息子が実山椒を買ってきてくれた。茎から実をはなす、小さな茎は固いので、丁寧に切り取っていく。これが手間がかかる。その実山椒を洗い、熱湯で1分ほど茹でる。それを洗い、１時間ほど、水を取り替えながら、さらす。よく水を切り、ざるでさらに水きりをしている。じゃ～、縮緬山椒を作ってしまおう。ちりめんじゃこはいいものがあった時買い込んで冷凍してある。常温で戻し、熱湯でこれまた５分ほど茹で、みりんと醤油で炒るように煮込んだ。出来立ての実山椒も加えて。煮汁を飛ばして、ペーパータオルの上で、乾かしながら、つまんでみた。美味しい。でもこの実山椒、見かけはとても柔らかそうだったけど、実が熟してしまったらしく固い。香りづけだ。嫌なら取ればいい。
さすが梅雨だ。今日はツルタケ。このきのこ、きれいなんだけどなぁ。きれいなのは以前とってあるから、今日は苞からのぞいたところにした。
寝坊すればいいのに、やはり5時には起きだしてしまう。
金曜日、papasanを連れて診療所へ。大体いつも2時間はかかる。で、毎度のことながら寒さ対策。所内は25℃に設定されているようだ。真夏のpapasanの部屋は25℃～26℃、湿度は60％前後に心がけている。私の部屋は冷房はおろか、扇風機も回さない。冬場は30℃になるようにストーブを、一つにするか二つにするかして保温している。あらにこたつも入れている。だから夏場はよそに行きたくないのだ。
Papasanはいつものように採血して結果を見てももらい、次を火曜日にしてもらった。火曜日に外科の先生が見える。なら私も腿 の痛みを見てもらおうと思ったわけ。座っていて立ち上がる時の痛み。神経痛なら座っていても痛いはずだが、立ち上がる時とか車から降りるときとか、姿勢を変えるときに激痛が走る。これが原因かわからないがやたらと手足がツル。こむら返りなってざら。ちょっと不自然な姿勢をとると。そのままつってしまうのだ。寝ててもそう。火曜日、どうしたらいいのか聞いたら問診票をくれて、前もって書き込んできてくださいということだった。
そうそう、タシロランの写真も撮ってあったんだ。未だカメラの中。出しておこう。
生クリームが余っていたので、火を通すものの方はいいだろうと、アマンディーヌ オー ショコラを焼いた。このケーキ、器量は悪いがとても美味しい。夜中に、ブランディケーキをつくった。簡単に言えば、スポンジにブランディー入りのシロップをたっぷりしみこませたものだ。さすが夜中、刷毛で根気よく塗りながらしみこませるのだが、面倒くさくなってシロップをかけて、ラップをして冷蔵庫に入れてしまった。ちょっと乱暴だったな。
写真はタシロラン。今日見に行ったら、もう枯れていた。
今日は沖縄の日だよ、なんてpapasanと沖縄戦の話をしている。初めて沖縄に行ったのは神奈川の碑に参拝するため。まだ記念碑はなかった。二度目は兄弟姉妹を引き連れて、戦跡をまわった。あいにくと日曜日だったので、植物園で低空飛行する戦闘機の爆音体感させることはできなかった。妹がジンベイザメに会いたいというので本部の水族館まで出かけた。昨日だったかな、このジンベイさんが死んだというニュースを読んだ。
沖縄の日はガーナとベリーズの誕生日でもある。彼らは９歳になった。
医者がよい。月、火、水、連荘で外出している。月、水は診療所、これはpapasan、火は眼科。私の視野検査の予約日、目薬も終わっちゃったしね。ついでにpapasanも診察してもらったってとこ。タクシーで往復。たったこれだけなのに、疲れたなんてもんじゃない。常備菜がたくさんあるので、なんとか間に合っているけど。
月曜日、血液検査の結果、また水分不足になっているというが、家で１時間100㏄、を実行してみますと連れて帰った。白湯を100㏄ずつ飲ませたが、白湯って不味い。水道水も美味しくない。はてな、真鶴の水は美味しいはずなのに、我が家の水は江之浦水源の水、と首をかしげている。水曜日に出た時に、麦茶でも買ってきて作ってやろう。私は麦茶も嫌いだけど。冷茶はカフェインがあるから、麦茶の方がいいかも。
ブログを書くのも面倒、疲れが出たんだろうな、転寝ばかりしている。とは言いながら、家にいればケーキも料理も手をかけて作っている。
一応順を追っておくと、隔離された翌日、土曜日、papasan、点滴だったので息子が連れて行ってくれた。それによると、月曜日の結果で入院するかどう決定するから、入院の準備をしておいた方がいい、ということだった。市立病院なら、身一つで行っても、お金さえかければ、入院できるけど、１０日くらいなら、と一応下着やタオルを買い込んで大きなバッグに入れた。髭剃り、洗面道具と紙パンツも入れた。
月曜日、診察に私が付き添っていった。とにかく入院は回避された。毎度のことながら冷房にやられて、私の方がまいってしまった。次が金曜日。ちょっと気分的に楽できた。金曜日、９時には家を出る。
Papasanの脱水状態は緩和されたらしい。ごはんが食べられるなら0S－1も飲まなくていい、新しく薬を処方してくれた。市立病院で処方してもらった薬、今までのと同じだと思っていたら少しは違っていたらしい。のませなくて叱られてしまった。で、セイジョー、で何が違うのか聞くと利尿剤が減ったということだった。患者にはこういう薬を処方したから、前の薬は飲まないように、と言ってくれれば、それだけでよかったのに、コミュニケイション不足だ。帰ってきてから、前のくするを全部外した。
受け付で、私の診察券も再発行してもらい、レントゲンを撮って、骨密度も計ってもらった。肺は異状なし、骨密度はちょっと低いらしい。「Ca、充分とっているつもりなんですけどね」「お歳だから、食もので摂取できるのは限界があって」「また加齢ですか」「薬もありますよ」頭が痛いのも咳も単なる風邪、だそう。先生が使うなら禁句じゃないんだね。
まぁとにかく、私は健康？、異状ないのようです。
冷房嫌いな私は診療所にいるだけで病気になってしまいそうだ。クリーニングに出すために分けた袋からダウンのコートを出し、羽織っていった。これでいい。
診療所の突き当りに小さな石庭がある。石庭というより、石の彫像だ。診療所を利用していてもこの作品を知らない人の方が多い。小松石をすかった割った立体と下には飛び石のような石がでんと置かれている。設置された時から知っているが、このオブジェは好きである。雨に濡れると石の表情が変わってまた趣がある。
カメラを持って行って写真んをとろうとしたが、全面がガラスなので、通路の蛍光灯が映ってしまい、それを消そうとすると、今度はオブジェが様にならなくなり、とうまくいかない、それでもとってきた。
9時半、診療所へ出かけ、受付で紹介状を渡していると、水曜日の看護士さんが「行ってきたんですか？」と声をかけてきた。「は～い、行ってきました。朝の９時から午後３時まで、冷房の中にいてすっかり冷えて風邪を引いてしまいましたよ」この一言、風邪が禁句だったんだ、即座に隔離されてしまった。診療所の入り口の左手に貼られたテントの中。椅子に座ると、目の前の机に消毒薬があった。で、手を消毒した。しばらく待っていると防護服を着た看護士さんが来て、熱と血圧と酸素濃度を測った。「正常でしょ。熱もないし、血圧も普通だし。私はここにいてもいいけど、先生にダンナについて報告事項を伝えたいんだけど、困ったな。要するに今日連れてきたのは点滴をしてほしいからなの」「先生が息子さんの携帯番号を知りたいって言ってます。息子さんと話がしたいそうです」番号は知らないからと携帯を出して見せた。「コロナの検査。受けたいですか？」「どうでもいいけど、野次馬で受けてみようかな？痛い？」「受けるのは任意ですから、強制ではありません。鼻と耳の間ぐらいのところの鼻水を採取するので、痛いことは痛いです」「ならやめた。痛いのは嫌だ」
それからテントの中で小１時間待たされた。イライラしてきた。患者さんの手が空いたのか、医師がテントを覗いて「いまレントゲン、心電図、血液検査をしている。数値は数日以内に死んでしまうくらいのひどいもの。重症！」と言った。「寿命なら死んでもいい、仕方がないからね。でも脅かすなら私を脅かすより本人を脅かして入院を勧めてくれないかな」と返した。そして「検査、昨日したよ」「こちらでも正確に把握したいから」ちょっと引っ掛かった。いくら年寄りでもそんなにレントゲン撮っていいのかな。まぁデーター的にはpapasanの状態は悪いだろうけど、毎日見ているかぎり数日以内に逝きそうにはないけどなぁ、一人で起きて来れるし、トイレにも行ける、スズメのエサもやりに行ける・・
「ね～、私はレントゲン撮ってもらいに来たんだけど、ダメでしょ。なら家に帰りたいんだけど。」というと「そんなの来週でもいいだろう。風邪薬、持っていく？」「要らない。」と言って、外に出た。息子が呼ばれているようだから支払いはしてきてくれるだろう。
脱水症状、確かに寝ているだけだから水分不足は否めないが、皮膚もガサガサではないし、外見では超脱水には見えない。きっと血液がどろどろなんだろうなぁ。昼頃帰ってきたpapasanは自分で歩いてきたし、昼にはチキンバターカレーをナンで食べた。食欲もある。２日続きの点滴のおかげなのかも。明日も９時、日曜日は休み。ということだ。
夕食はごはんと鶏肉をオーブンで焼いて、切って出した。柔らかく、美味しく仕上がっている。それを「美味しい」と言って食べた。野菜も食べた。よし、変わりなし。私の方が頭が痛い。疲れもあるんだろう。
