25日㈪、12時半から議員団会議、13時15分から本会議で一般質問。
本会議終了後は日中友好親善京都府議会議員連盟(兎本和久会長)の役員会に出席した。今年度から議連で副会長を務めることになった。
夜は京都で会合。京都泊まり。
26日㈫、11時から京都造園建設業協会(加藤大貴会長)の役員との勉強会に出席した。
12時半から議員団会議、13時半から文化生活・教育常任委員会に出席した。
報告事項では「魅力ある府立高校づくり推進基本計画」の中間報告を受け、高校受験制度に関して意見を述べた。
「今の京都の高校受験は第一志望校が受けられない状況になっているのではないか」「公立だけで受験制度を考えず、私学とも協議する必要があるのではないか」と指摘した。
私学の専願誘導があまりに目に余ると最近、感じている。
夜は京都泊まりで、ホテルから児童相談所のあり方を考える地方議員懇談会(岩波初美会長)の役員会にオンライン出席。
27日㈬、10時から面会あり。これからの日本の政治や綾部市の目指す方向性について意見交換した。
12時半から議員団会議、13時半から文化生活・教育常任委員会に出席。
■学校体育館のエアコン設置を進めるべき
審議事項の採決の後、教育委員会に関する所管事項の質問では、熱中症で生徒が亡くなった事件を受け、学校体育館にエアコン設置を求める質問が大澤彰久府議(山科区)などから出されたが、「ランニングコスト」「変電設備の容量が足りない」「断熱構造になっていない」と否定的な理由を管理課長が答弁したので、「変電設備とあまり関係がないLPガスのGHP(ガスヒートポンプ)方式の検討をしたのか?」と指摘。八幡市ではGHPで国の防災関係の補助金を活用し、来年度までに全小中学校の体育館と武道場にエアコン設置をすることにもなっており、「私は京都府LPガス協会の方々との勉強会で話を聞いたので、教育委員会もLPガス協会に行って研究してきたらどうか?」と勧めた。
■本来の働き方改革とは
他にも「働き方改革」は「時短」ではない。改革によっては、仕事が増えたり、勤務時間が延びることにもなるかもしれない。残業には時間に応じて手当を付けることなどが国で議論され始めているので、そうなれば良いと思うし、教師が子どもに向き合う時間やゆとりを確保するために、それを妨げている業務を教師以外の職員が担う体制を作ることが本来の「働き方改革」ではないかと指摘した。
ボランティアは「志願」という意味なのに「無償」だと誤解されているし、リストラは「リストラクチャリング(再構築)」なのに「首切り」だと誤解されている。
共産党議員が「働き方改革」と「ブラック職場」を関連させてあまりに質問するので、そんな誤解を生むような言い方をしていたら、教師という仕事のイメージが悪くなるだけだと思って、別の立場からの質問を行った。
■私学に抗議すべきではないか
昨日に続いて、高校受験に関しても「第一志望を受験する前に三者面談で変えさせてしまう進路指導になっていることは良くない」と指摘。
第一志望が不合格になったら、併願している第二志望校に行くことになってもやむを得ないが、ある私学が「このテストで80点取れない生徒は専願でないと合格させない」と中学校に通告してきているのは由々しきことだと思う。
それが事実ならば、その学校は相対評価でなく絶対評価で合格者を決めていることになるので、公立と私立で定数を話し合っても意味がなくなるし、「教育があまりに商売に偏っていくことに、教育委員会からもハッキリ抗議すべきだ」と求めた。
■激甚災害指定の補助率かさ上げは何%に?
夕方、激甚災害指定された場合の補助率かさ上げのことで、何件か連絡を受けた。国はまだ何%のかさ上げになるか、一切確定的な数字を言っていないのだが、なぜか綾部市の担当者からは「今回は5%のかさ上げしかなく、20%が自己負担になる」という数字が出て、そのことが農家の皆さんに不安を与えているようだ。
綾部市にこの数字の根拠を確認してみたら、報道等の情報によって判断された「5%かさ上げまでは確実だろう」という職員の推測だったとのことだった。「今は誰しも確定的な数字は言えないのだから、不確定な数字を言うべきではないのではないか」と農林商工部長には申し入れた。
過去は最大95%まで補助率がかさ上げされている。今回はどこまで上げてもらえるかは分からないが、我々はそこまで頑張ってくれると信じている。せめて10%以下でないと被災地での農業の継続は厳しくなるのが現実だ。
京都府の農林水産部長にも連絡して情報収集したり、本田太郎代議士にも国の感触を探ってほしいとお願いした。
その上で、確定的なことは言えないと前置きしながら、相談してこられた方々に連絡した。「もし、綾部市の言う通りだったら負担するのが相当苦しい。その時はまた相談に乗ってもらえますか?」という訴えもあったので、「もちろん、その場合は何とか負担の肩代わりをしてほしいと、府にも市にも話をしていきます」とお答えした。
必要な復旧を進めていかなければ、綾部の農業に未来がなくなってしまう。必要な食糧生産、美しい田園風景を守るためにも、そんなことにしてはいけない。