Cogito

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春一番

2008-02-23 23:29:03 | インポート

目薬が終わりそうなので、午前中、眼科へ行った。眼圧はずっと下がっているようだ。4月にもう一度視野の検査をするので、予約してきた。

眼科を出ると外がすごい風。突風で店先のみやげ物が飛び、店員さんがあわてて片付けていた。怖いくらいだった。テレビで春一番だと報じていた。春一番が吹いたら、春遠からじってことかな。

その風の中を平塚市美術館で開催されている「河野通勢展」を見に行ってきた。10代から20代にかけて描いた長野の裾花川の風景はすごくいい。デッサンもいい。ところが東京へ出てきてからの作品はちいともおもしろくない。東京へ出てからは挿絵画家として仕事が舞い込んで、絵を描いている時間がなくなってしまったようだが。東京なんかへ行かなければよかったのに、とは思うが、それもまた彼の定めだったのだろう。長野で樹の命と対峙していられたかどうかもわからないことだし・・・

だれだったかな、初期の作品は力強くて素敵だったが、晩年きれいなおとなしい絵になってしまって、興味が半減した画家がいたなぁ。

食事をしないで行ったので、美術館の会館内にあるレストトランへ行った。経営者が代わっていて、美味しかった。これならまた利用しよう。

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MOA美術館

2008-02-18 21:21:39 | アート・文化

Ume お天気もよかったので、乾山と光琳展が26日までなので、紅白梅の図を目的に行って来た。月曜日だから空いているだろうと予想して。

上の駐車場に車を止め、チケットを買いに行くと、そばにテーブルが出ていて会員招待日と書いてあり、そこで受付をしている。MOA会員であったこともあるが、招待日なんてあったかな。

中に入ると驚いた。東京並みの混みあいである。いやだな~、悪いときに来ちゃったよ。観客の話を聞いている限り、さほど美術に造詣があるようには思えない。ともかく、紅白梅の図を客が少ないときを狙って二度入って見て来た。この絵を見て、すごく感激するときと、あんまり感激しない時がある。今日は感激しない方だ。多分この人でのせいだろう。

特別展のためか、おなじみの聖徳太子の木彫や浮世絵、陶器は展示してなかった。器は乾山があったからかも。

Gate 食事に行くと、これまたいっぱい。懐石料理のお店があったのだが、いまは休業しているとかで、やむなく甘味処でおしるこを食べ、戻ってくる。

1 ヘンリー・ムーアの像のあるところから海をみる。伊豆半島の左手にぼんやりと大きな島が見える。利島は斜めにのぞいている。そこで係りに「あの島はなに?」と聞いてみた。三宅島だという。「うそ~、ここから三宅島が見えるの~、知らなかったなぁ」と疑わしそうな声。「ほら噴煙が上がっているでしょう」と係。「ほんとだ」とは言ったけど雲に見えないこともない。「角度から言えば、三宅島でいいんだけど。熱海っ子だったけど、初めて見たよ」「でも、年に数回しか見えないんですよ」「ふ~ん」飛行機から三宅島は見たことがあるが、大きな島だ。

Niijima 家に帰って、疑り深く地図を広げ、角度を測りながら眺めてみた。距離からすれば、大島と利島の間に見えてもいい。位置から判断すれば、三宅島と言ってもいいようだが、三宅島は丸い形をしている。さっきの島は左手に山があり、細長い形をしている。神津島や新島は細長い。う~ん、まだまだ半信半疑ではある。

引っかかると執念深く調べる。伊豆七島の観光案内やマップを見ている。島の全景が写っているものは三宅島しかないが、これで見る限り私の見た島影は三宅島ではなさそうだ。新島かもしれない。よし、お天気のいい日を見計らって、実際に島影を見に船で行ってこよう。

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冬のクモ

2008-02-17 10:32:11 | クモ日記

寒いのでデスクトップのある窓際に来るのがイヤだ。書き込みだけはノートでするが、写真や八芸会の経理はここまで来なくてはならない。来たついでにクモの写真を入れておこう。

1月に部屋に出てきたクモ。体長8mm。

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前の教室の天井から下りて来たクモ。体長3mm。

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2月16日

トイレの天井にぶら下がっていた。

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泥縄

2008-02-17 00:45:29 | 

朝のうちは晴れていて暖かかった。

「家の中でストーブたいているより出かけて光を浴びた方が暖かくていいよ」「そうだね、出かけようか、MOAに紅白梅の図を見に行こうか。この時期、まだ展示してあると思うから」「そういえば久しくお目にかかっていないね。じゃ~そうしよう」と言っているうちに空が曇ってきた。「寒くなってきたからやめよう」てなことで、外出はやめにした。

「あんこを作って饅頭でもつくろうか。」そこで小豆を火にかけた。あんこなら火にかけても見張っている必要はない。豆が煮あがって、はたと気がついた。漉し袋が穴があいていたので処分してしまったことを。さらしを出して、手ぬぐいの長さに切って、手縫いで縫い始めた。針を持つことなんて、ネコの首輪を作るときだけだ。ぶすくさいっていると「ミシン、倉庫にあるから持ってきてあげようか」「あのミシン、もう使えないと思うよ。使えたとしても、ミシンを出してもこれだけ縫ってすぐしまうんなら、手で縫った方が早いよ。」ネコの首輪より早いかもよ」袋縫いで仕上げた。袋をいったん熱湯で煮た。「泥縄とはのことだね、これでも洋裁学校に行ったんだ」と笑いながら。

                                                                

そうだなぁ、日本人が針を持たなくなってかなりになる。大量に安くて品揃えのあるい既製品が入ってはきているからだ。食品もそうだけど、これも労働力の搾取だなぁ。しかも日本の生産力は落ちているから、国内は空洞化が起こっている。たしか中南米でも安くてむしろ縫製のいい中国製品が出回って、縫製工場がつぶれ、職を失う労働者が増えていると聞いている。これもグローバリゼイションの結果かねぇ。

                                                               

小豆餡はよくつくる。餡は漉し餡の方が好きだ。この餡を使って、いろんな和菓子を作っている。一時、栗の甘露煮を使って、栗蒸羊羹を作っていた。桃山、黄身時雨なんかも作った。ただし小豆餡は作るけど、白餡は作ったことがない。生餡を買ってきて、砂糖を加えて練って使っていた。あるとき、小豆の生餡も買って使ってみた。美味しくない。小豆がよくないんだ。なら、白餡も白インゲンを使って自分で煮た方が美味しいのだ出来るだろうと、それ以来白餡の必要なものは作っていない。餡は練って冷凍しておけばいいんだな。

饅頭つくりは明日にしよう。よく熱海の仲見世で、見えるところで温泉饅頭を作っているのをじっと眺めていたものだ。小さく切った粉の生地に餡を包んで、くるりと包む、ただそれだけのことなのだが、その手際のよさに見とれていたのだった。自分で作るとそうははいかない。出来上がったものは田舎饅頭のように、薄いところ厚いところ、それぞれで美しく仕上がらなかった。生地がゆるいと扱いにくいし、硬すぎても伸びない。久しくやっていないから、また田舎饅頭になってしまうかな。小麦饅頭にしようか、それともじょうよ饅頭にしようかな。

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ユンディ・リ

2008-02-14 23:08:14 | アート・文化

私の大型のラジカセが壊れてしまった。CDを取り出すところを無理に引っ張ったら壊れてしまったのだ。ラジオやテープには使えないことはないが、CDがかけられないのは不便。そこでPapasanの小型のラジカセをもらってきた。小さくても音はいいはずだから。扱いの練習をかねてまずはグレングールドのバッハを入れた。毎朝、同じ曲を聴いている。

ユンディ・リの新盤が届いた。ユンディ・リは中国人のピアニストである。新盤は小沢征爾のベルリンフィルとの共演。ラヴェルとプロコフエフのコンチェルトだ。彼の系統から言えば、ラヴェルはわかるがプロコフエフはどうだろう。しかもプロコフエフのピアノコンチェルト2番はどちらかというとマイナーな曲だ。さっそくかけてみた。曲はいかにもプロコフエフらしいつくりだが、それをドラマチックに弾いている。ほほう、成長してきたね。同じ東洋人の先輩として、小沢征爾がずいぶんをバックアップしているみたいだ。

ユンディ、リを知ったのは、彼がショパンコンクールで優勝したときの演奏を聴いて、なんて音が澄んでいるのだろう、これは天賦の才能だろうと思った。あれからもう何年か経っているが(いくつになったのだろう、ショパンコンクールで優勝したのは19歳だったかな??)、以来、彼のレコードは新版が出る度に買って聴いている。ショパン、リスト、シューマン、チャイコフスキー、etc.と弾いている。このあたりは彼の持ち味が発揮できて、実にエモーショナルだ。

毎朝、新盤を聴いていると、彼の弾くラヴェルよりプロコフエフの方がおもしろい。

もっとも、彼がベートーベンやバッハを弾く日を待っているんだが。

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