京都にのくに、それぞれトップが一堂に会して話し合うことは過去に例がなかったそうで、皆さんに有意義だったと喜んでいただいた。
終了後は場所を移しての懇親会も行い、さらに交流を深めた。
やはり、腹を割って話せる環境を作らないと何事も前に進まないと感じた。こういった橋渡し役は府会議員の重要な仕事だと思っている。
15日㈯、9時にグンゼスクウェアに行き、秋のバラまつりの開会式に出席した。綾部バラ会のボランティアの皆さんも数多く参加されていた。
グンゼ集蔵ではちょうど、あやべ写真サロン展が行われていたので鑑賞した。京丹波町の築山忠則さんの「中秋の月光」という作品は光の当たり方が不思議で、撮影者の築山さんがおられたのでお聞きして納得ができた。写真はただ撮影するだけでなく、技術も相当必要なのだと思った。
グンゼ博物苑・未来蔵での浮世絵コレクションの展示も見学した。
「ぜひ!観ていってください!」とグンゼ博物苑職員の由良文美子さんに案内していただき、グンゼ創業者・波多野鶴吉の売り出し方などについてもいろいろとお話をさせてもらった。
私は社会人になって最初の仕事が伯父、四方洋が書いた「宥座の器~グンゼ創業者・波多野鶴吉の生涯」の取材や資料集めだったので、グンゼの創業史研究はライフワークになっている。