現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

吸江寺

2008-02-25 23:33:32 | 一休と虚無僧
高知市吸江町に“吸江寺”という寺がある。
鎌倉時代に、夢窓国師が土佐へ隠棲し、若手
の指導育成のための学問所として建てたのが
始まり。吸江寺とは、禅の公案「吸尽す長江
の水」に由来する。
夢窓国師は、室町の世となって京に上り、
土佐の吸江寺は、廃寺となっていたが、江戸
時代になって、山内一豊によって再興された。

そして江戸時代半ば、宇治に黄檗山万福寺が
建てられた時、その子院として吸江庵が建て
られた。「室町時代にあった吸江庵の再建と
して許可されたのである。
問題は、本当に室町時代に宇治に吸江庵が
あったのかである。

江戸時代の半ば、この宇治の吸江庵に住む
人は、「朗庵(龍安)」と呼ばれ、尺八を吹いた。
そして室町時代にも、まさに一休の時代に
“朗庵”なる人物はいた。



飽食の世に乞食

2008-02-25 09:35:46 | 社会問題

朝起から帰る頃、漸く夜が明ける。
空き地に鳩の群れ。パンの耳が大量に
ばら撒かれている。それをついばんで
いるのだ。その100m先、ゴミ袋の口を
開けて中のものを取り出している女性
がいた。服装はごく普通だ。可燃不燃
の分別をしているのかと思ったら、食
べれそうな物を見つけて口に入れている。
おぞましい光景だ。

しかし明日は我身か。食料自給率30%台
の日本では、世界中で飢饉が起きたら、
日本人の6割は飢えるのだ。


立体駐車場内で死亡事故

2008-02-25 07:39:03 | 社会問題
立体駐車場に車を入れた時、車から降りて
上を見上げてゾッと寒気がした。はるか上
まで車が積み上げられていて、ベルトのよう
に回転する仕掛けだ。人が挟まれる予感を
感じたのだ。
そして昨日のニュース。中で点検作業をして
いる最中、車の出し入れの係りの人がスイッチ
を入れたため、作業していた人が挟まれて
死んだという痛ましい事故だ。

その人が知り合いだったことに尚更ビックリ。
この事件も起こるべくして起きた。“予知”しな
がら防ぎえなかったことに、無念の思いで
ある。すべては“定め”か。

吹き抜けの螺旋階段で事故

2008-02-25 07:22:42 | 社会問題
名古屋駅近くのホテルキャッスルプラザで、
吹き抜けになっている螺旋階段から乳児が
転落するという事故があった。
最近このホテルの前を通った時、何かが
転落する予感を感じて悪寒が走った。

当ホテルの支配人は「予想もしていなかった
事故」という。なるほど手すりが1メートル
あれば、大人でも転落することはないはずだ。
今回の事故は、母親が抱きかかえていて、
乳児がぐずって、手からすべり落ちたという。

ショッピングセンターなどでは、子供連れも
多いから、1フロアーごとにネットが張って
ある。

この事件は『予知せず、予防せず』だったが
事故は起きるべくして起きた。予知能力を
高める修行が求められる。