Cogito

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2006-10-31 16:24:22

2006-10-31 16:24:22 | インポート

Slipa 午後から文化祭の展示物の搬出をしなければならない。そこで午前中にラッキーのワクチンを受けにクリニックまで連れて行った。3種混合を受けた。来月もう一回、そして後は一年に一回となる。

午後から早めに町民センターに行っている。いつもならエレベーターを使うのだが、なんせ混雑するので階段を上がったり降りたりするので、汗はかくし、あげくに我が家の階段を上がったり下ったり、いや~運動もいいところだ。

手芸の展示室で、Aさんのスリッパを貰ってきた。裂織でつくったもの。ウチなんかで使ったら、すぐ汚してしまうので、見せるために。

家に入ると電話が鳴っている。あわてて出ると、知らない声で「○○さんのお宅ですか」という。「はい、そうです」と答えると、「湯河原の○○ですが、年寄りだから、昨日保険に入ると返事してしまったけど、やめたい」という話。「ちょっと待ってください。保険の勧誘にウチが行ったというのですか?」「そうです」「ウチは保険の勧誘なんてしていませんよ、人違いではないですか」「いいえ、私は昔から○○さんを知っているから間違えはありません」「でも、昨日は私は夫といっしょに行動していたから、お宅には行っていませんよ」さぁ、それからが大変、いくら人違いだと説明しても聞き入れない。それどころか、このおしゃんべりのオバサンを相手にまくし立てる。耳も悪いのだろう、人の話を聞かないのだから。やむなく、本人が帰ってきたら電話させますが、電話番号を、と言って、それでも自分の電話番号が分からず見に行ったりと時間をとって、やっと電話が切れた。

しばらくして帰ってきた夫に、「事件だよ」とことの顛末を話すと、すぐ相手に「話が飲み込めないのですが」と電話をした。声で人違いだとは感じたようだけど、まだいろいろと言っている。「私は保険の仕事をこれまでしたことがないし、オタクの方には半年ぐらい行ったことがない。人の名前をかたって勧誘する人もいますから、気をつけてくださいね」、やっと「はい、すいませんでした」という言葉が聞けた。

このお年寄りの話だけでははっきりしたことは分からないが、たぶん事件性は、いや、事件でないことを祈ろう。それにしても、お年寄りが狙われ、被害にあうのは分かるなぁ。いくらことを分けて話しても、ウソでも一旦信じてしまうと、他の意見は受け付けなくなるようだから。

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読書の秋

2006-10-30 15:41:03 | インポート

読書の秋、実はマンガに明け暮れている。「駅弁ひとり旅」を買ってきて読んだ。たのしかった、というと若い人がお勧めを教えてくれた「MASTER KEATON」。前の教室に並んでいたなぁ、と探して読み出すと、おもしろい。前にあったのは4巻が抜けた6巻までの5冊。BOOK 1に行くと抜けていた4巻があったので買ってきた。7巻からはなかった。そこで小田原に古本屋が何件もあることを思い出して探しに行った。それにしてもその手の古本屋が多いいねぇ。はじめて気がついた。数件まわったがなかった。なら新品でいいやとマメヤにいったら、古いものだからもうおいてないと言われてしまった。そこで調べると、なるほど10年以上前の連載だ。内容もニュース性としては古いのは分かったが。で、本をくれた先に捜索願を出した。すると、最終巻の9巻は見つかったけど、後が見つからないので、古本屋に寄ったら7,8を見つけたので、mamasanの誕生祝に買ってくれたというメールが届いた。優しいね。うれしいなぁ。まだ手許には届かないけど。

同じ作者の「MONSTER」という作品を読み始めた。はじめ、好きになるかどうか分からないので3巻だけ買った。神経に障るような怖さがあるので、どうしようかな、と思ったが、読みついでだからと昨日13巻まで買ってきた。はじめに感じた怖さはなく、スリリングでおもしろい。また小田原まで行って残りを買ってきた。

全18巻、読み上げた。はじめはなんとなく神経に障るような怖さを感じたが、4巻以降はそういうえもいわれぬ怖さは感じず、スリリングな謎解きのような感じで、集中して一気に読み上げてしまった。おもしろかった。手塚治虫賞を受けたのもうなづける。

主人公の医師・天馬が助けた少年が、殺人をして逃げる。その罪を主人公がかぶせられる。その少年を追うと、実は彼は旧東側の非人間的な実験施設で訓練されたた子どもの一人であったことが浮かび上がってくる。そしてそれに付随したもろもろが明らかになってくるといった展開。主人公の天馬より、途中現れては殺されていく、もろもろの人物の方が印象にのこった。が、疑問も数多く残った。マンガだよ、と割り切ってしまえばそれだけのことだけど。

先ず、ヨハン・ニナと呼ばれている双子、兄と妹と絵には描かれているが、ほんとうはどっちがどっちなんだろう、もしかしたら二人とも同性なのではないだろうか、なんて感じもした。「キミがボクで、ボクがキミ・・」単に経験が逆転しているだけのことなのかどうか。

感情のない闇の世界に育てられた子の方がノーマルで、母親の手に残されたほうがアブノーマルであることの皮肉。アクションに引き込まれて、そういった面はうまく表現されていない。本当の悪は憎しみを消すことが出来ない母親の手だろう。 そしてラストの空のベッド。振り出しに戻ったようなシーン。彼はどこへ行ったんだろう。ママのところではなかろうか。

いま、しきりに疑問を論理的に考えている。

日本の現在は、意図された訓練施設ではないが、いや大きな意味では意図されているのだろうが、大きな実験場だ。大人も子どももおかしくなっている。心の隙間に忍び込むMONSTER。よそ事ではない。それを思うとまことに皮肉な話である。


「25時」という小説があった。20代のときに読んだきりだから詳しいことは忘れてしまったが、ゲルマン民族の体系、優秀性を作り出す研究をしている人物がいた。

心理学の講義で、こんな話を聞いたことがある。日本の話である。敵城を落とした武将が捕虜とした中に乳飲み子がいた。報復を恐れて、遺児は殺すのが決まりだった。ところが彼の后には同じぐらいの子どもがいた。彼女のたっての頼みで、その幼子は一命を取り留めた。ただし条件がつけられた。一命は助け、育てるが人間らしい感情を育てることを禁じられたのである。最低限必要なこと以外、人間との接触はなく、食事のときも給仕する者は仮面をかぶって接する。その子は人間として感情豊に育てられなかった。結果、その子は狂ってしまったという話であった。

こういったいろいろなことを思い出させてくれた。と、同時にまだまだ論理的に考えている。

ところでこんなお話を思い出した。
ある町の近くにMONSTERが住み、人々を苦しめていた。そこで市長が「MONSTERを退治した者をこの町の市長にする」というお触れを出した。ある若者がこれに挑戦。ついにはMONSTEを倒すが、MONSTERも強かったので、若者は重傷を負って倒れてしまうが、若い娘に助けられる。MONSTERが倒されたことを知った市長は、MONSTERを倒したのは私だと人々の前で言いふらす。人々は喝采して市長を賞賛する。娘が「MONSTERを倒したのは市長ではない。あの若者だ」と言っても人々は娘の言葉を信じるものはいない。若い二人は、こんどは人々の心の中に住み着いてしまったMONSTERを追い出すこと努力をすることになった、というお話。

ついでに古本屋で一冊100円で遠藤周作の「死海のほとり」を買ってきて、読み始めた。

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2006-10-29 23:41:10

2006-10-29 23:41:10 | インポート

目下、中川一政美術館では特別展「一政・人を描く」が開催されている。

特別展は9月30日から11月26日まで。なお常設展は入場料は600円だが、特別展は800円。特別展の紹介は上のHPの館ニュースの中にある。

油彩による子ども、兄弟、孫、女優の岸輝子さんをモデルにしたもの、などなどが一同に集められている。子ども達の表情がとてもいい。個人蔵のものもかなりある。

室に入ってすぐにある「野娘(エチュード)」というタイトルの少女の絵、中川さんが24歳の時の作品だが、いきいきとしていて好感がもてる。岸田劉生の影響を受けていた頃の作品だそうだが、なるほどとうなづける。

3枚目にある「自画像」、これは大阪市立美術館から借り受けたものだが、今日(29日)までの貸し出しなので、時間をつくって見に行ったのである。この自画像はそれほどのことはないが、後の孫達の絵はとってもかわいいくて、たのしい。

2階はバラとヒマワリ、その間に駒ケ岳の絵。久しぶりだったので、バラがまぶしいくらいだった。中川さんのバラの絵、といってもバラばかりだが、は前からお気に入りである。それぞれのバラがそれぞれに生き生きとして表情が違う。同じバラをこんなにも描いたのをみても飽きることはない。当然、描き手のあくことない、いつも新鮮に物を見る目はあればこそだろう。

隣の部屋は今回は新聞に連載された小説の挿絵がならんでいた。これまた、なつかしく、たのしい。書の部屋は書のかわりに松任から借りた水彩画が展示してあった。松任の中川一政記念館にも行ったことはある。

今回は特別展を軸に館内が統一してある。

特別展の期間内にもういちど見に来よう。

中川一政美術館の隣に「お林展望公園」がある。元、サボテンランドだったところだ。

公園の入口の建物、そこに中川一政のアトリエを移動してある。天井や壁はそのまま移したものだそうだ。イーゼルには描きかけの絵、実際に使用していたたくさんの絵の具、額もたくさん置いてある。

お林展望公園は初めて歩いた。もちろんサボテンランドの時に来ているし、サボテンが宿泊施設を建てたいと行ったときも敷地を見に来ている。桜がいっぱいあったのは覚えている。幸いなことに、結局は宿泊施設は建てられず、町にこの土地が返ってきた。晴れていれば、景色はいいだろうに。

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2006-10-28 09:21:20

2006-10-28 09:21:20 | インポート

昨日、汗をかいたせいですっかり風邪をひいてしまった。くしゃみは出るし、のども痛い。

ユンディ・リを聴いている。夕べいまいちなんて思ってしまったが、いえいえ、ショパンはとてもいい。情緒連綿、若者でしか弾けない感性だ。

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朝から

2006-10-27 23:25:42 | インポート

今日は午前中は文化祭の会場設営と午後から作品搬入だった。あちこちなにかと忙しく動き回った。久しぶりに汗をかいたので、後がくしゃんくしゃん。また余計なお節介が気になることを調べたりして、疲れた!

予約していたユンディ・リの新しいレコードが届いた。リストとショパン。大きな音でかけているが、う~ん。

聞きなれない鳥の声を聞いて外に出て探すが、声は前のサクラの木から聞こえているのは確かだが、鳥は見つけられない。サクラの木には小さな、シジュウカラの子どもみたいなガラ類が何羽もいるのは見えるが、どれも確認は出来ない。目が悪くなったことに加えて、最近鳥をあまり見ようとしていないからかもしれない。

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