現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

投稿記事500件に

2008-02-14 10:50:10 | ブログ
昨年7月にこのブログを開いてから、投稿記事が
500本目となった。
一日のアクセス件数が500件が超え、ランキングで
500番以内にはいったこともあった。だが、朝起会
もサボり気味、尺八の仕事も準備が間に合わず、スト
レスで頭も薄くなった。

ところで、どんな方が見てくださっているのだろう。
私の知人友人は見ている様子がない。身内はいろいろ
書かれるので困ってるらしい。母も「みっともない、
頼むからやめてくれ」と。万事目立たず控え目が
“日本人の品格”だった。

先日、大須で虚無僧していると「一路さんですか?
ブログ見てますよ」と見知らぬ人から声かけられた。
私の知らない人が私を見ていてくれている。有難い。

外郎売り

2008-02-14 10:20:16 | 虚無僧日記
知人の娘が劇団に入いることになった。オーディ
ションの試験課題が『外郎売り』の口上。俳優や
アナウンサーを志望するなら必須条件とのこと。

「拙者親方と申すは・・・」で始まるあの長文を
まず暗記しなければならない。その上でいかに早く
歯切れよく、流暢に抑揚と緩急をつけて、衆目を
ひきつけるかが問われる。

大須スーパー歌舞伎の間瀬れいしょうの「外郎売り」
を聞いた。初め、にこやかにすべり出し。後半の
早口言葉では、身振り手振り身体全体を動かし、
目をむき出しての迫真の口上。早い。
観客は圧倒され息を呑み、やんやの拍手喝采。
あれでこそ“金になる芸”だ。

暗譜をするには

2008-02-14 10:02:11 | 虚無僧日記
私は暗譜ができないと思い込んでいた。
今年から一念発起、暗譜に取り組んでいる。

たまたまラジオで「痴呆症」について、
「痴呆症にならないようにするには、“自分は
物忘れがひどい、記憶できない”という思いを
払拭すること。まずその思い込みを忘れること」
と言っていた。なるほど、である。

最近、老人ホームなどでの仕事が多くなった。
リクエストに応えて何でも尺八で吹けるように
しておかなければならない。暗譜はプロの条件だ。

プロの条件 暗譜

2008-02-14 09:49:41 | 虚無僧日記
尺八家は暗譜が苦手だ。でもプロを目指すなら
暗譜は必須条件。
歌手はレコーディングする前、500回は歌い
こむという。昔の箏曲家は全曲暗譜していた。
いつでもどこでも、譜面を持っていなくても
すぐ旦那衆のお竹(尺八)のお相手ができた。

箏曲家の鈴木白韻師が言われた。「暗譜して
から500回です」と。「暗譜で100回弾いて
ようやく見えてくるものがある。500回超えて
ようやく自分のものになってくる」と。