Cogito

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マーマレード

2013-04-26 14:11:02 | 

我が家の甘夏を使って、連日、マーマレード作りに励んでいる。

以前は、といっても数十年前になるが、ジャム類をやたらと作っていた。二人の家族になり、ブルーベリージャムは毎年作ってはいるが、他のものは作らなくなっていた。

                                                

陶芸に行った時、一人がオレンジでマーマレードを作るのだと言った。なんのオレンジかは聞かなかったが、スーパーで買ったオレンジだと言ったので、オレンジの産地にいて、まわりものを使うことはない、地場産を使いなさいと、言った。すると、甘夏をもらったから、それと一緒に作る、私の作り方は、皮と実を砂糖で煮て、寒天をくわえて作るのだ、と言った。寒天なんか加えなくたって、ちゃんと固まるよ、そうか、言葉で言うより、実際に見本を作ってやろう、と庭の甘夏を取ってもらい、マーマレードを作り始めたのだ。言ってみれば、お節介のなせる技。

                                                

ためしにwebの中にある、マーマレードの作り方を2,3、読んでみた。どれもペクチンをくわえている。いまどきの人は、こういうものを参考にするから、市販のペクチンや寒天をくわえなければならないと思い込んでしまうようだ。

                                                 

ペクチンはご存じ、果実に含まれていて、ゼリー化を促す物質。私はそれを使ったことがないが、白い粉のペクチンが市販されているのは見たことがある。

                                              

甘夏の皮の綿や種にはペクチンと苦味が含まれている。どちらも水溶性だ。皮をよく洗うことによって苦味を抜くことは出来るが、苦味と一緒にペクチンも流してしまうことになる。だから市販のジャムやマーマレードにはペクチンが補われているものが多い。言いかえれば、煮詰め液が薄くても、ペクチンなどのゲル化剤を加えれば、固める事はできる。手作りの良さは、そんなことをしなくても、材料本来のままで、時間をかけて、じっくりと煮詰めればいい。いまどきの人はそういう基本的なことを知らないようだ。

さらにその人が、セミノールで作ったら、皮が固かったと言った。おそらくやりかたがまずいのだろう。セミノールがあったら、つくってやってもいい。

                                                   

                                                   

甘夏を丁寧に洗い、皮と実を分けて、重量を量った。まずは糖分60%で作ってみよう。皮を薄く刻み、よく洗い、水に浸し冷蔵庫に入れた。実は袋の背中に包丁を入れ、実だけを取りだした。種も分けて水に浸した。両方とも冷蔵庫に入れた。皮の浸し水を口に含んで、苦味を感じると水を替え、これを4回ほど繰り返した。この苦味が好きな人もいるが、私は後味に残るくらいの苦味の方がいい。綿の部分がやや透明になってきたころ、ホウロウの鍋に入れて、ストーブの上にのせた。ストーブの上は火が強くないので、沸騰しない、皮が柔らかくなるまで、放っておいた。皮が柔らかくなったところで、実と量っておいた砂糖を加えて、またストーブにかけた。

                                                   

冬に逆戻りしたような寒さだったから、ストーブをつけっぱなしが、幸いした。さて、問題はここから。煮詰め加減を忘れてしまっている。水の中に煮詰め液をたらし、固まり具合を見るのだが、マーマレードは房が黄色いので見分けずらい。1回目は煮詰めすぎた。湯を加えてゆるくした。2度目は、今度はゆるすぎた。で、また火にかけた。3度目はさすがに経験。もう大丈夫。勘が戻った。

焼きたてのバターロールにつけてみた。美味しい!焼きたてのパンはそれだけでも美味しいが、マーマレードを塗ると、あとをひく。ぺろりと2個、まだ食べたいところだが、止めた。シフォンを薄く切ってのせてみた。これもいける。あはは、お節介のご褒美だ。

                                                       

たくさんできた。冷蔵庫の中は瓶がならんでいる。陶芸にも味見に持っていったし、人にも上げている。甘夏2個で、中ぐらいなジャムの瓶、2本分。家の甘夏は小さいけど。

で、今度は糖度を50%にしてみた。私にはちょっと酸っぱい。55%は未だ試していないが、55%か60%でいいにしよう。

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アルファ

2013-04-21 22:10:20 | 動物記

雄鶏のアルファが死んだ。じっとしていることが多かったから、長くはないと思っていた。数日前、下の斜面でじっと座って日向ぼっこしているのに気がついた。あそこで死ぬのではないかと思っていたら、夕方にはちゃんと部屋に戻ってきた。それから部屋の床でじっとしているようになった。で、ケージの中に入れてやった。それが最後だった。

                                                

アルファはペンタと一緒に2009年5月9日に孵化したから、5歳だった。アルファはアローカナの交配種の青い卵を、チャボのオバサンに抱かせて孵った白色レグホンに似た大きな鶏だった。同じときに孵ったペンタは未だ卵を産んでいるのに、雄鶏は勢力争いで闘うから、消耗度も高いのだろう。そう、チャボのオバサンが孵した初めての雄鶏だった。だからアルファとペンタまではたまごやさんの卵から孵った、いわゆる鶏の大きさの鶏。ペンタは5番目という意味でペンタと名付けたのだから、5羽はニワトリ大だった。後はアルファとオバサンとの交配種、さらにその子どもの交配で、チャボ系で小さい。ただし、最後のシンコは鶏大。いまだって、黙って抱かせれば、オバサンは孵してしまうから、座ったら卵は取り上げて抱かせないようにしている。

                                                

アルファは体の大きな割に気のいい、大人しい鶏で、集団を取り仕切っていたが、他の動物を襲うようなことはなかった。しかし、エンデと血みどろの王座争いで敗れ、仲間外れで1人暮らしが多くなった。そのエンデも数日前、血みどろの戦いの末、クアトロにその王座を追われた。エンデは足を痛め、歩けない状態だった。                                              

鶏の寿命は10年ぐらいだと読んだことはあるのだが、先輩達、シロ、ブチ、ピコも長生きではなかった。たまごやさんの卵、有精卵で、土の上で飼われているとはいえ、採卵目的だから、長寿の目的で改良された鶏ではない。長寿の因子はないのかも。だからここで、いい環境で育てられても、長生きできないのかもしれない。

                                                

肉食用の鶏は50日の命、そして採卵の鶏は2年で処分される。それでいけば、とっくに処分されている筈のペンタはまだまだ元気に卵を産んでいる。それどころか、自分だけは特別ととばかりに、わがもの顔で台所にやってきては、美味しいものを頂戴とねだる。私にはしないが、くれないとpapasanの足を軽くだがつつく。好物はチーズ、肉も食べる。他の鶏たちもチーズは好きだ。

その昔、鶏はすべてコッコ、「みなさ~ん」と呼ぶとみんな集まってきた。鶏だって名前ぐらいは覚えるはず、と試みに名前をつけた。最初は「シロ」、シロはかなり人間の言葉を解した。多くなっても、固有名詞をつけられた鶏たちは、固有名詞で呼ばれると、その鶏だけがやってくるようになった。自分の名前を理解しているのだ。

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2013-04-16 20:09:25

2013-04-16 20:09:25 | インポート

ヤモリが顔を見せた。お目覚めですか?蛾は出ているよ。

                                                      

ベリーズがトカゲをくわえてきた。ガーナもトカゲを取ってきた。トカゲもまだ動作が鈍いんだろうか。二匹が敏捷だから、今年は犠牲者が多いだろうな。そのうち蛇もとってくるだろう。何を見ても遊びにしてしまうネコたちにしてみれば、格好の狩場だろう。

石をめくると、ムカデがいた。急いでペンタを呼んだ。先にベリーズが来て、じゃれる。ダメダメ!あわててベリーズを離した。ベリーズはまだムカデを知らない。狩もするのはいいが、この二匹、痛い目にも会いそうだ。

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一週間

2013-04-12 14:22:26 | インポート

寒いなぁ。ストーブをたき、セーターを着込んでいる。連日用事があったので、風邪をひいてしまったようだ。

                                                                                                                         

火曜日は八芸会の総会。昼食会で壷中庵に行き、そのあとMOA美術館へ行った。浮世絵展だった。おなじみの湯女図がメインだった。帰ってきて会計をし、オレンジババロアケーキを作った。

                                                

水曜日、陶芸。会計を済ませて、うたたねしていると、ピアノの調律に明日伺うという連絡。工芸室の土練のコンセントが接触不良のようだ、他のコンセントから電源を取ると動く、という連絡が入る。そこで金曜日に確認してもらい、電気屋さんに連絡してくれと頼む。

                                                

木曜日、朝早く起きて掃除をしようと言っていたpapasanがこんなときは寝坊した。こうでもしないと、鶏に占拠されて、泥と埃まみれのピアノの部屋の掃除をすることがない。ざっとだが、どうやら間に会った。床を拭く時間がなかったが。日頃しない体形を取ったからか、腰が痛んだ。やれやれ。

                                                      

                                                

金曜日、コンセントが効かなかったのはブレーカーが下がっていたせいだと分かった。ブレーカーを上げると、土練は動いたそうだ。しかしなぜ、ブレーカーが下がったのか。土錬でブレーカーが落ちる原因をセラミックに聞いてみると、土煉のモーターがいかれている、スウィッチの奥に砂が溜まって接触不良を起こしている、などがあげられた。この土練もお窯と一緒に入れたものだから、24年以上使っていることは確かだ。一度、お兄さんが来た時点検してもらうことにした。先の話だが、土練を購入するための積立でも始めないといけないかも。なにもかも老朽化で、頭が痛いよ。

                                                                                                                                       

土曜日。屋根のペンキを塗ってもらうことになっていたので、掃除をしてさび止めを塗ってくれた。本塗りは来水曜日。屋根が広いから大変。二人で一日がかりだった。ほんと、ありがたい!2階の屋根はpapasanが何回か、1階の屋根は毎年のように私が塗っていた。もう腰をかがめての作業はできない。                   

陽気のせいらしく腰痛を訴える人が多い。ご多分にもれず、私も腰が痛い。水平移行なら痛くないので、台所仕事はなんでもない。で、やたらとスポンジを焼いている。焼いたスポンジは冷凍しておく。

                                                    

日課のように台所の窓から外を眺めている。餌台は今はキジバトのために鶏の餌が入れてあるだけ。野鳥の姿はない。カポも来ない。トービーの姿もない。来るのはお気に入りでない、ハシボソぐらいのものだ。

「お友達が来なくてさびしいですね」とpapasanがからかう。「うん、さびしいよ」

一日1,2度、イソヒヨドリがシフォンをもらいにやってくる。だからシフォンの需要は減ってしまった。本末転倒だが、これからは人間用に焼けるよ。

                                                  

今週は春の恵みを頂いた。自家菜園のきぬさや、明日葉、掘りたてのたけのこ、わらび。

昨夜わらびに、重曹をふりかけ、熱湯をかけて一晩おいたのだが、重曹が少なかったのか、なんとなくえぐみが残る。で、もう一度重曹湯のお風呂に入れた。

                                               

テレビは北朝鮮のミサイルばかり。だからテレビは見ない。気狂いだよなぁ、北朝鮮は。ミサイルを発射すればイラクの二の舞だ。いくらバカでもそんなことはしまい。毎度の北朝鮮の手法で、注目を集め外交に利用するんだろうが、ミサイルなんて作るより自国の民に食料を与えてほしいよ。キム体制を替える手段はないものかねぇ。それより怖いのは、北朝鮮を利用している阿部さんの方。日本国民は怖い指導者を選んでしまったんだよ。自衛隊の射撃訓練、こんなことでお墨付きをもらったのか、やたらと砲弾を打ち込んでいる、おかげでガラスがビリっと音を立てている。

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またまた春の嵐

2013-04-06 19:42:11 | インポート

予報では春の嵐、テレビでは被害の状況が映し出されている。役場の放送も注意を呼び掛けている。

総会の書類は全部プリントした。9日に持っていくものをバッグに入れ準備OK。

ひとまず安心。そのあと食事に行くので、その前に旅行の行程を説明できるようにWORDに作ってあった予定表を、Ipadに送った。未だ決定でないからプリントはしない。

                                                

10日ほど早く咲き始めた八重桜を、風で散る前に眺めている。なんと桐の花もつぼみを膨らませている。

                                                

ソウシチョウの姿がぱたっと見えなくなった。昨日の朝、ちょっと見かけたが、今日は全然見ていない。集団で、山に帰ったのだろうか。ヒヨドリはまだ残っているが、これは居残り組のようだ。日がな一日ぺたっと陣取っていることはなくなった。シロハラも移動し始めたのだろうか。私の姿を見て、イソヒヨドリが安心してやってくる。

                                                    

かぽも来るが一羽で来る。抱卵を始めたのかも。トービーも来るのだが、その都度ハシボソに追われて、餌を貰えない。トービーにやった肉を持っていくのはこのハシボソ。どうしてだか、ハシボソは馴れない。馴れない上に横から肉を取っていく、よって可愛くない。性格がイイとかわいがられるのに。可愛がられれば、得なのにねぇ。カラスだけのことじゃないが。

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