3日㈪、朝8時半に事務所を出て京都へ。
11時から京都府議会森林・林業活性化議員連盟(会長:四方源太郎)の総会を開催し、家元優事務局長の進行で議事は全て承認していただいた。
その後、京都府議会から菅谷寛志議長、京都府農林水産部の水口裕一郎部長、京都府森林組合連合会の青合幹夫会長、京都府木材組合連合会の愛甲政利専務などの来賓をお招きして、府内産木材の増産についての意見交換会を行った。
京都府議会では、昨年度末に府内産木材の利用促進条例を議員提案で成立させた。来年度の当初予算ではこの条例の理念を実現するために、本格的な施策を打ち出してほしいと思っている。
京都府では今年の6月補正予算で主伐・再造林に対する補助制度を新たに創設しているが、今後は木材乾燥機の導入への補助やベイマツ中心の住宅の横架材に府内産の杉を使っていくための研究・普及支援など、課題は多いが、取り組めば必ず結果が出てくるので、知事をトップに創設される「府民会議」での議論を深め、林業予算を増額して頑張ってほしい。林活議連ではそれをしっかり後押ししていきたい。
12時半から議員団会議、13時半から子育て環境の充実に関する特別委員会に出席。
府立医大泌尿器科の客員教授である邵(そう)仁哲先生にお越しいただき、「男性の不妊治療」について勉強した。男性にも原因のある不妊は全体の約半分あるそうだが、男性には女性の産婦人科のような診療科がない。不妊治療のハードルを下げる工夫がもっと必要だと感じた。
4日㈫、今日は電車で京都へ。12時半から議員団会議、15時から予算特別委員会の全体会に出席した。
■政治家を「センセイ」と呼ぶかどうか…
最近、政治家を「センセイ」と呼ぶかどうかが話題となっている。
私自身は綾部では「ゲンちゃん」「ゲンタロウ」「ゲンタロウくん」「ゲンタロウさん」という名前か、「府議」「四方府議」と役職で呼ばれることが多い。「四方」は綾部では一番多い姓であるためか、綾部の人は「四方さん」とはあまり言わない。
もちろん、「センセイ」と呼ばれることもあるが、呼んでほしいとか呼んでほしくないではなく、好きなように呼んでもらって構わないと思っている。
京都府の職員は「四方センセイ」と呼ぶ方が無難で一番ラクならそれでいいし、呼びたくなければ呼ばなくても構わない。逆に「四方さん」とか「ゲンちゃん」と呼んでくださいと強制するつもりもない。
「センセイ」と呼ばれる人は「年中無休、24時間営業」の職業だと思っている。政治家は困っている人がおられたら、いついかなる時もそこに駆けつけなければいけない。「政治家は親の死に目にも会えない」と言われて育ってきたので、個人的なことは常に後回しにする覚悟はある。
同じように「センセイ」と呼ばれる医師、教師、弁護士なども同じだと思う。困っている人がいれば「今日は休みですから…」とは言えない覚悟が必要な仕事だ。
「センセイ」は偉いのではなく、自分の覚悟を示していると思っているので、そう呼ばれたら背筋を伸ばすだけのことだと思う。大阪府議会が「センセイ」と呼ばせないと決めたというのは、その覚悟を放棄するということか。京都府議会でそんな議論が出てきたら「そんな議論は時間のムダ」だと言う。
「センセイと呼ばれるほどのバカでなし」という言葉もある。呼ばれ方を気にするよりも、有権者から「バカ」だと言われないように、我々政治家は精々努力することだ。