ツバメを見た。3羽。
ソメイヨシノ散り始めた。隣のマメザクラも華やかに咲いている。山吹の黄色い花も咲いた。桜桃の実も丸く膨らんできた。なんとヤエザクラの蕾もピンクがのぞいている。まだ3月だよ~。ほんと、みんな、早すぎるよ。
お土産に純米吟醸「酒中楽康」を貰った。後藤酒造のこのお酒は前に飲んだことがある。弁天というのもあったと思う。
使用米:山形県産酒米 出羽燦々 100%使用
精米歩合:50%
日本酒度:+4
「お父さんの密造酒」以来、どぶろくと言う文字に弱い。市川さんからの案内でこの文字を見つけて、さっそくに注文した。「平井城の隠し酒」という群馬県藤岡市の松屋酒造のものである。
原材料:滋賀県産減農薬有機栽培米
「玉栄」100%使用
アルコール分:14度~15度未満
日本酒度:-18度~-20度
酸度:1.3以下
杜氏:松原三友
仕込水:鮎川伏流水
「お花見だ。お花見だ」とさっそく開けた。クールで届いたから冷えている筈。-18度だから甘いかなと思ったが、口開けは酸っぱい。私は酸っぱいのはあんまり好きではない。自分でつくったどぶろくみたいだ。でも、もろみの粒粒が口当たりいい。栓を緩めて冷蔵庫に入れた。味が変わるはずだから、何回も少しずつ飲んでみよう。
夕食のとき飲んでみた。さっきとは違って甘くて美味しい。冷えたせいかも。
使用米:玉栄 自然農法米
精米歩合:55%
日本酒度:±0~3度
酸度:3.2度
仕込水:鮎川の天然伏流水
酵母:桃色酵母
杜氏:松原三友
こっちもあけて飲んでみた。粒々は同じく。香りがいい。きれいなピンク。でも口にしたときはまろやかなのだが、後味はこっちの方が酸っぱいかな。お福酒造の桃色にごり酒もこんな色だった。お福さんのは粒々ではなかったから、もう少し乳紅色だったし、アルコール度も低かった。
「2ケ国語をなめらかに話せる人をバイリンガル、多くの言葉が出来る人をマルチリンガルと言う。では、1ケ国語しか出来ない人はなんていうか」筆者がアメリカ人に問いかけられたのだそうだ。正解は「アメリカン(米国人)」英語がどこでも通じると思い、外国語を学ぼうとしないアメリカ人の驕りをちくりと刺す冗談、とのこと。思わず笑ってしまったが、この風刺は言葉だけに限らない。アメリカが世界の中心だと思っているし、アメリカのすることは全て正義だと信じて疑わない人々も多い。いや、外国のことだけでなく、自分達の国政にも無関心な国民も多い。国土が広いから井の中の蛙であっても無理はない。こんな狭い日本だって、まだまだ社会の動きなんてどこ吹く風で、関心を持たず、自分のことしか考えない人も多いのだから。
まだ高校生の頃、平塚の予備校の夏期講習に通っていた。そのとき、教えてくれた英語の先生が、アメリカ留学時代の経験を話してくれたのだが、そのなかにこんなことがあった。
どこかの公園で、そのときは公園の名前も話してくれたのだが、いかんせん遠い過去、忘れてしまった、先生がベンチに座ってドイツ語の本を読んでいると、隣に座った男性に「この本の言葉はどこの言葉か」と声をかけられた。「ドイツ語です」と答えると、「へぇ~、ドイツ語なんてどうしてそんな言葉が読めるんだ」と感心したように言った。そこで先生は「日本語も出来るよ」というと、相手はさらに驚いて「どこで日本語みたいなむずかしい言葉を覚えたんだ。お前は天才か」と感心したそうだ。それを聞いて生徒の私は大いに笑った。先生は鼻筋の通ったハンサムな人だったが、それでも東洋人だとわかるのに。
そのころ、映画のシナリオをやたらと読んでいた。映画を通して英語を覚えようとしていたのである。映画はよく見るほうだったから。そのシナリオは覚えていないが、末尾にある日本人の話が載っていた。彼がアメリカ人から、からかわれ、逆襲した話である。
Which -ese are you、Chinese、Javanese、or Japanese?
そこで
Which -key are you、Yankee、monkey、 or donkey?
相手はあっけに取られたそうである。英語で当意即妙な返答が出来るようになりたいものだと思ったものだ。駄洒落は好きではないが、ユーモアや風刺は好きである。
言葉って言えば、シラク大統領がEUの席で、フランス代表がフランス語でなく英語で演説したといって、退席してしまったとニュースで読んだ。これも、なんともねぇ。シラクさんって、あんがいアメリカンだったりして。
それにしてもフランス、特にパリは大変だ。法案に反対してのデモである。法案に反対してデモ行進し、意思表示するフランス国民はさすがだ。そういう意味で言えば、ベラルーシのデモも、民主化を求め、なんでも政府のいうことをきくおとなしいヒツジからの脱皮だから、けっこうなことだけど、流血はよろしくない。