天功の蔵元、小玉酒造から今年もお中元を頂いた。味噌と醤油とあきたこまちの無洗米だった。天功を注文するたびに大潟村で生産した米の宣伝が入っていたが、米は、ずっと小田原の農家が生産した「きぬひかり」を使っているので、そのままにしていた。無洗米のあきたこまちはお味見にということなのだろう。
無洗米が売り出されたときから、知ってはいたが、わざわざ無洗米にしてくれなくても自分で研ぐことができると無視していた。お米を研ぐのが面倒だと思っている人たち向けのものだと思っていたことは確かである。だから手にはもちろん、見もしなかった。
で、頂いた無洗米を炊いてみた。ウチは陶器の釜を使っている。米袋に書いてあるように、釜に分量の米を入れ、やや少な目の水を入れ、50分浸しておく。いつものように炊いた。ちょっと固めだったが、ご飯は美味しかった。翌日は通常の分量の水で炊いてみた。美味しい。米が美味しいのかも。
やっと無洗米に関心がわいたので調べてみた。全国無洗米協会というのがあって、解説が出ていた。
興味のある方はここをどうぞ
http://www.musenmai.com/musenmai.html
無洗米の作り方は糠で削るというのは知っていたが、他にも方法があるようだ。もうひとつ無洗米はリサイクルに役立っているということだった。これはもう一度考え直してもいいことだろう。
無洗米の能書きを読むとメリットばかりだ。ならどうしてもっと普及しないのだろうか。そこでデメリットを考えてみた。
たぶん、設備投資にお金がかかるのではないだろうか。それがお米の単価にかかってくる、お米は主食だから、研ぐ手間の方を選ぶのだろう。環境汚染と言っても、確かに負荷はかかるが、それでも化学物質ではない。
それと健康志向で玄米や胚芽米や、七分つき米を好む人も増えているから、あえて無洗米を使う必要はないのかも。