チャンネルをまわしていたら、サバンナが映った。あれ、アフリカだ。手を止めて見ていると、南アのアパルトヘイト、そして現代は黒人社会にもにも8%の富裕層ができて、ソヘトととの格差が広がりつつあり、デモが起こっている、シオラレオネ、ウガンダの内紛も後を引いている。そんな説明があった。アフリカは人類の始まりから、文明の歴史にはずっと関わってきたにもかかわらず、暗いイメージ以外、本当の歴史が伝えられていない、と講師がまとめていた。どうもシリーズでアフリカ史をまとめていたらしい。あ~、学期末だからかな。見たかったな。
そうなんだ、中学生のときの英語の教科書にも「dark continent」と載っていたように覚えている。もちろんアフリカについては勉強もしたし、南アの詩人マジシ・クネーネの翻訳の手伝いもしている。アフリカにも何度も足を踏み入れている。といっても局部的だ。まぁ、少しは知ってはいる方だろうが、さりとて系統的にきちんとアフリカ史を読んではいない。要するに知っているようで知っていないということだ。講師の名前は宮本正興さんと出た。なら、本を探してみよう。amazonを探すと、これがあった。
送られてきた本は、新書版なんだろうけど、実に分厚い。重い。うぇ~。とたんに食指が引っ込んだ。せめて半分ぐらいの厚さで上下にしてくれたら、読みやすいのに。でも、せっかくだ。これもご縁だ、読むとしよう。字は細かくはない。これなら読めそうだ。
「新書アフリカ史」
宮本正興+松田素二=編 講談社現代新書
一口にアフリカと言うがアフリカは広い。しかも自然的条件も気候も違う。それぞれの文化もある。読み始めると実におもしろいし、まだはじめに過ぎないが、それでも目から鱗だ、この本はお勧め、ぜひ、読んでもらいたいたい本だ。