昨夜、Papasanが取りに行って来てくれたよつ葉牛乳を感慨を持って飲んだ。36年間続いた共同購入も今回で終わる。Papasan、長いことご苦労さまでした。私たちが取っていたよつ葉牛乳の東京営業所が今月で閉鎖するのだ。関係者の高齢化と製品購入者の減少が原因だそう。そうだろうな、36年前とは社会情勢も違う。
よつ葉牛乳は農民立の会社である。以前は牛乳は大手に牛耳られ、農民は生産量の多いときは買い叩かれ、冬場は買取を拒否されるなど、辛い立場に立たされていた。そこで農民たちが出資者となり、工場を作ったのだった。それに内地の消費者団体が呼応し、牛乳を購入するから、成分無調整のものをつくってくれと要求した。当時の牛乳は加工乳が主流だった。加工乳とは、分離した粉乳と脂肪とを必要に応じて、水を加えて攪拌したもので、家庭ではスキムミルクとバターと水を加えて作ることが出来る。成分無調整牛乳はは今では当たり前になっているが、当時は画期的であった。ホモゲナイズドとは絞った生乳を攪拌して、脂肪分などを均一化したもので、絞りっぱなしの生乳はノンホモという。殺菌の仕方でも味が変わる。通常は120℃ 2秒、130℃ 2秒というのもある。低温殺菌というものは75度15分、65℃30分などがある。ロングライフミルク LL牛乳は145℃。
そう、36年前、県連絡会に出席していたとき、よつ葉の担当者が来て、牛乳の共同購入を頼まれた。大磯に乗って、大磯まで届けてくれるのを受け取りに行くことにした。毎週1回、朝早く大磯がよいが始まった。
目が痛い。開けていられない。