8月30日、衆院選挙
朝から風がうなりをあげていた。雨もばらつき始めた。台風の影響だろう。早々に投票に行った。街中をうろつくことがないので、投票所で大勢の知人にあう。
ついでに小田原まで行ってきた。
8時、投票が締め切られたばかりなのに、もうテレビでは速報が始まっている。15分には当確が打たれている。出口調査の結果なのだろうが、どうなっているのだろう。
予想されていたといえ、民主党の躍進が目立つ。長い自民党政権に、生活も生命も踏みにじられてきた庶民の訴えの表れだろう。ここで変えられなかったら、日本国民は今後とも絶対に変わることはないと思っていたが、さすがにおとなしい国民も堪忍袋の緒が切れたようだ。結構なことだ。自民党の大物政治家が落選するのも痛快だったが、一番痛快だったのは公明党の幹部の落選だった。福祉をうたっていた公明党、その福祉の公明党が連立しているのだから、ブレーキになってくれるか思っていた国民もかなりいたのではないか。それが福祉は切り捨てられ、多くの国民は最悪の状況に追いやられてしまったのだ。まして幹部は創価学会票をバックに安閑としていた、その結果が出たのだろう。
とはいえ、政権が交代しても、簡単に政治が変わるとは思えない。国民は移り気だ。変革が目に見えなければさっさとそっぽを向く。だが、希望を与えることは出来る。出来ることから着実に、生活に直結した公約を実現していってもらいたいものだ。憲法に規定されている生存権、国民が生活を営める最低条件は構築していかなければならない。
憲法改正をはじめ、民主のマニフェストには頭を傾げたくなる部分がかなりあり、民主党を全面的に支持するわけではないが、今回は打倒自民党のために、迷った挙句、小選挙区だけは民主に一票を入れた。こういう国民も多かったろう。
真夜中、風が恐ろしいくらいにうなりをあげている。
選挙結果も大勢が判明したので、台風状況を知りたいとチャンネルを回したがどこもやっていない。で、またまた速報をみていた。