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蘇れ、ブッポウソウ

2005-09-29 20:04:24 | アート・文化
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「蘇れ、ブッポウソウ」 中村浩志著 山と渓谷社

中学校の部の課題図書だ。かなり前から読んでいる。話はブッポウソウのヒナを拾ったところから始まる。あまり分からなかったブッポウソウの生態が研究者たちの努力により、明らかになっていくのは楽しい。
 
ブッポウソウは夏鳥である。私の身近にはいない鳥だから、ブッポウソウは知ってはいても生態を詳しく知ることはなかった。だからおもしろい。栄村に子育てに来ているらしい。長野県栄村、ここも行ってみたいところである。ならブッポソウの飛来する夏にでも行ってみようか。会ってみたいものだ。

声のブッポウソウ(コノハズク)と長いこと間違えられていた話などは以前から知ってはいるんだが。コノハズクは見たことも声を聞いたこともある。


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パレスチナの子どもたちへ

2005-09-25 16:05:30 | 日記・エッセイ・コラム
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ドキュメンタリー「アルナの子どもたち」

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ジャンパー募金のお願い

パレスチナ子どもキャンペーン
HP:http://www32.ocn.jp/~ccp/

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J・コンドル設計のレストラン

2005-09-24 19:45:06 | アート・文化

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 吉浜に洋菓子研究家の今田美奈子さんが経営するレストランがある。今田さんは子どものころ湯河原に住んでいた。そのことはずっと後になるまで知らなかったが、私は彼女の本を買ってはケーキを作っていた。テレビでの指導もみていた。飯田深雪さん、大谷直吉さん、今田美奈子さん、そのほかにも多くの料理研究家のお世話になった。私はケーキが好きである。食糧難の戦中戦後に育ったからか、料理も好きだが特にケーキは食べるのも作るのも好きである。好きだから作るのも得意である。

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7月の末、ミニコミ紙でこのレストラン「銀河館」のことを知った。そして建物もコンドルの設計であることも知った。コンドルは鹿鳴館やニコライ堂の設計者として有名な建築家である。政府のおかかえ外人として来日したひとりである。イギリス人だから本来ならコンダーと発音した方がいいのかもしれない。

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納戸のドアに

                                            

そこでさっそく食事に行った。当然コンドルの設計にも関心があった。
Papasanは学生時代今田邸を訪れたことがあるという。そこでかつての今田邸に行ってみたがレストランはそこではなく、吉浜の方だった。吉浜のこの建物は覚えがある。この建物は通りに面しているので通るたびに目にしていたが、長方形の3階建てで、取り立てて美しいという印象ではなかった。蔦が絡まり、荒れ果てていた。3階の窓も壊れていたように思う。Papasanに「あの建物はなんだったの?」と聞いても旧村役場だとか、警察署だったかと曖昧だった。そこだったのである。

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館内は昔の洋館らしくダークブラウンの木材で統一された落ち着いた室内の雰囲気は素敵だった。ドアが大きいのが印象的だった。

                                                  

娘が来たので「今田美奈子さん、覚えている?」と聞いてみた。「ケーキの先生ね」と覚えていた。そこで吉浜のレストラン銀河館へつれて行った。食事が終わると今田さんの妹さんなのだろうか、館内を案内してくれた。一階はレストラン、2階は多目的でセッティングやマナーの教室、パーティにも貸し出すそうだ。部屋からバルコニーになっていて、ガラス窓から海が見える。3階は和室。花火見物に最適だそうだ。

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もともとこの建築物は東京にあった公家さんの建築物を今田さんのお父さんが買い取り、別荘用にここに移築したのだそうだ。昭和元年、資材は船で移送した。ここに移築されてから80年経っていることになる。 東京では博物館に使われていたので、ドアが大きくて広いのだという。この大きくて広いドアがなんともいい雰囲気をかもし出している。収納庫の扉のかんぬきは今ではめったにお目にかかることのない細工だ。扉の両面にデフォルメしてあるが、大きな松の彫り物がある。こんなところにこんなドアを使うのはもったいないくらいだ。

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チョコレート色の階段の手すりには飾りがついている。こういうのがコンドルの特徴だそうだ。

 

                                                    

                                     

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空気入れの小窓

壁のあちこちにほんの小さな、そう20cmくらいのドアがついている。金具をはずし開けてみると、空気入れの窓だった。

                                              

今田さんは「古いばかりで」と謙遜するが、こんな潮風の強いところで時間をかけて長い間じっとしていた建築物の素敵さは簡単には出ないだろう。なんか博物館を訪れたようなたのしさだった。

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歴史を感じます

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コンドル Josiah Conder 1852~1920 
建築家。名前は本来コンダーと発音するが、日本ではコンドル、コンデルと称された。ロンドンに生まれ、ロンドン大学などで建築をまなび、ゴシック・リバイバル建築の大家バージェスに師事。1876年(明治9)には、イギリス王立建築家協会のソーン賞設計競技で入賞をはたした。

1877年に来日して工部大学校教師に就任し、彼のもとからは、辰野金吾、曽禰達蔵、片山東熊など明治期を代表する近代建築家を輩出する。単なるイギリス建築の移入ではなく、日本人の伝統と生活を尊重した近代建築を提唱し、東京帝室博物館(1882、現存せず)、鹿鳴館(1883、現存せず)、ニコライ堂(1891)などの設計を手がけた。88年(明治21)、官を辞して建築事務所を開設。以後帰国することなく、河鍋暁斎に入門するなど日本文化を愛好しつづけ、日本人の夫人とともに終生日本でくらした。

◇コンドル設計の邸宅で公開されているのは三重県桑名市の六華園http://kanko.city.kuwana.mie.jp/pickup/rokkaen/index.html                 

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窓の外は建物といっしょに80年を生きた桑の木
木々が潮風から建物を守ったのではないかと今田さんは言う。

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ヘルペス2

2005-09-20 16:36:29 | 健康・病気
一月ほど前、首の後を蚊に刺されたようなかゆみがあった。かゆいので、掻きむしってしまったので、アオキクリニックの紫チンキK1を塗っておいた。薬のおかげか、かさぶたにはなるがかゆみは一向におさまらない。それどころか出来物はあちこちに飛び火して頭の中まで痒くなった。こりゃ変だ。

アアオキクリニックに出かけようとは思ったものの、夏ばてと選挙の準備で行きそびれて1ケ月以上ぼりぼりと掻き毟りながらも、放っておいた。選挙も終わったので、さっそくに今日アオキクリニックへ行った。アオキクリニックとは数十年来のお付き合いである。とはいえ、皮膚科にはそうご縁があるわけではないが、ヘルペスが出るたびにお世話になっている。そのヘルペスも最近は大人しい。

時間をずらしていったのだが、それでも相変わらず混んでいる。一時間半近く待たされ、やっと私の番になった。「どうしました?」「首の後ろにおできが」先生それを見て「ヘルペスだ」「ヘルペス?こんなところにも出来るんですか?」「頭の天辺から足の先まで、口の中まで出来ますよ」「へぇ~、いつもは唇の上なのに。紫チンキ(K1)を一瓶塗ったんですよ」「それだけじゃぁなおらない」またまた、へっ?診察はこれだけ。
看護婦さんがアロセナ軟膏を塗って、その上にK!を塗って首をガーゼで巻いてくれた。ほんの数分で治療は終わった。そしてクスリの処方を貰うのにまた小一時間待った。でもヘルペスだと分かっただけでほっとした。

ヘルペス奴、ゲリラ戦術に出たな。いつも顔の、唇の近辺だけだったのに。こんなところにでるなんて。油断がならない奴だ。もしかしたら、左腕に出来た治りの悪い出来物も、虫刺されを掻き毟って炎症させてしまったと思い込んでK1を塗っていたのだが、それもヘルペスだったのかもしれない。一生涯付き合わなければならないウィルスだが、それにしてもこのヘルペス、体調のバロメーターだ。体調が思わしくない、夏ばてかもしれないと思っていたら、果たして現れた。う~ん!



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コトパンジャン・ダム

2005-09-15 20:06:31 | 日記・エッセイ・コラム
日本の援助・ODAが奪った豊かな生活と自然

コトパンジャンダム被害者住民を支援する会からカンパ依頼が届いた。会長の鷲見一夫(すみ・かずお)さんはODA研究の第一人者。
インドのナマルダ・ダムには私もカンパぐらいだがかかわっている。

援助と言う名目でアジアで日本がいかに人権侵害と環境破壊をしてきたかを鷲見さんは訴えている。
著書に「ODA援助の現実」岩波新書
「住民泣かせの援助ーコトパンジャン・ダムによる人権侵害と環境破壊」明窓出版

コトパンジャンダムは、インドネシア・スマトラ島中部にある水力発電ダムで、このために水没した面積は124平方キロ。
完成して7年になるが発電量は計画の15%に過ぎない。
みのり豊かな地域がダムに沈められ、約5000世帯・23000人が家や農地を奪われた。強制移住先は「水がない」「農業が出来ない」など、まともな生活が出来る場所ではない。
「日本の援助で建設されたダムは、私たちに恩恵をもたらしたのではなく、ただ長い苦しみと被害だけをもたらした」
インドネシア政府と日本政府がゆっくりと私たちを殺そうとしている」
住民たちは訴える。

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パンフ参照


コトバンジャンダム裁判のため、毎月インドネシアから原告・証人が法廷に立つ。来日費用として200万円が必要。その運動資金カンパに協力を!

コトパンジャン・ダム被害者住民を支援する会
http://www.kotopan.jp/


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参考: ODA(政府開発援助)
Official Development Assistanceの略称。先進国の政府や機関から、開発途上国に直接または間接(国際機関を通じて)に供与される援助をいい、贈与、借款、賠償、技術援助などのかたちをとる。ODAであるためには、援助が開発途上国の経済開発もしくは福祉の増進に寄与するものであることと、グラント・エレメント(贈与相当分)が25%以上という、2つの条件をみたさなければならない。
現在日本が世界で承認している国は180以上あるが、そのうちの約130余の国が開発途上国であり、世界の総人口の約77%にあたる41億人がこれら途上国にすむ。その大半は、経済成長の低迷、債務累積(→ 累積債務)、国際収支の赤字拡大、貧困層の拡大といった経済困難にくわえ、高い人口増加率、飢餓や低水準の栄養状態、低い平均寿命、それに環境問題等々、深刻な問題もかかえている。
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ODAはそこに住む住民の福祉のために使われるべきものである。ODAの資金は私たちの治める税金である。一生懸命働いて納めた税金が、発展途上国の人々のために有益に使われるなら、うれしいことだが、実際には住民に被害を与えたり、苦しみを背負わせているのが現状である。日本は不必要なものにずいぶんお金を出している。日本国民は税金の使われ方として、ODAの使われ方にももっと関心を持つべきではなかろうか。





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