こんなことしてまで自分を目立ちたてさせたいんだろうか。世の中、殺人も虐待もなれすぎてきた。ちっとやそっとではショックを受けない、そんな延長にあるエッセイのように思える。
昨日、たまたまテレビをつけた、どのチャンネルだか知らない。するとナレイションが聞こえた。そして女の人の写真が写った。ナレーションは「私は飼い猫に避妊手術はしない。生まれた仔猫は崖から投げて殺している・・・」と読んでいた。何かの小説の一節のように聞こえた。それにしても、避妊手術を仔猫殺しとは同一には出来ない。彼女の論法で言えば、中絶も子殺しも同一線上にあり、容認されることになる。生命の尊厳などなくなる。もちろん親といえども子どもの命を殺す権利はない。こいつおかしいんじゃないの?とチャンネルを変えてしまった。それにしてもそんな人の作品を読んで、バカな連中が真似しないといいんだがと思った。
夕べPapasanに「こんなテレビをちょこっ見たよ、おかしいんじゃないかな」と言ったら、同じテレビを見ていたそう。それによると、あの一節は小説ではなくエッセイだったのだという。しかも女性の作家は実際に仔猫殺しをやっていたのだという。またまたあきれ返った。
避妊手術が人間の勝手であることはわかっている。避妊しなければ妊娠する。これまた当然。妊娠とは新たな生命の誕生である。そこには避妊とはちがう世界観があるはずだ。生命を誕生させてしまったなら、責任をもって最後まで仔猫は育てるべきだと私は思っている。
今日の朝日新聞を見たら、小さくこの日本経済新聞に書いた作家のエッセイに対する環境大臣の「残念・・」というコメントが載っているのをみた。この作家は坂東真砂子というタヒチ在住の直木賞作家らしい。やっぱりおかしな精神の持ち主のようだ。それにしても、メディアにも常識がなくなったらしい。センセーショナルな投稿とでもおもったのだろうか。
webを探すと、こんな記事が載っていた。
exciteニュース
http://sleipnir.excite.co.jp/News/society/20060824130006/Kyodo_20060824a451010s20060824130006.html