7月1日 雨
蛍光灯の笠の周りにへばりついているイエオニグモのアイネの身長を測った。10mm、横も8mm強ある。丸みの高さは測れないが、堂々たる体格である。アイネは♀だから形容が悪いかな。
これは台所にいるイエオニグモ。ツバイと名づけた。すぐそばにもう一匹、もう少し小さいのがいる。これはドライ。写真を撮ろうとして網にさわったので逃げてしまった。ピアノの部屋には4匹、風呂場にも2匹いる。今年はイエオニグモの当たり年だ。しかし過保護のアイネはずばぬけて大きい。
7月2日
ツバイの後ろの壁に大きなアシダカグモが何か捕らえて食べている。蛾かな、ゴキブリかな?アシダカは大きいからマクロはいらないとコンパクトデジカメで撮ったのはいいが、ポシェットの中で、モードが動いてしまったらしく、撮れてはいるけど、メモリーにはないみたいだ。だからここに載せることは出来ない。
7月3日
昨日のアシダカグモ。餌は持っていないけど。体長30mm。♀ですね。
7月10日
ピンボケだけど、茶色いのが蛾のかたまり。
ここ数日アイネの姿がない。蛍光灯の本体の裏にでもいるのだろうが、わからない。そこでお節介ばあさんが蛍光灯のかさの上にいたツバイを笠の下に連れて来た。アイネの網をきれいに払っておいた。するとツバイが網をはった。虫をつけてやろうと思って、よくよく見ると、ツバイの網はよれよれ、虫をつけようとしても、つかずに落ちてしまう。体が小さいと糸を出す容量もすくないのかも。じゃ~太らせてやるよ。網につかないので小さな蛾を手渡しで持たせた。うん、受け取って食べている。しばらくはこれでいくか。
7月14日
アイネの姿はその後見かけない。
どこから来たのか、蛍光灯のつり紐を上っていく薄茶色のクモ発見。うん?これは♂だ。オスは、ツバイが作っている網をさっさと上っていく。ツバイも毎晩餌を貰っているので、クモらしくふっくらとしてきた。体長8mm。
なにか起こりそうだと、カメラを出してスタンバイしている。
網を上っていたオスが、網を揺らした。するとそれに呼応してツバイも網を揺らし始めた。求愛の合図かも。盛んにオスが網を揺らす。そしてオスとツバイの距離が縮まった。ジョロウグモなど、オスが食べられてしまう危険がある、オスは腹部分に回り込んできた。ツバイはおとなしくしている。交接成功なのかも。
接近は3回ぐらい行われた。その後、オスは網の片隅に滞在し、網にかかった虫も食べていた。
アイネもどこかで、受精して子孫を残しているかも。
♂
7月23日
夜。机の上を歩いているイエオニグモ発見。大きい。丸い。上を見るとツバイはいる。もしかしたらこれはアイネかも。どこにいたんだろう。蛍光灯のひもにつけてやると、するすると紐を登っていく。しかもツバイの網を平気で進む。ツバイが盛んにゆするが平気。ツバイが何を察知したのか、笠の上に逃げた。笠の下の特等席を占拠したアイネは、ツバイの網を撤去して自分の網を張り始めた。やはり人の網は嫌と見える。
7月24日
朝、蛍光灯を見るとアイネもツバイも笠の上の、天井との間にいる。
7月30日
あれ~、ツバイとアイネが入れ替わっている。ツバイは何処?と捜すと、ツバイは蛍光灯の本体部分に卵のうを作っている最中。以前は卵はピンクに見えたがツバイのはやさしいオレンジ色。さかんに糸をかけて、外側からまゆを作っている。
卵のうを作り終え、卵のうの上にかぶさるようにしているツバイのお尻まるみがなくなって三角になっている。下で網を張っているアイネのお尻はまだ丸い。ツバイ、お疲れさま。おやすみ。
夕べまでツバイの網に陣取っていて、網にかかる虫のおこぼれを貰っていた♂が、するすると下りて来て、机の上を歩いてどこかへ行ってしまった。もう御用済みということかな。
夜、ツバイが下りて来て、アイネの網のとなりに網を張り始めた。お腹がぺちゃんこになったせいか、アイネの半分ぐらいの大きさにしか見えない。
7月31日
アイネが網を撤収して蛍光灯の本体にしがみついている。もしかしたら産卵をするのかも。この連中が産卵し、産卵場所は天井だと思っていたから、死んでしまったら、蛍光灯をLEDに換えようと思っていた。しかし、あんなところに卵のうをつけられては、この蛍光灯はしばらく換えられないなぁ。
定位置にはツバイが垂直円網を張っている。
6月5日
ここのところ蛍光灯のイエオニグモは網を張るのが不定期だ。一時は9時には網を張っていたのだが。しかも垂直網ではなく、水平網を張っている。イエオニグモが水平網を張るなんて、へぇ~だ。変形垂直なら分かるが完全に水平である。虫をつけてやりたくても水平網はつけにくい。
シロカネグモの水平網は上から虫を落としてやればいいのだが、蛍光灯の間の水平はほんとにつけにくい。
6月6日
窯の前でアリグモを見た。歯医者へ行く途中だったので、残念ながらそのまま通り過ぎた。
夜9時過ぎ、めずらしく定刻にイエオニグモが網を張った。なんと垂直円形網。うん、こうこなくっちゃ~。見上げていると、この方が蚊や蛾がかかる率が高い。
6月30日
6月も終わる。数日前、蛍光灯の笠のイエオニグモ、アイネと名づけた。そのアイネが網を張らずにじっとしているのを見て、脱皮でもあるまいし、と鉛筆の先で、周りの網を取り除いてしまった。すると、アイネ、どこかへ行ってしまった。おや、ちんぶりかいたみたい。どこへ行くたって、生まれも育ちもこの部屋、外の世界を知らないんだから行きようがないよね。そのうち出てくるだろう。でも夜網を張らないのは、蚊をつけてやりたくてもつけられないからつまらない。出てこなければ台所にいる小さなイエオニグモを連れて来ちゃうぞ。
やっとご機嫌が直ったみたいだ。網を張り始めた。網を張れば、ハエや蛾が自然にかかる。餌は十分。大きくなるはずだ。
5月1日
ハエをつかまえたイエオニグモ。大分慣れてきた。うん、大分迫力のある写真が撮れるようになった。
5月5日
2日、大きなカメムシに網を引きちぎられて、それ以来イエオニグモは蛍光灯の基部にしがみついて、脱皮のときみたいに出てこなくなった。「まるで引きこもりだね、脱皮には早すぎる」と見上げていた。 夕べ、息子が「つまらないから」と言って、風呂場からチビクモを連れてきた。「それはオオヒメグモだよ。網の張り方が違うんだ、下手するとオニグモも餌食にされちゃううよ」オオヒメグモのチビはどこかへ行ってしまったみたいだ。
なんと垂直円形のきれいな網を張っていた。そこでハエを叩いてつけてやった。お腹が空いているらしくすぐ飛びついたが、餌を残してまた元に戻ってしまった。
5月13日
これで4日、蛍光灯の基部にしがみついていたイエオニグモ。じっとしているのは、おそらく最後の脱皮の準備だろうと予想していたのだが、まさにその通り。気がついたときはもう脱皮して、からから抜け出していた。出たばかりだったのだろう、手足をぶらんとさせて。殻は上についていた。カメラを取りに行っている間に脱皮は終わって、クモは「手足も自由にうごかせられるようになっていた。このイエオニグモは天井で孵った、いわば家付き娘だ、だからこの部屋しか知らない。おかげで脱皮の様子も二回も見た。で、網も張らず、餌も食べないでじっとしている様子を、脱皮前だと判断できたのだ。体長は8mm。こんばんは網を張るかな?
出たて。 」
手足が自由になった。しばらくして見ると、殻は下に切り落とされていた。
5月14日
イエオニグモがやっと網を張り始めた。よしよし蚊をいっぱい捕まえて上げるよ。
5月30日
5月も終わり。
台所の窓の外側を歩いているクモ発見。アリグモみたいだ。捕まえモデルになってもらった。ハエトリグモだね。体長5mm。アオオビハエトリの♂かな?
やっと写真を撮った。小さいし、動くから揺れるので撮りにくい。しかもアングルが悪い。ピンボケだ。まぁ、そのうちになれるだろう。
毎晩、律儀にきれいな垂直円形の網を張る。そして毎日、何匹も蚊を貰うから大きくなるのだろう。それにしてもこの成長ぶりには目を見張る。ケシ粒ぐらいが、蚊の頭ぐらいになり、いまは蚊と同じくらいの大きさになった。
体長3mm。いっぱしのイエオニグモだ。ただ、蛍光灯の笠の下にいるのはこれ1匹。他のはどこに行ってしまったのだろう。
4月28日
脱皮したイエオニグモが網は張り始めた。脱皮して大きくなったので網も大きくなった。
お尻の模様がオニグモらしくなった。体長 4~5cmになった。、