時折光は漏れるが、どんよりとした、寒々しい日だ。
おおつごもり(大晦日)、頂いてあったたくさんのレモンをみずみずしいうちに、と絞った。折角の自家栽培の無農薬レモン、傷のない皮は表皮だけすりおろして、冷凍する。絞り汁は、ちゃんと漉して、製氷皿に入れて冷凍する。凍ったら、ジプロック袋に入れて冷凍室へ。キューブ一個が15cc、シフォンには20cc使うので、いつも2個解凍して使うことになる。今のレモンはまだ小さいからスクイザーでちょうどいい。
それでも数があるから、午前中かかってしまった。手はレモンの香りでいいが、酸のせいで皮膚はぶよぶよになった。
レモンの傷のある表皮は、そいでブランデーにつけた。コーヒーリキュールを初めとして、ティーリキュールなど、ケーキに使うリキュールは手作りしている。レモンの表皮を漬けるのは初めて。果実の綿の部分には苦味がある。もっとも今回は果実酒ではなく香が主体だから、綿が入ってもいいのだが、でもちゃんと綿ははずした。はじめは包丁でそいでいたが、思い出したようにピラーでやってみると、扱いが慣れていないので、長く大きくはそげないが、細かくならこっちの方が楽だった。道具は使ってみるものです。
いつも地元のレモンがあるうちは生を使うが、地元産がなくなる夏からは、この冷凍したジュースと皮を使っている。週に何度もシフォンを焼くので、この冷凍のレモン汁は役に立っている。
これを書いていたら、Papasanが「テレビで美味しそうに天ぷらそばを食べているから食べたくなった。お昼につくって」と言い出した。じゃ~、海老を解凍して、と支度にかかった。ねぎを切り、自家製めんつゆをのばす。鍋に湯を沸かすのと天ぷらを揚げるのと同時進行。うん、美味しくできた。Papasan曰く「美味しいものが食べられて幸せ」と。そうだよ、元気だからだよ。
片づけをしながら外を見ていると、町民センターの塔の上になにやら止まっている。もしかして、と単眼鏡を出したが、よく見えない。やはりバードウォッチング用の双眼鏡を買わなきゃいけないかな。どうもトビみたいだ。でもお腹の部分が白く見える。ノスリかな。あそこにはハヤブサが来ていたのだが昨今はお目にかかっていない。
ミンスクのアンドレイさんからHappy New Yearのメール。早いな。
29日、渋滞にならないうちにと、大磯までカマボコを買いに出かけた。たった2本のかまぼこののために大磯まで、酔狂なことではある。でも天気がよくて、かすんではいたが富士山も顔をだしていた。くだりが混んでいるので、ドライブ納めだと言いながら、ターンパイクを上って、大観山経由で帰って来た。