Cogito

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バングラデシュで

2010-02-23 00:27:54 | インポート

チャドとスーダンのダルフール問題はやや安心。しかしバングラデシュのランガマティで、少数民族と政府軍、強引に入植しようとしたベンガル人との間で衝突があり死者が出た、とジュマネットからメールが届いた。悲しいことだ。ネットで送れるので、ジュマネットにささやかなカンパをした。

ジュマ ネットのHP:http://www.jummanet.org/

以下メールから:

2月19日、20日の襲撃事件で、多くの情報がジュマ・ネットにも寄せられていま
す。ジュマ・ネットでは現地ニュースを詳細に読み、その後の動向を調べていま
す。もう一度、事件の概要をまとめると以下のようになります。
****
事件発生:2010年2月19日、20日
場所:バングラデシュ、チッタゴン丘陵ランガマティ県バガイハット郡サジェク
・ユニオン
被害者数:死傷者2名(現地情報では死体を隠した、8名の死者があるという情報
がまだたくさん流れています。)負傷者多数。
全焼された家:37軒(19日夜)、約160軒(20日)、寺院、教会、UNDP村センター
それぞれ1軒
襲撃のあらまし:
19日、ベンガル人入植者が強引にジュマ住民の土地に家を建てようとし、ジュマ
住民が抵抗し、それを理由に家に火をつける。20日、ベンガル人入植者がジュマ
住民に出て行くように威嚇、政府軍人がジュマを殴打、抵抗したジュマの一人が
軍人にきりかかった。軍事はジュマ住民を銃撃、ベンガル人入植者は一斉にジュ
マの家に放火した。現在、地区は非常事態宣言がされている。

当時の生々しい様子がわかる写真が見ることができます(一部死体の写真があり
ますので、お気をつけください 1p~3pです)
http://www.flickr.com/photos/unrestcht/

参考URL:
http://www.thedailystar.net/newDesign/latest_news.php?nid=22341
http://www.thedailystar.net/story.php?nid=127367
(2010年2月22日の現地英字新聞)

****

現地では政党、仏教教会、学生評議会等による抗議運動が展開されています。最
近の襲撃事件の中では、非常に規模が大きいだけでなく、軍人の無差別発砲とい
う事態は許されるべきものではないと考えます。

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かぽ

2010-02-22 21:25:53 | 動物記

かぽが来なくなって1週間近くなる。おそらく群れにもどってどこか遠くへ行ってしまったのだろう。子育てが始まったら、いや子育てが終わったら、また来るだろう。毎年のことながらちょっとさびしい。きっとかぽは挨拶して行ったのだろうが、こちらにかぽ語は通じないから、不意にいなくなったように思う。かぽのために安い細切れが買ってあるのだが、これは犬さんだね。

台所から見ていると、ヒヨドリ、メジロの常連に加えて、アオジ、シロハラ、ツグミ、モズがやってきている。ここのところウグイスの姿が見えない。一足早く、山にかえったのかも。えさ台を置けば、どんな鳥が来ているか分かるんだが。

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医者がよい

2010-02-20 23:04:14 | 日記・エッセイ・コラム

なんていうと、大げさだが、あんまり縁のない医者に通っている。ひとつは毎月の眼科。緑内障の気があるので、すすませないように点眼目薬をもらいに行っている。その目の周りが痒く、知らずとかきむしって、まるでメガネザルのようにわっかが出来てしまった。いえいえ、メガネザルは大きな丸い目でかわいいが、年寄りのはれたわっかはお世辞にもかわいくない、いや見苦しい。まぁ見た目はどうでもいいが、なんにろ痒い。眼科に行くと、乾燥しているので、痒くなるのだと言って軟膏を処方してくれた。強い薬だからかゆみが取れたらすぐやめるようにと言って。肌はがさがさになったが、かゆみは取れない。そこでまた眼科に行ったら、軟膏はやめて、乾燥しないようにベビーオイルを塗って置くようにといわれ実行した。でも痒いのはなおらない。

まわりが花粉症だ、仲間が増えたと言ってからかう。花粉症になるほどやわじゃない、といつものことながら頑張っている。花粉症なら、医者が判断してくれるだろうに。でも、ほんと花粉症まがいに、目が痒いし、鼻もくしゅんくしゅんしている。

仕方がないので、今日は皮膚科に行った。もらった薬を全部持って。

もしかしたら目薬でかぶれているのかもしれない、だから目薬をやめてみた方がいいのだけど、差さなければ成らないものなら、目薬を皮膚にこぼさないように、と言って内服薬と顔につける弱い軟膏をくれた。一日2回塗布。内服薬は夕食後の一錠。

緑内障の気があるのは右目だけ。もちろん眼圧を下げる目薬は右目しか入れてない。左は栄養剤を点眼している。だから左目は目薬をさすのをやめてみた。直ってほしいなぁ。痒いのは辛いよ。

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積雪

2010-02-18 20:11:21 | 日記・エッセイ・コラム

朝、カーテンを引いてPapasanが「雪が積もってる!」と叫んだ。でも私は起きない。カメラは?と騒ぐから、ポシェットに入っているよ、と言ってまた寝てしまった。

のそのそと起きだすと、もうかなり溶けてしまっている。この程度でも、我が家には始めての積雪。記録にPapasanが撮った写真を載せておこう。もっとも午後にはすべて溶けてしまった。

Snow

後の窓から

Snow3

庭を

ジャガイモに続いて、新書「ゴマの来た道」と、ついでにフォーレの「パバーヌ」の入ったCDを買った。パバーヌの前は「レクイエム」。演奏もいい。う~ん、この曲は名曲だと改めて聞きほれている。

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ジャガイモ

2010-02-09 13:30:03 | 

昨日は眼科に行った。眼科の待合室は私には図書室である、な~んて、待ち時間が長いから、どうしても本を読むことになるだけのこと。昨日は月曜日だからか、いつもより長く2時間近く待った。診察はいつもと変わらないから、5程度なのだが。おかげで岩波新書「ジャガイモがきた道」(山本紀夫著)を読み終えた。

                                                          期待していたほどのことはなかった。この先生、トウモロコシ、小麦、米といった穀物とそれを主食にして発展した文化論、これがお気に召さぬようだ。要するにジャガイモが主食として文化に貢献してきたことを、文化論者たちは無視している、と指摘したいのだろう。たしかにジャガイモをないがしろにしている文化論はよろしくない。人類はジャガイモにどんなに恩恵を蒙っているかいまさら言うまでもない。原産地のアンデスから、はるばる海を渡り、全世界に伝播し、今でこそ世界中で栽培され、だれからも愛され、食されている事実は、ジャガイモの力だと思っている。北の国ではジャガイモは昔からある植物のように使われている。ネパールの高地でも、特にシェルパの人々が栽培している。                                                           

                                                         

聖書に書かれていない植物だからと、ヨーロッパでは受け入れられなかったこともある。また毒があると敬遠されたこともある。一方、北部では飢饉を救ったのはジャガイモであった。もっともそのジャガイモに病気が発生して、アイルランドでは飢饉が起きた。この飢饉は当時の支配国イギリスの政策によるところが大であり、ジャガイモだけのせいはなかったが、多くの人がアイルランドを捨てたことも事実である。世界にはイモを主食にしている民族は多々ある。またデンプンを取り出して食しているところも多々ある。

                                                         

アンデスを旅したとき、どこの農家の貯蔵庫にも、いろんな種類のジャガイモが蓄えられていた。チューニョも見た。チューニョは収穫したジャガイモを自然に凍らせ、乾かし、水分を抜いて貯蔵に役立つようにしてあるものだ。チューニョは貯蔵にためばかりだと思っていたら、これはジャガイモの毒抜き作業という人間の知恵だったわけだ。それに加え、輸送にも軽くて便利だ。

                                                      

以前、リマの天野博物館でいっしょになった旅行者が、ジャガイモの見学に行って来たばかりだと言って、原種が4500種あると言った。栽培種かと聞きなおしと、栽培種ではなく原種だと答えた。ジャガイモやトマトの原産地はアンデス、そのジャガイモやトマトの原種を追って、テレビで特集していたのを見たことがある。何種類かあることは知っていたが、そんなに原種が多いんだろうか、疑っていた。この本で見ると、数の表記はないが、かなりの数があることは書かれている。それに引き換え、栽培され、改良されたのは7種、しかも私たちが食べているジャガイモはすべて1種類のジャガイモ4倍体のソラヌム・トゥベローサムに由来している。これはちょっと驚きだった。

                                                           

日本に入ってきたのはオランダ人かららしい。ロシア経由で北海道に入ったという説もある。馬鈴薯という言葉があるが、馬鈴薯とジャガイモが同一のものであるかどうか、まだ論争中だという。日本人には聖書になくても関係ないし、イモ類は食していたから、すんなりと受け入れられたようだ。もう少し、日本におけるイモの歴史とイモと人間の関係が明らかにされたら、おもしろいのだが。イモといっても、ジャガイモとサツマイモだけでもいい。「イモ男」とか「このイモ」という卑語はジャガイモではなくサツマイモをさしていたのではないか、と思うからだ。

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