Cogito

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大晦日

2011-12-31 12:29:06 | インポート

時折光は漏れるが、どんよりとした、寒々しい日だ。

おおつごもり(大晦日)、頂いてあったたくさんのレモンをみずみずしいうちに、と絞った。折角の自家栽培の無農薬レモン、傷のない皮は表皮だけすりおろして、冷凍する。絞り汁は、ちゃんと漉して、製氷皿に入れて冷凍する。凍ったら、ジプロック袋に入れて冷凍室へ。キューブ一個が15cc、シフォンには20cc使うので、いつも2個解凍して使うことになる。今のレモンはまだ小さいからスクイザーでちょうどいい。

それでも数があるから、午前中かかってしまった。手はレモンの香りでいいが、酸のせいで皮膚はぶよぶよになった。

レモンの傷のある表皮は、そいでブランデーにつけた。コーヒーリキュールを初めとして、ティーリキュールなど、ケーキに使うリキュールは手作りしている。レモンの表皮を漬けるのは初めて。果実の綿の部分には苦味がある。もっとも今回は果実酒ではなく香が主体だから、綿が入ってもいいのだが、でもちゃんと綿ははずした。はじめは包丁でそいでいたが、思い出したようにピラーでやってみると、扱いが慣れていないので、長く大きくはそげないが、細かくならこっちの方が楽だった。道具は使ってみるものです。

いつも地元のレモンがあるうちは生を使うが、地元産がなくなる夏からは、この冷凍したジュースと皮を使っている。週に何度もシフォンを焼くので、この冷凍のレモン汁は役に立っている。

これを書いていたら、Papasanが「テレビで美味しそうに天ぷらそばを食べているから食べたくなった。お昼につくって」と言い出した。じゃ~、海老を解凍して、と支度にかかった。ねぎを切り、自家製めんつゆをのばす。鍋に湯を沸かすのと天ぷらを揚げるのと同時進行。うん、美味しくできた。Papasan曰く「美味しいものが食べられて幸せ」と。そうだよ、元気だからだよ。

片づけをしながら外を見ていると、町民センターの塔の上になにやら止まっている。もしかして、と単眼鏡を出したが、よく見えない。やはりバードウォッチング用の双眼鏡を買わなきゃいけないかな。どうもトビみたいだ。でもお腹の部分が白く見える。ノスリかな。あそこにはハヤブサが来ていたのだが昨今はお目にかかっていない。

ミンスクのアンドレイさんからHappy New Yearのメール。早いな。

                                                        

29日、渋滞にならないうちにと、大磯までカマボコを買いに出かけた。たった2本のかまぼこののために大磯まで、酔狂なことではある。でも天気がよくて、かすんではいたが富士山も顔をだしていた。くだりが混んでいるので、ドライブ納めだと言いながら、ターンパイクを上って、大観山経由で帰って来た。

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予防注射にひと騒動

2011-12-28 23:14:14 | インポート

1年に一度、ネコを予防注射に連れて行く。これが大変。ネコがそろうことはまずない。しかも近くの獣医さんは予約制である。予約をしても猫がいるとは限らない。

今朝も10時20分に予約をとった。チャドは朝から外に出て行ったので、いないのは承知。いるのから済ませてしまおうと思ってラッキーを籠に入れた。前の教室ネコは前もって、窓を閉めてきたにもかかわらず、私が籠を持っていったので、気配を察知したらしく、窓をあけて逃げてしまった。トンガは猫なで声で呼ぶPapasanにつかまって来た。リビアは見えるところにいるがいくら呼んでも頑として来ない。こんなところは利口だ。

まずは2匹つれて注射を済ませてきた。午後は3時からだという。程なくチャドは帰ってきたが、もちろんチャドはこの騒動は知らないからのんびりしている。リビアはなかなか帰ってこない。どうせなら二匹いっしょに連れて行きたい。和美さんにメールをしておいた。3時過ぎ来てくれるという。

3時過ぎ、和美さんが来てリビアはやっと捕まった。そしてケースの中に押し込んでくれた。チャドは寝ているからすぐ捕まって、かごに入れた。Papasanと和美さんが二匹をつれて注射にいった。行けば何秒しかかからないのだが、行くまでの猫の合唱。この行事は一仕事だ。今年もどうやら終わってやれやれ。

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寒い日

2011-12-27 23:19:50 | インポート
 
 
 
 
 今冬一番の冷え込みだそうだ。とにかく寒い。
今日は注文日。そしてマッサージをしてもらう日でもある。予約は10時なので、その前に娘の誕生日なので、Birthday cardを送り、前の教室に行く。何かと用事はある。
                                                       
沖永良部からたくさんユリの花が届いた。みんなに分けた。これをすると正月気分になる。
                                                       
ここ数日、パーティのとき、夏にスリランカを訪れたHさんが、国営の茶農園と民間の農園との管理の差を話していたのが気になっていた。今国営の茶農場はあるのだろうか、と。どこでも国営の農場の方が管理は悪い。
                                                       
先日、テレビのホテルの紹介番組でヌワヤエリアの総督の邸宅をホテルにしたのを紹介していた。そのとき総督はヌワヤエリアでコーヒー栽培を始めたのだが、気候に合わず、茶の栽培に変更した、というような歴史を語っていた。へ~、それは知らなかった。コーヒーの栽培は、少量だが今も続けられているそうだ。
                                                       
英国の植民地時代に、茶の栽培が導入され、生産物になったわけだが、その茶の栽培に英国人たちは労働者としてインドからタミル人を連れてきた。たぶん強制的だったろう。彼らのシステムはエステイトと呼ばれる小規模な農園をたくさん作って、安い賃金で、収益を上げていた。スリランカがイギリスから独立したとき、農園は国営にしたが、このイギリス人たちがつくったシステムをそのまま温存し、安い労働力としてタミル人を使い、収益は政府が頂いていた。なんのことはない。トップが替わっただけ。生活改善、賃金改善はされなかったから、当然タミルには不満は残ったろう。しかも英国人の代わりにシンハラ人が支配階級を占めた。たぶん、今はエステイトを支配している英国人はいないのではなかろうか。
                                                                                                                                                            
利口なカラスは玄関先で鳴いても気がつかないときは、台所のフェンスにまわってくるようになった。フェンスに来るのはいいが、ちょっと距離があるので、とまる場所によっては、投げる力の加減が難しくなる。したがってカラスも受け取りそこなって落とす確立も増える。それでもデカカポ(二羽のうち体が大きい方をこう呼ぶことにした)はまだ近くに来るからいいが、もう一羽のカポ2(このカポはデカカポより体は小さいし、嘴をあわせたとき、真ん中辺に隙間がある。端合わせが悪いから「嘴悪」としようと思ったが、ちょっとかわいそう。で、カポ2にした)はやや離れたところに止まるので、そこまで上手に投げることはなかなか。するとかぽ2はフライングキャッチを試みようとするのだが、半分は落としてしまう。
でもよくしたもので、取り損なった肉片はハシボソが来て、片付けてくれる。ハシボソだって、フェンスや枯れ葉の中の肉片はとりにくいだろうが、それでも何とか努力してとっていく。
                                                       
裏のがけのブッシュにウグイスが来てチョッチョとなきながら徘徊している。メジロたちも集団で来ている。シロハラもシベリアから帰って来た。モズもいる。メジロにシフォンを細かくちぎって投げたら、左からすいと来た鳥がキャッチしてシフォンを持っていった。不意のことで確認は取れなかったが、大きさから判断すると、たぶんヒヨドリだろう。
今年は我が家の柿は生り年ではないのだが、例外に一本だけはすずなり。台所からは見えないが町民センターからの帰り、鈴なりぶりは確認している。その柿が無くなるころから、シフォンを焼く回数が増えるだろう。
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恒例のパーティ

2011-12-24 23:12:36 | インポート

23日は恒例のパーティだった。いつものように常連さんが集まった。

ケーキは9種類作った。2日前に大掃除があったのがちょっときつかった。疲れてどうしてもその午後が仕事が出来なかった。で、時間切れになってしまったものもある。とにかくケーキを頭で考えて、作り上げていくのは楽しい。みんなは大変でしょうというが、作っている本人は楽しいことなのだ。まして発展途上にあるケーキを次はどうしてみようかなどど考えて、試しているのは実に実に楽しいことなのだ。

今回は、ゲストを招いて紙芝居「東京大空襲」を上演してもらった。この紙芝居は読み手である、Mおばさんが6年生のときに実際に体験した東京大空襲を紙芝居にしたもの。読み手のMおばさんは思い入れがあるから、おばさん以外はなかなかうまく読めない。こんなときだからライブ録音をしてもらった。

内容も絵も十分承知しているものなのだが、自然と涙が流れた。で、思い出したように紙芝居のカテゴリーをつくった。他の紙芝居もアップしていこう。

                                                             

今日はその片付けの続き。台所と教室を往復するだけなのだが、行ったり来たり、1ケ月分は歩いたと騒いでいる。それでもシフォンは焼いた。

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なんとも 胸糞悪い話

2011-12-18 23:18:04 | 日記・エッセイ・コラム

チェルノブイリ原発事故で国土が25%近く汚染されてしまったベラルーシの現状を取材している報道番組を途中から見た。被爆地を車で測定しながら走っている。放射能は高い数値を示している。外に出ると数値は一気に跳ね上がる。25年経ってもまだこんな状態、汚染は少しも変らない。汚染された食物を食べて、被害は増えている。障害を持った乳児、心臓病の子どもも増えている。おそらく内部被爆のせいだろう。ところが病院を訪ねると、医師たちは口をそろえて、放射能の影響ではないと答えている。放射能被害を表面に出してはいけないのだという。ええっ、なんで~、いまごろになってそんな態度をとるの?実際に知り合いたちにも病人が出ているし、明らかに放射能の影響なのに。ベラルーシから追放され、ウクライナにいる医師が話してくれた。

                                                         

そして裏が分かった。ルカシェンコ大統領はロシアと共同でベラルーシに原発建設を推進する合意をしたのだ。だから放射能汚染や危険視する発言は禁止されているのだという。なるほど、緘口令ってやつですね。これでわかった。この大統領は、大統領に当選したときから、ちょうどそのときミンスクにいたから、ベラルーシのテレビで見て知っていたし、国旗を変更するときも(このときもベラルーシにいた)これでもかこれでもかとテレビに出て反対者の意見を封じて、あまり好感は持てなかった。ヨーロッパ最後の独裁者と言われているが、たしかに法律を変え、任期を延長し、権力を集中させてしまっている。とはいえ、一応国民が選んだことになっている。

原発推進の影で、大勢の被爆者がどう扱われるのかと思うと心が痛む。

                                                                         

【モスクワ=副島英樹】ロシアは15日、ベラルーシと共同で同国に原発を建設することで合意した。ロシアは原子力を成長産業と位置づけ、外交ツールとしても重視しており、福島第一原発の事故で広がる「原発敬遠」の動きを牽制(けんせい)する狙いがあると見られている。

 ロシアのプーチン首相が同日、ベラルーシのルカシェンコ大統領らと会談して合意にこぎ着けた。インタファクス通信によると、プーチン首相は「ベラルーシは日本のような地震ゾーンにはないが、我々の原発は最新世代で安全性がより高い」と主張。14日には「日本の出来事の教訓は学ぶが、自らの計画を止める予定はない」と述べていた。

 ロシア国営原子力企業「ロスアトム」の専門家も、福島のケースはチェルノブイリ原発事故とは根本的に違い、福島タイプの炉はロシアにはないと強調。こうした発言には「原発批判の高まりやパニックを払拭(ふっしょく)する試みだ」(独立新聞)との指摘が出ている。

 チェルノブイリ事故で放射能被害を受けたベラルーシでの原発建設には、欧州連合(EU)加盟国の隣国リトアニアが反対している。

 ロシアは中国やベトナムで原発を建設中で、計30基の原発輸出計画があるという。国内でも現在16%の原発電力シェアを2030年までに25%へ拡大する予定で、今後28基をつくる計画とされる。

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