Cogito

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J・D・サリンジャー.

2010-01-30 23:07:29 | インポート

今朝の「天声人語」でサリンジャーが亡くなったことを知った。彼の「ライ麦畑でつかまえて」は永遠の青春の書だと書かれている。しかも「ライ麦・・」の野崎孝の訳が光っているとも。サリンジャー、まだ生きていたんだ。91歳だった。新聞によると彼は寡作だったそうだ。

「ライ麦畑・・」は原文で読んだ。だから訳本は知らない。原書購読会の若手の推薦で、この本がテキストとして選ばれたのだが、青春をはるかに過ぎて読んだので、若者の大人への反抗、孤独など、若者独特の屈折した心理は理解は出来ても、共感しなかった。むしろ用語の使い方に、当時の若者言葉を取り入れていたからだろうが、汚い文章だと好きになれなかった覚えがある。好きでない作家だから、彼の経歴を事細かに調べもしなかった。たとえ彼が多作であったとしても、他の著書を読もうとは思わなかったろう。

青春の書は青春に出会ってこそ青春の書だろう。私にとっては「チボー家の人々」がそれ。高校生のとき読んで、人生観を変えるほど、影響を受けたものだが、もちろん暗記するくらい何回も読みかえした、が、大人になって読み返して、なんだ、甘いよ、一言の下に切り捨ててしまった。

しかし、没頭した若い日の熱い思いはなつかしく、それはきっと私の成長の軌跡に埋め込まれているに違いない。

おそらくサリンジャーを読んで共感した世代も同じ思いなのだろう。

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2010-01-26 23:45:10

2010-01-26 23:45:10 | 日記・エッセイ・コラム

昨日、ロビンソン出かけたついでに、本屋に寄った。コミックの「神の雫23」が出ている筈と探したのである。出ていた。それと岩波新書「ジャガイモのきた道」を買ってきた。

「神の雫は」さっさと読み終えた。おもむろに「ジャガイモのきた道 文明・飢饉・戦争」 (山本紀夫著)をひもといた。初めの写真はアンデスのジャガイモ畑、次のページはダブリンの彫刻FAMINEの写真だ。この彫像は、ダブリンをふらついていて、お引き合わせのように出会った、心打たれた作品である。もちろん、なぜ飢饉が起こったのか、その背景も承知している。

ジャガイモの歴史はかなり知っている方ではある。この著者はとみると、農学博士で、アンデスの植生が専門らしい。著書を見ると、食指が動きそうな作品が並んでいる。ほほう、これは先がたのしみだ。

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岩戸窯と壷中庵

2010-01-24 21:18:32 | 日記・エッセイ・コラム

八芸会の水曜日の新年会をかねた昼食会を伊豆山の壷中庵でした。

                                                         

前にも紹介したが、壷中庵は小坂先生の岩戸窯と並んでいる。小坂先生は私たちが陶芸の手ほどきを受けた先生である。岩戸窯と旬采割烹壷中庵が出来たとき、お祝いをかねて来たのだが、そのときはカメラを持ってこなかった。で、お店においてあったパンフを入れただけだったので、今回はカメラを持っていこうとした。ところが出掛けになってデジカメKissのバッテリーが入っていないことに気が付いた。で、コンパクトデジカメだけですますことにした。小坂先生のベランダにはヤマガラが出入りしている。それを写真に撮りたかったのだが、望遠がないと鳥はちょっと大変。で、次の機会にすることにした。

                                                         

途中、Sさんを乗せ、135号線は渋滞気味なので、泉から上った。現地集合を11時半にしてあったが、11時10分ごろには到着した。二匹のわんこ、モモとデンが迎えてくれた。顔を出した小坂先生は私たちを見てびっくり。そう、電話をしたけど留守だったので、不意打ちなんだ。お元気でなにより。 そこでまずは小坂先生のギャラリーにお邪魔して、この間の分の写真を撮っている。ほどなく他のメンバーも到着した。総勢11人。先生のところでお茶をご馳走になっている。

Room

Room2

Kabin_2

Sakuhin1                                                                

岩戸窯に入るとすぐがギャラリーになっていて作品が並んでいる。

Kaidan_2

隣が工房。天気がいいので、ここからの景色はとてもきれいだ。テラスからは冬枯れのサクラの向こうに、相模湾が望める。ヤマガラやシジュウウカラがひっきりなしに餌をもらいに来ている。ガラス戸の向こうが壷中庵。

Dekki

Enbou_2

Denn_2

2ケ月の子犬のデン。遊びつかれて。                                  

                                                         

時間になったので、壷中庵へ。前はテラスから入ってしまったので、今回初めて玄関から。床暖房も温かく客をもてなしてくれる。

壷中の故事に倣って、ひと時美味しい料理と美味しいお酒で。全部撮るのは忘れてしまったが、どれも料理はとても美味しかった。満足。

Osinagaki

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Ryouri2_2

Kochuu 壷中庵、左手が玄関。

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初物

2010-01-22 23:02:59 | 

友人がハンバを届けてくれた。今季、初物である。毎年、彼女が海に入って摘んでくれた貴重なハンバである。感謝して頂く。とはいえ、これを食べないと春が来ないんだよなぁ。

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新年会

2010-01-18 21:22:11 | 日記・エッセイ・コラム

小田原の「豆の樹」で西湘女性学習会の新年会。電車に乗って一人で出かけた。久しぶりにみんなと会って、おしゃべりをし、そのあと松永記念館で開催されている「足柄刺繍」の上田菊明氏の作品を見てきた。

P1000780 1 P1000778

足柄刺繍の説明は:

http://www.d5.dion.ne.jp/~yo-ko/ashigara/ue1.htm

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