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闇彦

2010-09-27 17:19:37 | 日記・エッセイ・コラム

「闇彦」  阿刀田高著  新潮社

先日、テレビで、国際ペンクラブの東京大会で日本ペンクラブ会長の阿刀田高が、琵琶と尺八(だと思ったが)を伴奏に、自作の朗読をしているのを見た。もっとも朗読の内容は聞き取れなかったが、パフォーマンスはおどろおどろしくておもしろそうに思えた。で、作品名を聞いていると、ヤミヒコと聞こえた。さっそくamazonで探すと、「闇彦」という単行本を見つけた。「単行本かぁ、単行本じゃ~ちょっと買いたくないな」と戸惑った。この手の本は読み捨てなので、心情的には単行本は買いたくないのだ。

                                                

阿刀田作品の並んでいる中に、「コーランを知っていますか」があった。こっちの方がおもしろそうだ。こちらは文庫本。阿刀田作品の「知ってますか」シリーズは「ギリシャ神話を知っていますか」「旧約聖書を~」「新約聖書を~」を読んだことがある。旅行中の待ち時間に読んでいたのだが、すこぶるおもしろくて、声を上げて笑って、思わず周りを見回したことがあった。「ホメロスを楽しむために」などの「楽しむため」シリーズも読んでいる。じゃ~、これを頼むついで「闇彦」も頼もう。読んだら図書館にあげちゃえばいいや、7月に出版されたばかりの新刊だから読む人もいるだろう、と注文したのである。

                                                 

「闇彦」だけが先に届いた。で、読み始めると、彼の語り口はうまい。ギリシャ神話や伝説がふんだんに織り込まれている。そういう伝説的なものは世界の各地を含めて、私もよく読んでいる。知的興味を刺激されて、 つい読まされて、数時間で読み上げてしまった。読み終わってみると、どこか車で通り過ぎたときみたいに、そのときは窓から景色を見て楽しんだり、いろいろ考えたりしていた筈だが、過ぎてしまえば、忘れてしまっているように、なんにも心に残っていない。

                                                 

一日遅れて「コーランを知っていますか」が届いた。もちろん翻訳だけど「コーラン」そのものは読んだことがある。イスラムの国も数カ国訪ねたことがある。

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冬の支度

2010-09-24 09:43:29 | 日記・エッセイ・コラム

木曜日と水曜日と比べたら気温差は10℃ぐらいになる。水曜日は暑い、暑いといいながら来週本焼きをするので窯詰めをした。そして木曜日、涼しくなるとは予報されていたが、嵐のような土砂降り、吹きなぐり、気温は一気に下がった。寒いくらいだ。そこで冬支度とばかりに、全部のすだれをはずし、障子を貼った。障子の白さで部屋が明るくなった。今日はその続きで、カーペットを敷こうと思っているのだが、一人ではちょっと。

障子が張られて、困っているのは鶏ども。引き戸を開けて入ってこれないからだ。これで汚されなくてせいせいだと、私は喜んでいるが、犬が開けるので、そのとき付いてきてしまう。猫のために障子の一ますを切ってあるのだが、利口な鶏はそこから入ってくる。いま袋を置いた。

カーテンを冬用に取り替えた。障子と違って、遮光なので部屋が暗くなった。

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クモ日記1009

2010-09-20 19:47:50 | クモ日記

Oni2

物干し竿の近くに網を張っているオニグモ。お節介オバサンが餌を運んでいくが、うまく手渡せないでいる。

9月27日

昨日台風の影響で吹き荒れたので、オニグモの網を見に行った。オニグモの網はなかった。フエンスの前に、ぶら下がっているコガタコガネ発見。ちょっと届かないので、望遠を持ってきて撮った。

Kogata3

9月29日

Kokusa1

夜、壁にいるクモ発見。

頭の黄色が目立った。ハシリグモかな?写真を撮った。コクサグモだった。

                                               

裏窓の手すりを使って庇の下に大きな網を張っているのはジョロウグモだ。                                                                      

                                                

Jorou

↑先ず、主のジョロウグモを紹介しよう。

                                               このジョロウグモの網には他のジョロウグモも同居している。蚊を捕まえたので、網に貼り付けてやろうとしたら、網にはジバチが引っかかって、糸にぐるぐる巻きにされているところだった。外のオニグモにやればよかったかな。と、よく見ると、網の端っこについているハチのそばにいる白い小さいクモに気がついた。シロカネイソウロウグモだ。マクロをつけて、ちょっと遠いクモを狙ったのでピンは甘い。さらにストロボを焚いたので、白が飛んでしまっている。

                                               

我が家でシロカネイソウロウグモもアカイソウロウグモも確認している。イソウロウグモはジョロウグモの網に多いとは知っていたが、実際にジョロウグモの網に居候している姿は始めてみた。居候する目的は大きなクモのおこぼれを頂戴するためである。 

Isoro1 Isso2 Iso3 Iso4 Isso5

                                                                                                          

9月21日

自然光のなかで、もういちどシロカネイソウロウグモの写真を撮ろうと、朝、網を見ると、、獲物は全部切り落とされて、網はきれいに掃除されていていた。網の中央には主のジョロウグモ。イソウロウグモの姿はどこにもなかった。餌といっしょにきりおとされたものか、どこかへ移動したものか、わからない。

夕方、網を見ると、主のジョロウグモは中央に、その近くにいるのは♂だ。そして網の隅っこに銀色の小さな塊。シロカネイソウロウグモだ。とはいえ、もう光がないからストロボを焚かなければならない。昨日と同じじゃ~つまらない。明日にしよう。それにしてもイソウロウグモも夜行性なんだな。

                                                                                                               

9月22日

午前8時半、網を見ると、複雑網のもう一枚の方にシロカネイソウロウグモがいる。自然光で撮ってみた。ちょっと暗かったが、やはりこっちの方がシロカネの色が出ている。

Iso1

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パソコン

2010-09-17 20:07:43 | 日記・エッセイ・コラム

ノートPCの調子が悪い。文章がまともに打てない。私は気が短い。こんなPC要らない、とわめいている。いまの私はPCで世界とつながっている。だからないと困る。そこで思い出したのが、このPC、デスクトップである。このPCの所有者はpapasanなのだが、使わないから私が使うことにした。そこで私のデスクトップを片付けた。こんがらがった配線を丁寧にとって、埃をはらって、掃除をして、papasanのこのPCを持ってきたのである。さすがに配線はつなげたし、ネットも自分で私用になおした。

デスクトップPC用の机は3台ある。邪魔といえば邪魔。これもついでに片付けたい。廃PCにした私のデスクトップは映像を専門にした、値段の高いPCだった。具合の悪くなったノートPCは十分の一の値段。思えばいままでに何台パソコンを買って廃棄しただろう。使いが激しいから、ご苦労さまだったが、このPCは捨てるのは忍びない気もする。でももう役にはたたないし、資源に返ってもらおう。

                                                                                                                                                         

日頃、私が使っている機能をこのPCに入れ込んだ。このブログも、窓際に座って、虫の声を聞きながら、書き込んでいるわけである。ただしこのPC、XPなのだが、私のより新しいので、入っているソフトが私のより新しいものだ。しばらく使い勝手がちがうから、ぼやくことになるだろう。ただし、この場所は冬は寒い。やはりノートは必要だ。

                                                                                                                                                         

PCの移動のおかげで、周辺の掃除をした。いろんなものが出てくる。買い占めておいた靴が数足、出てきた。私は同じ靴しかはかない。面の皮に似合わず、皮膚が弱いので、すぐ靴ずれしてしまうのだ。そこで革の硬いものは履けない。おしゃれな靴に目は行っても靴擦れが怖くて買えないのだ。買うメーカーは決まっている。そのメーカーの愛用している靴が製造廃止になってしまうと聞いた。そこで少し買い占めておいたのである。それをあけてみたら、なんと新しい靴なのにカビが生えている。なんで~?木が多いから、湿気が強いのだろう。あわてて、箱のふたを開け、靴を干した。PCの引越しで疲れたけど、おかげで、いいこともあったんだ。

とはいえ、まだ片付かない。

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カラスのしつけ

2010-09-12 20:50:11 | 動物記

かぽたちが子連れでやってくる。以前から子連れで来てはいたのだが、以前は親がもらって子どもに与えることが多かった。子どもが一人前になってからは、親たちは私たちの手からもらっても、子どもに分けてやることはなくなった。しかし子どもは人間のそばに来て餌をもらうことはしない。むしろ警戒して怖がっている。親がもらっているのを子どものときから見ているにもかかわらずだ。その態度は人間からすればかわいくない。

しかしおそらくは親のしつけだろう。どの人間もカラスに優しいとは限らない。ここの人間がやさしいからと人間はすべて優しいものだと教えるととんでもないことになりかねない。特にカラスに一般の人はやさしくはない。そこで警戒心を植えつけているのだろう。そして一人前になって、自分の判断で、この人間は信用できると思えたら、手からもらってもいい、というのだろう。なかなか思慮深い育て方である。

そこで親が食べているとき、スズメの餌台に肉を投げてやってみた。木の上から下を見ていた子カラスが、その肉をみてすばやく降りてきて取っていった。これが第一歩なのだろう。それから数日して親がもらいに来る桜の枝においてやったところ、だれもいないのを見計らって、さっととりに来るようになった。手からもらって食べるのは、まだしばらくはかかりそうだ。

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