午前中、せいざんに寄って、仕事の納品に行った後、今日も法務局に行った。
役員変更登記をしたのだが、以前に比べてずいぶん簡単な方法になっている。前は手書きで、カーボン紙を挟んでと面倒だったが、今はパソコンで打ち出すので、書く時間がかからないし、間違っても直すのが簡単だ。
夕方、法務局から訂正の電話がかかってきたが、前みたいにちょっとしたことでも「来い」という姿勢ではなく、「今確認できましたから、こちらで直しておきます」と、ありがたいことを言って下さる。
午後、ユニセフの代表者会議に参加するためにハートセンターに行った。そしたら、佐々木さんが2人の若者の応対をしておられて、僕も加わった。
前からここに書いているが、「野の花会」という統一教会の一組織の若者たちだった。本当か嘘かは分からないが、一人は神戸大学、一人は関西大学の学生だということだった。2人共、原理研究会に入っているということは認めて、原理研究会と統一教会の関係ももちろん分かっていた。
100円ショップで売っているような「ふきん」を2000円で買ってくれと言う。その収益を福祉施設に寄付しているというが、それは真実でない。昨年125ヶ所の施設に出したと資料に書いてあったが、「これは嘘なんや。0ヶ所ということはないやろけど、125というのは嘘や、分かっとるやろ。あっても5ヶ所くらいや」と言ったら、「もうちょっと多いとは思いますけど。そうですねえ」とあっさり認めていた。
免許証や学生証などの写真を見ていたら、目の前にいる人とは全く別人のようだった。本当に別人なのか、洗脳されて顔つきが変わってしまったのか。
佐々木さんは、「こういうエネルギーがあるのなら、それをボランティア活動なんかに使ってみないか?」とボランティアを勧めておられた。「君は将来、何がしたいんや?」と佐々木さんが聞いたら、「政治には興味があるんです。日本を良くしたいと思って…」とつぶやいた。その時は顔つきが穏やかになって、にこやかになっていた。
統一教会と勝共連合のこととか、文鮮明と金正日の会談のこととか議論しようと思ったが、あまり乗ってこなかった。「勝共」は「共産主義を敵視しているのではなく、共産主義を乗り越え、新しいものを提案すること」だと言っていた。文鮮明と金正日の会談については、「南北統一をしたいという思いから…」と説明していたが、「金正日は政治指導者ではない、マフィアの親分や。彼のせいで、朝鮮人民は苦しめられとるのに、その人と仲良くして支援することは南北統一にはつながらん」と言っておいた。
「信仰の自由」とか、「他を回りたいので、帰らせてくれ」と言うので、「そっちから訪ねてきて時間をとらせておいて、自分の商品が売れんかったら帰りたいとは何事や」と怒っておいた。「もし信仰に確信があるんやったら、統一教会を名乗って販売に回れ。それを隠して、こんな野の花会という名前をつけて、おかしいやろ」と言って、「綾部はもうこれ以上回ってほしくない」と言っておいた。
帰り際に握手を求められたので握手をした。「何か信仰されているんですか?」と聞かれたので、「何もしとらんけど、綾部を信仰しとる」と答えた。彼らの中に「迷い」が生じてくれれば、視野をもう少し広げてくれると思うし、脱会につながってほしいと思う。
皆さんも野の花会の「ふきん」は絶対に買わないで下さい。「しんぜん」という国際協力の団体もありますが、ここも統一教会ですので、お気をつけ下さい。
夜は二水会だった。