私は結構、凝り性。疑問はすぐ調べる行動派でもある。ただし、もう行動的に出かけることはできないけど。
議会傍聴での小中学校の女子トイレに生理用品設置の続き。
ネットで見ると神奈川県下での設置は多数ある。近くでは中井町が設置しているようで、設置している箱などが写った写真も紹介されている。で、詳しく知りたいと、中井町教育委員会に電話をしてみた。電話口に出たのは男性(お名前を失念した)に、用件を伝え、設置するまでの経過と現状を伺いたいというと、詳しく聞いてお返事しますと電話を切った。30分程で返事が来た。経過は大和市が設置を始めたので、うちでということになったのが昨年,で昨年の5月から設置開始。ちなみに中井町には小学校が2校、中学校が1校。
▼行政主導で始めたのですか?
いいえ、学校関係、教育委員会、PTA、町民にも諮り賛同を得た。
▼利用状況は?
週、数個の需要があります
▼生徒たちにどのように周知を図ったのですか?
生徒たちには女子だけでなく、男子も一緒に、女子にとって生理は大事なこと、男子も理解してという教育をしている。
▼素晴らしい!一番大事なことはそこなんですよね。物質面だけでなく、言ってみれば人間教育、生理が尊重されないと人類は滅びますからね。
貧困で生理用品が買えない人たちには福祉課が生理用品を配っているそうだ。
ついでに中井町の財政を覗いてみた。人口は真鶴の倍。財政力指数 は0.99。神奈川県下では8番目。わ~ゆたか!財政健全化比率はまさにうらやましい限り。でも財政力だけの問題じゃないよ、人権意識こそ大事だからね。
そのあと真鶴町の教育委員会に電話した。教育長は席を外していて出なかった。課長も今日一日休暇で欠席。窓口のTさんという女子職員に質問の概要を伝え、「ねぇ、あなたが女の子の時を思い出して。急に生理が始まっちゃって、ナプキン持っていなかったら、ナプキン(生理用品)をもらいに保健室に行く?」と聞いてみた。「行きません」と明快な答え。「行けないよね。今の子だったら、まず友達に持っていないか聞くよね。なければに買いに行くか、家に帰るよね」それから中井町の教育委員会職員の見識も話した。世界の例も話した。ほんとはね、生理は恥ずかしいことじゃない、隠すことでもない。過去何千年もの男社会が生んだつけだからね。などいろんな話をした。
真鶴町は たった2校しかないんだから、ポケットマネーで生理製品ぐらい置いてやれないことはないんだけど、公共施設に個人が勝手なことはできないから、もし費用な面がネックになったら、言って。この町の人口比は女性の方が多い。しかも高齢化で、昔女の子だった人たちが多い。「昔、女の子だった皆さん、今の女の子を支援して」ってキャンペーンを張ったら協力してくれる人、多いよ。
私は小中学校の女性だけでなく、それ以上の年齢の女性たちこそ困っていると思うんだ。そういう人たちに手を差し伸べられたらと思っているよ」
「多分、教育長は課長からの進言で答弁したんだと思うけど。そこに人権意識はないよ。学校の保健の先生に電話してもいいかな?」と聞くと「課長に話した後にしてください」というので私の意見をちゃんと伝えてね、と言って保留した。
う~ん、ウチの町の意識は遅れている!!そっちの方が恥ずかしいよ。早速、昔女の子だった知人たちに電話をかけまくった。みんな了承してくれた。中には高齢者も生理用品必要なのよ、という意見も。わかっているよ、私だって、長く外に出かけるときはちょい漏れ防止で、ナプキンつけていくもんね。でもさ、我らのちょい漏れは気持ちは悪いけど、帰って着替えれば済むことだけど、生理はそうはいかないじゃ~。
そういえば、昔の女性たちはどうしていたのかな、と気になった。ネパールで生理の期間中、(多分裸に近い状態で)隔離させられていた女性が凍死した記憶はまだ新しい。あそこは高地だから寒い。あの地では、未だそういうことは続いているんだろうなぁ。
日本の女性蔑視は平安時代から「穢れ物」として貞観式(じょうがんしき)「平安時代初期に編纂され、実施された式。全20巻」に明記されている。
インド、ネパール同様に日本も隔離小屋があったそうだ。参考文献を下にあげておく。生理用品の歴史はほぼわかっているけど。
生理用品の歴史
◇ https://www.jhpia.or.jp/product/napkin/index.html
生理に関する歴史
◇https://shopblog.dmdepart.jp/umeda/michikake/detail/?cd=012232&scd=000027