現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

堀おこし

2008-02-09 21:54:06 | 社会問題
東京の雷おこし、大阪の粟おこし、そして名古屋の
“堀おこし”。名古屋名物は「道路の掘り起こし」
というのだ。

たしかに名古屋の幹線道路は年がら年中、工事を
している。片側3~4車線あるから、一本通行止め
にして工事ができるのだ。東京ならこういう工事は
深夜に行われていたと思うのだが、名古屋は平日の
昼のみ。それにしても、ようやく改修工事が終わった
かと思うと、今度は水道、下水、電話線、地下鉄と、
そのたびに掘り起こす。年度末になるといたる所で
掘り起こしている。

今日のように雪が降ると、名古屋は弱い。高速道路も
ストップで市内は大渋滞。道路工事で渋滞気味だった
伏見通りは、通り抜けるのに30分もかかった。
平常なら3分で通れる所だ。それでも誰も文句も言わ
ず、おとなしい「和やか名古屋人」には感心する。

理髪店の出前

2008-02-09 21:13:25 | 虚無僧日記
2/9 今日、平和福祉会の前に、大きな車が
停まっていた。入所者やデイサービスで通って
来られる方たちの散髪をする車だ。一人ひとり
髪を刈ってセットしてもらう。薄くなった髪、
真っ白な髪、銀髪の人も、きれいサッパりして、
みな顔もハツラツ輝いている。
「わー、きれいになりましたね」「そうか、わかる
かね」ニコニコ嬉しそうだ。「家に帰っても家族
は誰も気づいてくれぬわ」ハッと気付かされる。
身内こそ声掛け合ってあげなければならないのだ。

昨今理髪店離れが進んでいる。若者は美容院に
行くそうな。私も床屋に行かなくなって久しい。
近くの床屋さんは、みな暇そうにしている。
「客が減った」と嘆いている。客が来るのを
待っているくらいなら、こうして老人介護施設
や病院に出張する生き残りがあったかと感心。

私も尺八の仕事を待っているだけではイカン。
積極的に出前しようと始めた虚無僧行脚だった。
それを教えてくれたのは一休さんだった。
「風吹かなければ、(尺八を)吹いていけ」と。


育毛に500万??

2008-02-09 20:21:26 | 虚無僧日記
昨年秋から、一日100本近くも髪が抜ける。
四谷怪談のお岩様状態で怖ろしい。
虚無僧は“有髪の僧”「活惣髷(かっそうまげ)」
という総髪がシンボルだから、ツルツル禿げでは
虚無僧に非ず。死活問題だ。

「必ず生えます」の宣伝文句に、500万円も
投資したのに、4年経っても変化がなかった
と訴えて、和解金490万取り返したという記事が
載った。発毛に500万とは恐れ入った。
カツラや育毛、植毛でもそのくらいかかるらしい。

「執着を捨てよ」と人に説きながら、髪の毛に
執着して、ますます毛が抜ける私である。


2月10日 雪

2008-02-09 18:26:13 | 虚無僧日記
午前10時頃から雪が降り始め、次第に街は白一色に。
今日は、午後から中区平和福祉会に出前演奏。
「雪やこんこ・雪の降る街・雪が降る・雪国」など
雪をテーマにした曲を演奏する予定で、「雪が降る
といいな」と思っていたら、雪が降った。

一昨年12月の初め、津軽半島の竜飛岬に行った時、
「雪よ降れ」と念じたら、ホントに雪が降ってきた。
冬枯れ色の木々が真っ白になったのだ。吹りしきる
雪の中で、虚無僧姿で『津軽半島冬景色』を吹いた
時の感動は忘れられない。

モスクワに行って、零下8℃の街頭で尺八を吹いた
時は、指が尺八に引っ付き、管尻からツララが垂れ
下がった。
そんな話しをしながら、尺八を吹奏。みなさん一緒に
歌ってくれた。窓の外は降りしきる雪がどんどん
積もって一面真っ白に。帰りが心配になってきて
早々に引揚げる。帰り、車はノロノロ。1時間もかか
って漸く無事帰宅できた。

ギョウザ

2008-02-09 09:47:23 | 虚無僧って?
「焼き餃子」の発祥地は宇都宮だそうな。
中国では餃子といえば「水餃子」で、戦後大陸から
引揚げてきた人が、「水餃子」を焼いて売り出した
のが初めとか。当初は不評で売れなかったという。

今日では、それを中国で作らせて冷凍にして輸入して
いる。10万トンも輸入されているという。
“毒入り餃子事件”で明らかにされた『日本の食の自給
率4割以下』という問題。世界中で魚介類の需要が増え、
また、トウモロコシが石油に代わるエタノールの原料と
して使われ始めたため、輸入が激減、物価高騰の一因とか。

「世界的飢饉になったら、日本人の7割は餓死する」と
いう。虚無僧の私は、一日一食。肉も絶ち、いただき物
の野菜だけで十分生かされている。食料難になったら、
自分は生き残れるかな?「生への執着を絶った」と言い
ながら、ほくそえんでいる私である。

幻の尺八 一節切

2008-02-09 08:40:14 | 尺八・一節切
『一節切』と書いて「ひとよぎり」と読む。
長さ33cmほどの尺八で、途中に節が1つ
だけあるから「一節切尺八」という。
室町時代、一休さんが吹いたのもこの「一
節切」だ。徳川家康、武田信玄、織田信長
も愛好したといい、それぞれ縁の寺に秘蔵
されている。
そんな江戸時代以前の「一節切」がヤフー
オークションに出された。尺八の歴史を
語るには是非必要な物だ。是が非でも欲しい。
オークションの締め切りは、明日2月11日。
今日一日金策に廻らねば。

ワープロが壊れて

2008-02-09 08:29:12 | Weblog
長年使ってきたワープロ「FUJITSU-オアシス」が、
とうとう壊れた。今まで書き溜めてきた原稿や
住所録が取り出せなくなってさぁ困った。
インターネットで検索すると、中古品を扱う会社
があり、同型の機種は値段が10万。結構するが
稀少品だから仕方ない。せっかく貯まった貯金を
全額吐き出して買った。虚無僧は“その日暮らし。
貯金などするな”という思し召しか。

その後、ヤフー・オークションで欲しい尺八が
ついに出た。長年探し求めていた幻の尺八だ。
価格は10万。残念!ワープロさえ壊れなければ
買えたのに。“欲を捨てよ”とのことか?。
いやあきらめない。