小松石を使って陶芸作品を作っている陶芸仲間から、福浦で小松石の灰を使って干物を作っている「はまいち」さんがNHKの「あさいち」で紹介されるので見てくれというメールがとどいていた。実はこの知らせ、3度目。前2回は、その都度水曜日の仲間に知らせたが放映はキャンセルになり、延び延びになっていたものだ。3度目の正直、しかしもう水曜日の仲間には知らせずにおいた。せっかく知らせてくれたのだし、と私はテレビをつけたままにしておいた。私のテレビは目下PCである。papasanの大きなテレビが壊れてしまったので、私のテレビを上げてしまったのだ。だからながら族はできない。いつもは「あさがきた」が終わるとPCを消してしまう。なのに今日はつけっぱなし。ところが初めのインタビューが長く、レポートはなかなか始まらなかった。やっと湯河原町という文字が出た。
レポーターは「干物と言えば浜近くで天日に干している景色を思い浮かべるでしょうが、ここは海も近くない」と言いながら、屋内に入った。屋内では火山灰を敷いたケースにフィルムを敷き、その上にさらに布を敷き、その上に塩にしたサバを並べていた。サバに布をかぶせその上にフィルムをのせ、サンドウィッチのようにまた火山灰をかぶせていた。要するに、天日で干す代わりに、吸水性のよい火山灰で、魚の水分を吸収させるというもの。フィルムは水分を通す特殊なフィルムを使っているそう。火山灰はいろいろ試した結果、小松石の粉末が最適だったと、はまいちさんの主人が説明していた。火山灰を粉にするのに、1800℃のバーナーで焼き、粉にして振るっている、などなど作業工程も紹介していた。この干物作りは手間がかかるが美味しいということだった。食べたことはない。サバの干物は好きじゃないし、サバそのものが好きじゃない、アジの干物だってほとんど食べない。だから買ってこようという気にはならなかった。そのとき灰を使った干物つくりは昔からあるという説明もあった。
灰を使った干物ねぇ、聞いたことないな。灰をわかめに使うのは知っているが。
で、灰を使った干物を調べてみた。日本の各地で火山灰を使って干物づくりをしていた。作り方はほぼ同じようだ。魚だけでなく鶏肉なども灰干ししているところもあった。
その中の説明を読むと、干物そのものは縄文や弥生時代から作られていたようだ。干物にすることによって保存もきくし、イノシンサンも増えて美味しくなる。灰を使った干物は灰わかめ。これは知っている。使ったこともある。そこへセロファンを使った文化干しなるものが出現した。干しとはついているが包装のためだったようである。セロファンは吸水性もある。当時はセロファンなんてハイカラだから文化干しと名付けられたようだ。その両者を合わせ、さらに吸水性のあるフィルムを利用したのが灰干しとなったようである。
ちなみにセロファンがいつ頃できたかも調べてみた。1912年にスイスのブランデンベルガーがパルプを利用して作り出したものだった。1912年、大正初期だな。水は通すが細菌は通さないという利点(ほかにも利点は多いが)で、食品に使われたようである。
サバみたいに身の厚いものは有効だろうな。それにしても小松石の火山灰、役に立ってなにより。手間はかかるけど、お天気に左右されないし、付加価値もついていいんじゃないかな。大いに使ってもらいたいもの。
レポーターは「干物と言えば浜近くで天日に干している景色を思い浮かべるでしょうが、ここは海も近くない」と言いながら、屋内に入った。屋内では火山灰を敷いたケースにフィルムを敷き、その上にさらに布を敷き、その上に塩にしたサバを並べていた。サバに布をかぶせその上にフィルムをのせ、サンドウィッチのようにまた火山灰をかぶせていた。要するに、天日で干す代わりに、吸水性のよい火山灰で、魚の水分を吸収させるというもの。フィルムは水分を通す特殊なフィルムを使っているそう。火山灰はいろいろ試した結果、小松石の粉末が最適だったと、はまいちさんの主人が説明していた。火山灰を粉にするのに、1800℃のバーナーで焼き、粉にして振るっている、などなど作業工程も紹介していた。この干物作りは手間がかかるが美味しいということだった。食べたことはない。サバの干物は好きじゃないし、サバそのものが好きじゃない、アジの干物だってほとんど食べない。だから買ってこようという気にはならなかった。そのとき灰を使った干物つくりは昔からあるという説明もあった。
灰を使った干物ねぇ、聞いたことないな。灰をわかめに使うのは知っているが。
で、灰を使った干物を調べてみた。日本の各地で火山灰を使って干物づくりをしていた。作り方はほぼ同じようだ。魚だけでなく鶏肉なども灰干ししているところもあった。
その中の説明を読むと、干物そのものは縄文や弥生時代から作られていたようだ。干物にすることによって保存もきくし、イノシンサンも増えて美味しくなる。灰を使った干物は灰わかめ。これは知っている。使ったこともある。そこへセロファンを使った文化干しなるものが出現した。干しとはついているが包装のためだったようである。セロファンは吸水性もある。当時はセロファンなんてハイカラだから文化干しと名付けられたようだ。その両者を合わせ、さらに吸水性のあるフィルムを利用したのが灰干しとなったようである。
ちなみにセロファンがいつ頃できたかも調べてみた。1912年にスイスのブランデンベルガーがパルプを利用して作り出したものだった。1912年、大正初期だな。水は通すが細菌は通さないという利点(ほかにも利点は多いが)で、食品に使われたようである。
サバみたいに身の厚いものは有効だろうな。それにしても小松石の火山灰、役に立ってなにより。手間はかかるけど、お天気に左右されないし、付加価値もついていいんじゃないかな。大いに使ってもらいたいもの。